2023/9/3-4 尾瀬夏合宿

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
尾瀬夏合宿計画書
作成者:磯貝
■日程 9/3-4(日-月) 1泊2日
■山域 尾瀬
■山行目的 尾瀬を楽しむ
■在京責任者/助言役 9/3森口
          9/4 吉田
■在京本部設置要請日時 9/4 19:00
■捜索要請日時 9/5 8:00
■メンバー(8名)
CL 磯貝 SL 朝倉 畔柳 折原 斉藤 吉田 (45) 石田 ベンジャミン
■集合
9/2(土) バスタ新宿 21:30 (朝倉/石田は練馬/川越から乗車予定)
■交通
□行き
バスタ新宿(22:00)-(関越交通高速バス 尾瀬号)-大清水(3:50) 4400円
□帰り
鳩待峠(8:40/9:40/10:40/11:10/12:00/12:30/…/16:40)-(関越交通 戸倉〜鳩待峠乗合バス)-尾瀬戸倉(9:15/10:15/11:15/11:45/12:35/13:05/…/17:15) 1000円
尾瀬戸倉(13:30)-(関越交通高速バス 尾瀬号)-バスタ新宿(17:30) 3900円
■行程
・1日目
大清水-1:10-三平橋-1:15-三平峠(尾瀬峠)-0:15-三平下-0:25-尾瀬沼ヒュッテ-0:20-長英新道分岐-0:45-沼尻-0:40-白砂峠(白砂乗越)-1:10-見晴新道分岐-0:10-見晴(下田代十字路) (計6:10)
・2日目
見晴(下田代十字路)-0:30-竜宮十字路-0:40-牛首分岐-0:45-山ノ鼻-1:20-鳩待峠 (計3:15)
■エスケープルート(必要に応じて山小屋の利用も)
□1日目
・尾瀬沼山荘まで:引き返す
・それ以降:そのまま進む
□2日目
・そのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ブキ □コッヘル □ライター □トイレットペーパー □新聞紙 □ゴミ袋 □エマージェンシーシート □地図(要印刷) □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル(要印刷) □計画書(要印刷) □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □タオル  □モバイルバッテリー  (□温泉セット □着替え□軍手/手袋 □ポール)
■地図
25000分の1:「三平峠」「燧ヶ岳」「尾瀬ヶ原」「至仏山」
山と高原地図:「14 尾瀬」
■共同装備
テント(4+4)
VS-50:磯貝
エスパース:折原→折原/斉藤
鍋(2)
竹:吉田
小竹:ベンジャミン
ヘッド(2)
緑9:磯貝→石田
緑7:ベンジャミン→畔柳
カート(4)
ベンジャミン→ベンジャミン/石田
調理器具セット(1)
ディド:吉田→朝倉
救急箱
有紗:磯貝
■食当
夜 畔柳
朝 朝倉
食物アレルギーのある人は以下にお願いします:
キウイフルーツ・アーモンド・くるみ(磯貝)
■遭難対策費
200円×8名=1600円
■悪天時
前日12:00までに判断
■施設情報
□燧小屋見晴キャンプ場
宿泊料:1000円/1人1泊、約100張、予約不要、問い合わせ先:090-9749-1319
□燧小屋
ルーム代:2000円/部屋、素泊まり代:7700円/人、部屋数:16室(90人)、要予約、問い合わせ先:090-9749-1319
□尾瀬沼山荘
宿泊料金(4名1室):8500円/人、定員:50人、客室数:和室7部屋、要予約、問い合わせ先:0278-58-7311
□尾瀬沼ヒュッテ
料金(1泊2食):10000円~、定員:112人、部屋数:33室、問い合わせ先:0241-75-2351
□尾瀬沼キャンプ場
料金:2000円/1人1泊、幕営数:28張、完全予約制、問い合わせ先:080-5734-7272
□山の鼻小屋
問い合わせ先:0278-58-7761
□至仏山荘
宿泊料金(4名1室):8500円/人、定員:50人、客室数:和室7部屋、要予約、問い合わせ先:0278-58-7311
□山の鼻キャンプ場
テント敷地料:1000円/1人1泊、幕営数:約50張、予約不要、問い合わせ先:0278-58-7761
□水場
山の鼻キャンプ場・見晴キャンプ場・尾瀬沼キャンプ場にあり
□トイレ
鳩待峠・竜宮十字路・東電小屋・見晴・赤田代・沼山峠・三平下・尾瀬沼東岸・沼尻にあり
□温泉
燧小屋(日帰り1000円)
■備考
□日の出日の入り(9/4 見晴)
日の出 5:16
日の入り 18:09
□連絡先等
群馬県警沼田警察署 0278-22-0110
福島県警南会津警察署 0241-62-1140
会津交通舘岩営業所 0241-78-2017
尾瀬観光タクシー 0278-58-3152
—
□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課:提出済
・コンパス:提出済
□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□過去の記録
2022(中止)

