2023/10/7-8 北横岳・蓼科山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
北横岳・蓼科山山行計画書
作成者:鈴木
■日程 2023/10/7(土)-8(日) 一泊二日・予備日なし
■山域 八ヶ岳
■在京責任者・助言役  吉田
■在京本部設置要請日時 2023/10/9 20:00
■捜索要請日時 2023/10/10 7:30
■目的 百名山踏破


■メンバー(3名)
CL鈴木 SL髙村 小田 

■集合
茅野駅西口2番乗り場 9:00


■交通
□行き
・中央本線
高尾6:14→茅野8:48 2640円
※学割利用可(142.1km)
・アルピコ交通 北八ヶ岳ロープウェイ線 1,500円
茅野駅→北八ヶ岳ロープウェイ 9:20-10:05(10:20-11:23/13:30-14:29/14:30-15:21)
https://www.city.chino.lg.jp/uploaded/attachment/28377.pdf
・北八ヶ岳ロープウェイ
山麓駅→山頂駅 始8:20終17:00 20分間隔で運転。乗車時間は約7分 片道1,400円
https://www.kitayatu.jp/ropeway/


□帰り
・アルピコ交通 北八ヶ岳ロープウェイ線 1,300円
プール平→茅野駅 11:50-12:27/15:00-15:37/16:00-16:37/16:59-17:36
・JR中央本線
茅野→高尾 …/16:45-19:44/17:28-20:30/18:15-21:27/…
※特急あずさ 茅野→八王子 …/15:53-17:52/16:20-18:11/16:59-18:30/…


■行程
・1日目
山頂駅-1:00-北横岳ヒュッテ-0:05-七ツ池-0:05-北横岳ヒュッテ-0:10-北横岳-1:00-亀甲池-0:40-双子池ヒュッテ(双子池キャンプ場)
計3:40


・2日目
双子池ヒュッテ(双子池キャンプ場)-0:45-双子山-0:15-大河原峠-1:30-赤谷の分岐-0:10-将軍平-0:50-蓼科山-2:00-蓼科山登山口-0:20-1,550m付近分岐-0:40-親湯-0:15-プール平
計6:45


■エスケープルート
亀甲池まで:山頂駅まで引き返す
亀甲池から大河原峠付近:大河原峠へ、タクシーで茅野駅へ
大河原峠付近から蓼科山付近:七号目登山口へ、タクシーで茅野駅へ
それ以降:そのまま進み、蓼科山登山口からタクシーで茅野駅へ


■宿泊施設情報
〇双子池キャンプ場 予約済み
30張50名/要予約  090-4821-5200 幕営料:1000円/人+500円/テント1張
電波状況 : docomo ×、au ×、softbank ×
(https://www.tateshina2531.com/futagoike-campsite)
・北横岳ヒュッテ
要予約 090-7710-2889(予約)、090-3140-9702(現地)
(https://kitayoko.com/)
・大河原ヒュッテ 休業中
(https://mt-yatsugatake.jp/yamagoya/yamagoya-308/)
・蓼科山荘
トイレあり 要予約 090-1553-4500
電波状況:docomo 〇、au △、softbank △
(https://www.tateshina2531.com/tateshinasansou)
・蓼科山頂ヒュッテ
トイレあり 要予約 090-7258-1855
(https://www.tateshinayama.com/)


■地図
2.5万分の1:「蓼科山」(・「蓼科」)
山と高原地図:「八ヶ岳」


■食当
1日目夜:髙村
2日目朝:鈴木
(アレルギー・苦手なもの:生卵、リンゴ、パイナップル、サクランボ、キノコ類)


■共同装備
・テント(ステラリッジ4 No.2)
本体・フライ:小田
ポール・ペグ:小田→鈴木
・救急箱(鈴木私物):鈴木
・鍋(小竹):鈴木
・調理器具セット(キャサリン):鈴木
・ヘッド(緑1):小田→髙村
・カート×2:小田→髙村


■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ(□シュラフカバー) □マット □雨具 □防寒具  □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ブキ □コッヘル □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー  □ライター □新聞紙 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め  □マスク  □歯ブラシ □充電バッテリー □タオル □消毒液 or アルコール除菌シート □温泉セット(□サンダル □着替え □サングラス □リップクリーム □熊鈴)


■登山届提出先
東大:提出済
コンパス:提出済
(https://www.mt-compass.com/ar.php?i=1793143&u=143552&c=da3e4f06)


■悪天時
前日18:00までに判断


■遭難対策費
200円×3人=600円


■各種連絡先
□東大連絡先
教養学部学生支援課 ※開室9:00-16:50(平日) 
駒場正門守衛室 ※常時対応可 Tel: 03-5454-6666
□現地連絡先
長野県警察佐久警察署 0267-68-0110
長野県警察茅野警察署 0266-82-0110
長野県警察本部地域部山岳安全対策課 026-233-0110
□交通機関
・第一交通(茅野) 0266-72-4161
・アルピコタクシー(茅野) 0266-71-1181
・アルピコ交通茅野駅前案内所 0266-72-2151
・北八ヶ岳ロープウェイ 0266-67-2009


