2023/9/13-20 漢拏山(ハルラサン,한라산)ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公
認サークル)
■韓国・済州島 漢拏山(ハルラサン,한라산)ハイク 計画書 第2版 
■作成者:森口(44)
■在京責任者 募集中
■日程 9月13日〜9月20日(山行自体は9月18日)
■山域 韓国・済州島 漢拏山(한라산,Hallasan)
■在京本部設置要請日時  2023/09/18 20:00
■捜索要請日時 2023/09/19 9:00
■メンバー
CL:森口


■行程
13日
東京駅前(バスターミナル)八重洲南口7・8番のりば06:00,06:20,06:30,06:40発→成田国際空港第1ターミナル07:13,07:33,07:43,07:53着(1300円)
11:25 成田空港発  ー14:05 仁川国際空港着
《直行便》BX163便にてソウル(서울,seoul)へ。 
着後バスと地下鉄でホテルへ。到着後は観光
14~16日
ソウルにて観光
17日 
17:25金浦国際空港発ー18:35チェジュ国際空港着
《直行便》TW727便で済州島へ。
バスを使いホテルへ向かう。
18日
6:00ホテルからバスで城板岳コースの登山口まで移動。(約1時間,1000~3000₩程度)
Gwangdaewat(광대왓)発281番バス6:02→Seongpanak(성판악)着7:03
登り:城板岳(성판악)コース 城板岳休憩所→(3.5km・1時間20分)→ソク畑(속밭대피소)→(2.1km・40分)→沙羅岳(사라오름)→(1.7km・1時間)→つつじ畑(진달래밭 대피소)→(2.3km・1時間30分)→頂上・白鹿譚(백록담)(9.6km:4時間30分)


下り:観音寺( 관음사)コース 頂上・白鹿譚(백록담)→(1.9km)→ヨンジンガッ→(1.9km)→ケミモッ→(1.7km)→耽羅渓谷→(3.2km)→観音寺案内所(8.7km:3時間)
※途中売店等はなし


登山口すぐにある路線バス(475番。1150₩)にてホテルに戻る。
在京に連絡。
19日
済州島を観光
20日
バスで空港まで移動
11:15済州国際空港発ー12:25金浦国際空港着
<直行便>7C142便にてソウルへ。
午後は観光をし、その後仁川国際空港に向かう。
22:35仁川空港発  00:55成田空港着
<直行便>MM808便にて帰国。
空港泊の予定。翌日のバスで帰宅。
■エスケープルート
城板岳切符売り場から頂上:引き返す
頂上から観音寺野営場まで:そのまま進む
■地図
漢拏山国立公園
■個人装備
□旅行鞄 □洗面用具 □現金 (□クレジットカード) □パスポート(90日以上の有効期限が必要) □変圧器 □変換プラグ □ポケットwi-fi □着替え □ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □水 □非常食 □行動食(現地で買うことも可能) □登山靴 □替え靴紐□地図 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー □コンパス □ライター □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証□新聞紙 □軍手 □筆記用具□遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)(□帽子 □日焼け止め □カメラ・予備バッテリー)
■備考
・日の出:06時16分 日没:18時36分(9月18日:ソウル)
・韓国に入国の際、法律上、指紋・顔写真の提供義務が免除されている者を除くすべての17歳以上の外国人入国者は、全国にある空港および港での入国審査の際、義務的に指紋・顔写真の登録が必要。
・また、K-ETAについては、2023/07/13現在は日本国籍を有する者は免除されている。
・ハルラ山への入山は、現在人数制限が掛けられている。(登山道による。)今回の2コースを登るには事前予約が必要。
・ライター・ペットボトルなどは機内持ち込みできないので預け入れの旅行鞄の方に入れること。
・海外観光保険に加入(予定)
・時差はなし。


■天候が悪い場合
市内観光に変更
■参考資料、サイトなど
日本旅行 (http://tourjeju.jp/info/halla.asp)


(http://www.ne.jp/asahi/piano/yama/Jeju_Halla.html)


(http://4travel.jp/overseas/area/asia/korea/jeju/travelogue/10532713/)


(http://4travel.jp/overseas/area/asia/korea/jeju/travelogue/10589812/)
K-ETAについて
(https://www.k-eta.go.kr/portal/board/viewboarddetail.do?bbsSn=149928)
入山制限についてと、入山のための予約
(한라산탐방 예약시스템 (jeju.go.kr))
□東大
○教養学部学生支援課 ※開室9:00〜16:50(平日)
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□現地連絡先
○在韓日本大使館
ソウル特別市鍾路区栗谷路6 ツインツリータワーA棟 〒 03142
Twin Tree Tower A, 6, Yulgok-ro, Jongno-gu, Seoul, Republic of Korea
TEL 02-2170-5200 / FAX 02-734-4528
※韓国の国番号は82であり、国際電話を掛ける際は、82+2(市外局番,0をとる)+電話番号
■備考
□登山届提出先
・コンパス:未提出
・大学(東大):未提出
・入山予約:提出
■コロナ対策 
・泊まり山行、特に行程中での食事や入浴が伴う山行では、全員がリスクを理解し合意したうえで実施する。
・山行前の体調管理はしっかりと行う。
・メンバー全員が当日朝検温してパーティー内で共有し、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
・マスクや消毒用品を必ず携帯し、山小屋や人の多い山頂など他の登山者と接触する場では着用、使用する。