尾瀬沼・尾瀬ヶ原ハイク 記録
■日程
2023/9/3-4(日-月)
■山域
尾瀬
■天気
晴ときどき雨
■メンバー
CL磯貝(44) SL朝倉(44) 石田(44) ベンジャミン(45) 畔柳(45) 斉藤(45) 折原(45) 吉田(45)

■共同装備使用記録(持ち出し→持ち帰り)
テント(VS-50):磯貝
エスパース:折原→斉藤

鍋(2)
竹:吉田
小竹:ベンジャミン

ヘッド(2)
緑7:ベンジャミン→畔柳
緑9:磯貝→畔柳

カート(4)
ベンジャミン→ベンジャミン/朝倉

調理器具セット(1)
ディド:吉田→朝倉

救急箱
有紗:磯貝

■タイムスタンプ
1日目(9/3)
4:23 大清水休憩所
5:11 一ノ瀬バス停
6:42 三平峠
7:02 尾瀬沼山荘
7:47 長蔵小屋
8:08 尾瀬沼
10:14 長英新道分岐
10:16 浅湖湿原
10:46 沼尻休憩所
12:33 見晴キャンプ場

2日目(9/4)
5:53 見晴キャンプ場
6:26 竜宮小屋
7:43 山の鼻
8:53 鳩待峠

■総評(文責:磯貝)
 ほとんどの人にとっては初めての尾瀬となった。時期としてはいわゆる閑散期であったが、最後の盛りを迎えた花々と始まりゆく草紅葉の共演は見事なものであった。また、行程にかなりゆとりを持たせたことで、尾瀬沼でビジターセンターの方にガイドをしていただいたり、キャンプ場などでゆったりとした時間を過ごしたりと、今までの山行とは異なる山の楽しみ方をできたのではないだろうか。

■記録
1日目(文責:斉藤)
 高速バスで3:30過ぎに大清水に到着し、ゆっくりと準備をし4:20ごろから行程を始めた。序盤は階段や坂が断続的に続き体力が削られたが、6:40ごろ三平峠に到着、ここからは緩やかな道が続いた。じきに尾瀬沼が見えはじめ、沿岸の登山道で湖畔と燧ケ岳の景色を拝みつつ尾瀬沼ビジターセンターに到着した。こちらでは9:00開始の尾瀬ミニツアーに参加することが出来た。その後行程を再開して尾瀬沼北岸を歩き、12:30ごろ見晴に到着。設営を終えた後夕食までの時間は、あたりを散策したり睡眠をとったり大富豪に興じたりして過ごした。18:30就寝。

2日目(文責:畔柳)
 夜は厚着すればシュラフなしで寝られるのでは、というくらいの冷え込み方だった。事前情報では二日目は朝からしっかり雨の予報だったが、起きてみると気づくかどうか程度の小雨だった。朝食は朝倉先輩のトマトソースパスタをいただいた。朝から贅沢。自分は二回もおかわりさせてもらった。ゆっくり身支度をして6時に見晴キャンプ場を出発。木道を二時間ほど進んで尾瀬ヶ原を突っ切った。木道の上ではストックは使用禁止であることに注意。道の両側はアブラガヤの原っぱ(初日のツアーによると)がずっと遠くの山まで広がっており、そこに点々と池が、その間を小川が流れていた。たまに草原の中に樹木(ツアーによるとダケカンバ)が集まって生えてぽつぽつ島になっていて、これまた大変神秘的だった。あまり人気の季節ではなかったことも幸いしてほとんど他に人がおらず、幻想的な風景を我々で独占することができた。本当に素晴らしい景色だった。その後、山の鼻小屋から一時間ほど山道を上って9時頃鳩待峠に着いた。峠に着いたか着かないかくらいで通り雨が降られたが、鳩待峠バス停前の売店、食堂でやり過ごすことができた。30分ほどゆっくりした後、タクシーで鎌田まで下りて道の駅「尾瀬かたしな」で昼食をとった。我々は誰も知らなかったけれど、尾瀬は尾瀬ドリームビーフという凄い名前の牛肉が特産だそうで、カレーやうどんなど様々な料理に入っていた。料理はどれもボリューミーで大変美味しかった。松茸の天ぷらがおすすめ。また、ベンさんと自分は関東 道の駅スイーツランキング3位入賞のソフトクリームをいただいた。ちなみに石田先輩はこの間一時間強、昼も食べずに足湯に片足突っ込みながら昼寝していた。あれで風邪を引かないんだから凄いと思う。近くの銭湯が13時に開くというので、それまで山を見渡せる展望広場でトランプなどしながらくつろいだ。バスの出発時刻が13時45分だったので、お風呂は速攻、かなり慌ただしかった。畳スペースがあったりしてとても居心地がよく、もう少しゆっくりして行きたかった。帰りのバスは行きよりも一時間ほど早く、5時にはもうバスタ新宿に着いていた。