■備考
□日出・日没時刻(@蓼科山)
10月7日 日出5:37 日没17:31
10月8日 日出5:38 日没17:30
10月9日 日出5:39 日没17:29
(参照:https://alumicase.com/acdc/mountain.html)
□温泉情報
・蓼科温泉浴場 tel: 0266-67-2100、料金:600円/人
□コロナ対策 ※[raicho_all:854]
・泊まり山行、特に行程中での食事や入浴が伴う山行では、全員がリスクを理解し合意したうえで実施する
・山行前の体調管理はしっかりと行う
・メンバー全員が当日朝検温してパーティー内で共有し、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える
・マスクや消毒用品を必ず携帯し、山小屋や人の多い山頂など他の登山者と接触する場では着用、使用する
□参考
・2018年度記録 http://raicho.starfree.jp/records/2018/180707_1.html
・2019年度記録 http://raicho.starfree.jp/records/2019/190713_5.html
・2022年度記録 http://raicho.starfree.jp/records/2022/220618_1.html
・蓼科高原観光ガイド https://tateshina.ne.jp

北横岳・蓼科山山行 記録
編集:鈴木(43)
■日程 2023/10/7(土)-8(日)
■山域 八ヶ岳
■天候
・1日目:晴れ
・2日目:曇り


■メンバー(3名)
CL 鈴木(43)
SL 髙村(45)
・小田(45)


■タイムスタンプ(鈴木)
□1日目
10:48 山頂駅発
11:29 北横岳ヒュッテ着
11:39-45 七ッ池鑑賞
11:52 北横岳ヒュッテ発
11:56 北横岳(南峰)着
12:04 発
12:12 北横岳(北峰)着
12:22 発
13:06 亀甲池着
13:12 発
14:05 双子池ヒュッテ着
計3:17


□2日目
4:20 双子池ヒュッテ発
4:54 双子山着
5:00 発
5:16 大河原峠着
5:28 発
6:30 赤谷の分岐通過
6:49 将軍平(蓼科山荘)着
6:53 発
7:18 蓼科山着
7:52 発
9:39 蓼科山登山口通過
10:52 親湯通過
11:05 プール平着
計6:45


■総評(鈴木)
1日目は快晴で素晴らしい景色を見ることができた一方で、2日目は曇りであり、期待していた蓼科山からの景色は雲に覆われていたため、良く見えず残念だった。
全般的にルート上で難しい箇所はなかったが、蓼科山直下は急登かつ岩場なのでかなり気を使って登った。
10月上旬のため、紅葉はあまり進んでいないかと思われたが、亀甲池の周辺や蓼科山直下などの標高が高い場所ではすでに色づき始めており、綺麗な紅葉を見ることができた。
双子池キャンプ場は、テントサイトがヒュッテから遠いのが難点であるが、水場やトイレなどがしっかり整備されており、快適に過ごすことができた。
夜や朝は非常に冷え込み、双子池ヒュッテでは0℃くらいになるので、ダウンなどの防寒着は必要不可欠であった。