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
■韓国・済州島 漢拏山(ハルラサン,한라산)ハイク 計画書 第2版 
■作成者:森口(44)
■日程 9月13日〜9月20日(山行自体は9月18日)
■山域 韓国・済州島 漢拏山(한라산,Hallasan)
■メンバー
■天候:晴れ
CL森口(44)

■総評
海外登山という少し挑戦的な山行でしたが、天候にも恵まれ気持ちのいい山行になりました。(ちなみに次の日は快晴だった。悔しい!)思いのほか現地の人との交流もできて、非常に楽しかったです。四季で様態を変える山なので、いつかまた別の季節に訪れてみたいと思いました。


■タイムスタンプ
沙羅岳(사라오름)     


城板岳(Seongpanak,성판악)7:16発
7:16発
ソク畑(속밭대피소)
8:15着→8:20発
沙羅岳(사라오름)
9:48着→10:06発
頂上・白鹿譚(백록담)
10:42着→11:15発
ヨンジンガッ
11:50着発
蟻頂(개미목)
12:09着発
耽羅渓谷
13:02着発
観音寺( 관음사)観光案内所
14:02着



【CT6:45/ 18.4 km/ ↑1316 ↓1499 m】
■山行記録
一人旅というのは自由気ままに行動できる一方、心細いものだ。ホテルからバス停に向かう道中、1人歩く姿を想像すると、随分自分がちっぽけに思えてくる。バス停で待っていると丁度日が昇ってきた。この向こうが文字通り日本なのかと思うと少しだけ勇気が出てきた。
バスが来た。片言の韓国語で行き先を尋ねる。間違いないらしい。
一時間ほど揺られて、城板岳についた。登山口で入山許可証を見せると、漢字で書いてある名前をなんて読むのか聞いてきた。コロナ禍を経て、日本人が減って物珍しかったのだろう。読み方を教えてあげると、快く見送ってくれた。ハルラ山の登山道はよく整備されていて、とても歩きやすい。その一方、世界遺産ということもあり、オーバーツーリズム対策として入山規制もしてある。富士山の件が話題だったので、参考にしてもいいのではないかと思った。しばらく行くと、音楽を流しながら歩いている一行に出会った。これがうわさに聞いていたやつか!と思ったが、それ以降音楽を流している人には出会わなかった。
加えて、聞いていた話と違って、すれ違う人みんなが挨拶をしていた。おかげで、「アニョハセヨ」の発音だけはかなり上達したと思う。
1人山行はやはりペースが早くなってしまうのか、あっという間に沙羅岳についた。大雨の後はここに火口湖(巨大な水たまり)が現れるらしく、前日の雨を頼りにして期待していたのだが、写真で見たやつの7割ぐらいの大きさしかなかった。調べてみると、嵐の次の日でないとそこまでのものは現れないらしい。いや、そんな日に登山しないよ、、、
登山道に戻ると、おばさんたちが韓国語で話しかけてきた。自分は日本人で、韓国語はわからないと(韓国語で)伝えると、なんと日本語を話してきた。済州島が日本に近いというのもあるだろうが、さすがに驚いた。しばらく行くと、植生が変わって山の頂上が見えるようになった。ここから、近いようで長い道のりが始まる。ペースを上げて頑張り、ついに頂上についた。山頂には、どこから湧いてきたのか意外と人がいて、標柱で写真をとるのに列ができていた。私は2本ある標柱のうち、列が短いほう(要はショボいほう)で写真を撮ることにした。とり終わったら30分ほど休憩。もっと長くいてもよかったが、風が強く寒かったので、足を進めることにした。
ここから暫くはあまり記憶がない。人とほとんどすれ違わなかったし、コースは違うものの、往路と似たような景色だった。1時間半ほどして、白人のカップルとすれ違った。「ここから山頂までどれくらいかかるんだ」と尋ねてきたので、「多分2時間ぐらい」とこたえたら、「でも、google map は15分で着くって言ってるんだよ。頭おかしいよな!」と返ってきた。とりあえず、「頑張れ」とだけ言っておいた。
耽羅渓谷を越えると、ほぼ平坦な道になった。出口を目指して足を速める。すると、若い男性に追いついたので挨拶をして追い越そうとしたら、これまた韓国語で話しかけられた。いつも通り「日本人で、韓国語がわからない。」と答えると、今度はさっきのおばさんよりも流暢な日本語が返ってきた。どうやら彼は日本のアニメが好きで、それで日本語を覚えたらしい。最後の行程は彼とアニメについて話しながら歩くことにした。
振り返ってみると、1人山行にもかかわらず、いろんな人と話をした。2年の夏によい経験ができたと思う。

■感想
非常に楽しい山行だった。現地語が話せると、海外登山はもっと楽しいものになるのではと思った。是非ともまた行きたい。