■感想
◯磯貝
・2ヶ月半ぶりに同期と山に行けて良かったです。
・夜行バスは辛い。
・朝の尾瀬沼と燧ヶ岳はとても美しかったです…!
・行程については、もう少し精査すべきでした(ゆとりが多すぎ)。
・下山後の温泉については、HPのみでなく、電話での確認もするべきでした。メンバーの皆さん、ご迷惑をおかけしました。
・尾瀬観光タクシー・関越交通のドライバーの方がアドバイスや連絡などをしてくださったおかげで、なんとか道の駅の温泉に辿り着くことができました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

◯朝倉
・夜行バスを降りた瞬間から頭上は満天の星で埋め尽くされ、東の空に見えるオリオン座に季節の移り変わりを感じながらのスタートだったが、これはかなり興奮した。
・高校時代からいつか行ってみたいと思っていた尾瀬をようやく訪れることができた。閑散期ということもあって湿原風景の感動もひとしおだったが、尾瀬沼の最序盤で写真を撮りすぎたせいで2日目の尾瀬ヶ原の木道のど真ん中でスマホの容量が無くなったのはかなりの心残りになった。
・施設という施設で「夏の思い出」のメロディーが聴こえてくるのはさすが尾瀬という感じ。昔の人が歌枕を歩き回る心情がわかった気がする。
・1日目午後のハイライトは確実に大富豪です。
・計画の変更がありながらも実行までこぎつけた磯貝くんには感謝しかありません。

◯石田
・夜行バスであまりよく眠れなかったので、一日目の昼前くらいに眠さの限界がきてしまい大変でしたが、その日の夜は非常によく眠れました。気持ちよかったです。
・道中で休息を何回も申し出てしまい、申し訳ありませんでした。
・今までの山行で一番食事が豪華でした。食当のお二方に感謝です。
・夏が来れば思い出す~♪ という歌があったので、満面の水芭蕉を期待していたのですが、水芭蕉の時期は五月ごろとのことでした。その時期にまたリベンジしたいです。

◯畔柳
 一日目の夕飯の食当を担当した。自分で作るのは不安だったので永谷園の麻婆春雨で楽をさせてもらった。一人1.5人前あったけれど皆さんものの15分で食べ終わっていた。そのくらいの量でちょうど良いのかもしれないと思った。今回ドライの卵スープは水からゆでても普通に美味しくできあがることが分かった。
 景色は両日とも本当に素晴らしかった。特に自分は二日目の尾瀬ヶ原に感動した。曇り空で、何かこの世のものとは思えない神聖な雰囲気があった。初日のツアーで玉田さん(ビジターセンターのおじいさん)に聞いたところによると尾瀬は雪がまだ残っている季節がオススメとのことであった。是非来年行きたい。

◯ベンジャミン
夜行バスであまり寝れませんでしたが、その分1日目の夜、テントで寝れました。次回の夜行バス行き山行に向けて、寝不足対策を考えます。
尾瀬を歩くことが出来た上、ビジターセンターの展示とツアーで尾瀬の生物について色々習えて、尾瀬への鑑賞を深めることが出来ました。
偉大な尾瀬ヶ原と、幻想的な尾瀬沼は素晴らしかったです。
遠くから燧ケ岳を望むと登りたくなります...
急に悪天候で行程が変わり、3日間2泊のはずだった夏合宿が2日間1泊になってしまいましたが、メンバーと一緒に楽しい時間を過ごせ、美しい山を体験出来ました。有難うございました。

◯吉田
・天気により行程に変更はありましたが、尾瀬の壮大な湿原の風景を見ることができて良かったです。楽しい体験をありがとうございました。
・靴の紐が何度もほどけて、メンバーに迷惑をかけてしまったので、二重結びにするなど次から改善していきたいです。
・夜行バスでも思っていたよりは眠ることができました。次は折りたたみ式の枕も持っていってより快適にしたいです。

◯折原
・木道だったので両手に広がる尾瀬ヶ原を歩きながら望むことができた。天気は予報ほど悪化しなかったのが何よりであった。
・尾瀬の植物の多様性は瞠目に値する。ガイドの方が尾瀬に生息する植物の名前や分布を教えてくれたことでより一層満喫できた。
・尾瀬での星空観察や雪景色など、再びきて見てみたい物ができた。熊や鹿など野生動物もその一つである。

◯斉藤
・降雨により燧ケ岳、至仏山を断念することになってしまったが、尾瀬沼は想像していたよりずっと美しく、また尾瀬も遥かに雄大だった。両日とも素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。
・高速バスではやはりあまり眠ることが出来ず、一日目は徹夜明けに近い感覚になっていた。前日からアプローチする場合は気を付けたい。
・一日目の途中からリュックの重みで肩が痛くなってしまった。荷物の軽量化に努めたい。