■行動記録
□1日目(小田)
 茅野駅に集合したわれわれは路線バスで北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅にむかった。ロープウェイの進行方向左手には円錐形が特徴的な蓼科山が見えた。明日にはあそこの頂に立っている。眼下の山肌には縞枯れがみられ、北八ヶ岳らしい景観だった。
 ものの数分で1771mから2237mまで到達する。駅を出るとそこは坪庭というひろい鞍部になっている。駅から出てむかって左手にはこれから行く横岳、右手には縞枯山がある。駅には展望デッキがあり、下界がよくみえるようになっているが、ひらけていて気分がいいというくらいでとくにいい景色でもない。ここで準備を整えてから出発する。歩きはじめてからしばらくは坪庭のなかを歩かされる。坪庭の道は砂利が敷いてあって、登山の装備を持たないひとが散策していた。この坪庭では高山植物が自生しているなかを砂利道で歩くことができるのだが、和風の庭みたいでとてもよい。坪庭とはもとは壁や塀で囲われた庭を指すそうだが、山に囲まれた鞍部をそれに見立ててこう命名したのだろうか。植物の生えている下に、あなだらけで黒っぽい火山岩らしい岩がごろごろ転がっていて、これもいい雰囲気をつくっている。分岐で横岳へむかう道をとると、クロマトグラフィーをしたかのように登山客だけが残る。ここから背の低い樹林帯のなかを一気にのぼる。軽装の大人数の集団にいくつかあった。そのうち北横岳ヒュッテに到着する。ここのベンチに荷物を置いて七ツ池を見にいった。この池に私はとくに感動することもなかった。引き返して荷物をとって先にすすむ。あっさり山頂についた。双耳峰になっているが、最初に到達した西のピークの上では、カップラーメンを食べているひとがいて、「それやりたい」と思った。そのときに鈴木さんが棒ラーメンを食べたことがないと知った。大菩薩の新歓でいきなり棒ラーメンを食べた私にとってはちょっとした驚きだった。このピークからは当然ながら蓼科山がよくみえた。そこからは大岳のほうには行かずに亀甲池のほうに降りた。亀甲池も、これまた私の心を動かすことはできなかった。そこからサクッと双子池の湖畔に到達した。この池はでかかったので私の心を少し動かすことができた。湖畔に出たのはいいがキャンプ場までの道がわからない。どうやらいつのまにか正規の道を外れていたらしい。少しひきかえして正規の道に戻り池のまわりを歩く。
 池の北にさしかかるあたりから、道沿いにぽつぽつと下草のない空間があらわれるようになった。双子池のキャンプ場はすこし特殊で、ひらけたテント場があるのではなく、森の中の道沿いにテントを張れる場所が点在している。ハンモックを張れる場所もあった。われわれは西からこのキャンプ場に入ったのだが、双子池ヒュッテはキャンプ場の東の端にあって、手続きのために端から端まで歩かなければならない。手続きを終えてテントを張れる場所をさがすがなかなかみつからず、けっこう西のほうに戻ることになってしまった。水場もトイレも明日使う登山口もヒュッテのところにあるのでよくない。張ることにした場所もテントが若干おさまらないくらいの狭さで、ちょっと残念。テントを張って中に入ってみると案外快適だったのでよかった。今回の山行で使ったステラ4には、表銀座でもお世話になったのでちょっと思い入れがある。たぶんいま一番あたらしいテントなのでこれからもよく使われることだろう。すこしゆっくり過ごして、夕食をたべることにする。食当は髙村だった。ヒュッテの前のベンチで、ラーメンにコンビーフやバターを入れて調理して食べた。むちゃくちゃうまかった。栄養価が高く不健康そうな食べものほどおいしいのだという私の持論が補強された。


□2日目(髙村)
二日目は3時に起床した。鈴木先輩がすぐに出来上がる煮麺を持参されていたお蔭で、撤収作業と朝食を合計で1時間ほどで終わらせることができた。自身は前日少し手のかかる食材を選んでしまったため、食材の選び方を見習いたい。早朝は想定程ではなかったものの相当に冷え込んでいた。二子山に到着した時は、蓼科山方面に厚い雲がかかっており天候が心配だったが、大河原峠で朝方の綺麗な街並みを高所から見下ろすことができたゆえ希望が湧いた。蓼科山への登頂路は岩場が多く比較的険しかったため正直恐かった。一方で雲が少なく視界が拓けていたため、直下に蓼科山荘を見下ろす綺麗な景色を拝むことができた。山頂は風が吹いておりかなり寒かった。景色も微妙であった。下りも比較的険しい岩場が続いた。また、蓼科山登山口から親湯へ向かう道に、近隣住民以外の立ち入りを制限する立て看板があったので、今後登る方は留意されたい。


■感想
□鈴木(CL)
・山行前から期待していた通り、北横岳からの展望や七ツ池や双子池の風景が非常に美しく満足感のある山行になった。ただ、蓼科山からの景色が霧に覆われて見ることができなかったのは、非常に残念であった。
・朝食に60秒で茹でられるそうめんを使ってにゅう麺を作ったが、今までで一番早く作ることができた。なぜか嬉しかった。
・今回の山行の天候は、山行前日に見たWindyの予報がほとんど的中していたので、予報精度の高さに改めて感動した。特に、下山後14時から雨が降り始め、その予報が的中していたのが驚きだった。


□髙村(SL)
・個人的に2ヶ月ぶりとなる宿泊山行だったので非常に楽しめた。景色も、特に1日目は非常に良く、坪庭や七ツ池など名所の景色を綺麗に観ることができた。
・自身の担当した食当についてだが、コンビーフ等を入れた塩ラーメンにバターを追加で入れたのはくどかったと思う。
・反省点は、山に登るのに精一杯で二人とあまり話ができなかった点である。体力不足気味であったことと、体調が完全に整っていなかったことが原因であると思うので、この経験を次の山行に生かしたい。


□小田
・八ヶ岳全山縦走したくなりました
・バターラーメンが雑にうまかった
・早出ってやっぱりいいですね
・茅野で昼飯をたべました
・爆速朝食すごかった
・百名山をひとつ踏めた
・双子山の山頂で体験した日の出前の光の具合がたいへんよかった
・蓼科山頂から見た南八ヶ岳に行きたくなるのって自然ですよね