2023/11/12 塔ノ岳

塔ノ岳山行計画書(11/12那須連山山行転進時) 第二版
作成者:髙村(45鈴木の計画書を参照し作成)
■日程 11/12(日) 日帰り 予備日なし
■山域 丹沢(表尾根縦走コース)
■目的 丹沢の魅力を知る 那須連山縦走の転進
■在京責任者 磯貝
■在京本部設置要請日時 2023/11/12 19:00
■捜索要請日時     2023/11/13 08:00


■メンバー  (7人)
 CL髙村 SL山道 鈴木(45) 小田 吉田(44) Benjamin 清野 
■集合
秦野駅前北口(地上) 7:10

■交通
︎秦野駅前~ヤビツ峠
7:20 秦野駅前 - 神奈川中央交通秦21 - 8:08 ヤビツ峠(次発 7:44→8:32)
︎大倉〜渋沢駅北口
大倉16:10,18,38,55  17:08,35,48発(所要時間15分)
最終便20:39

■行程
ヤビツ峠 -0:25- 護摩屋敷の水前トイレ -0:15- 分岐 -0:55- 二ノ塔 -0:20- 三ノ塔 -0:05- 分岐
-0:25- 烏尾山 -0:30- 行者ヶ岳 -0:15- 政次郎ノ頭 -0:25- 新大日 -0:18- 木ノ又大日 -0:30- 塔ノ岳
-0:20- 金冷シ -0:15- 花立山荘 -0:25- 天神尾根分岐 -0:20- 堀山の家 -0:15- 堀山 -0:10- 駒止茶屋
-0:44- 分岐 -0:15- 分岐 -0:25- ポイント -0:10- 大倉登山口
【計7:42/13.9km/△1239m/▽1715m】

■エスケープルート
ヤビツ峠〜三ノ塔:来た道を戻る(ヤビツ峠発バス 8:19,44, 10:04, 14:34,51, 15:39, 16:46)
三ノ塔〜:三ノ塔・烏尾山・行者ヶ岳・塔ノ岳のうち最寄りのピークから大倉へ降る



■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具    □貼るカイロ□帽子 □軍手/手袋
□タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書
□学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □着替え □モバイルバッテリー□ライター □塩 □虫除け
(□サングラス □サンダル  □トレッキングポール □熊鈴 □ライター□トイレットペーパー□温泉セット)

■地図
25000分の1「大山」「秦野」
山と高原地図「丹沢」

■注意事項
防寒
天気急変
鎖場(一ヶ所)
ヒル
夕暮れ(日の入りが早いことに注意)

■共同装備
救急箱 有紗(髙村)

■遭難対策費
100円×7名=700円

■悪天時
前日18:00までに判断

■施設情報
□山小屋(エリア/連絡先/営業期間/営業内容/収容人数)
烏尾山荘(丹沢表尾根/090-7909-3165/4月~年始の休日/素泊まり/6名)
木ノ又小屋(丹沢表尾根/090-9383-2455/土・日・祝日及び年末/素泊まり/14名)
尊仏山荘(塔ノ岳/070-2796-5270/通年/1泊2食付/80名)
花立山荘(大倉尾根/090-1468-0561/土・日・祝日/1泊2食付/20名)
堀山の家(大倉尾根/090-2443-6543/週末/1泊2食付/10名)
駒止茶屋(大倉尾根/0463-88-3186/週末/1泊2食付)
見晴茶屋(大倉尾根/090-9678-8685/金・土・日/素泊まり)
観音茶屋(大倉尾根/0463-88-5115/日曜/売店)


■備考
□塔ノ岳山頂の標高 1491m
□日の出日の入り(塔ノ岳)
11/12 日の出 6:15 日の入 16:39
11/13 日の出 6:16 日の入 16:39

□連絡先等
秦野警察署 0463-83-0110
神奈川県立 秦野ビジターセンター 463-87-9300
尊仏山荘 070-2796-5270
—
□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課:提出済
・コンパス:提出済

□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel  :03-5454-6074
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel  :03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel  :03-5978-5147
正門守衛室 ※常時対応可
Tel  :03-5978-5128
□過去の記録
2018塔ノ岳

丹沢塔ノ岳山行(那須連山転進案)記録
■日程
2023/11/12(日)
■山域
丹沢(神奈川)
■天気
曇り・小雨
■メンバー
CL髙村(45), SL山道(45), 鈴木(45), 小田(45), 吉田(44), Benjamin(45), 清野(45)


■共同装備使用記録
救急箱(有紗) : 髙村


■タイムスタンプ
08:12 ヤビツ峠バス停発
09:20 二ノ塔
09:25 発
09:32 三ノ塔
09:43 発
10:03 烏尾山・烏尾山荘
10:13 発
10:24 行者ヶ岳
10:34 発
10:44 政次郎ノ頭
10:50 発
11:04 新大日・新大日茶屋跡
11:15 発
11:21 木ノ又大日・木ノ又小屋
11:25 発
11:38 塔ノ岳・尊仏山荘
12:37 発
12:58 花立山荘
13:19 堀山の家
13:28 堀山
13:36 駒止茶屋
14:37 大倉登山口・大倉バス停着
合計06:26/14.1km/▲1183m/▼1660m


■コース概況
一部区間(後述)を除き全体を通して登りやすい山であった。植生を護る目的で登山道に多く設置された木製の階段も非常に親切な設計であった。一方で、現地では登山開始前にも雨が降っていたこともあり、それらの木道が滑りやすくなっており、注意が必要だった(山行中、3人ほどが被害に遭った)。また、行者ヶ岳通過後の岩場も、同様に滑りやすい危険な箇所であった。
また、塔ノ岳登頂までに通過するピークから下界に降りるルートが何本かあり、非常時のエスケープルートとして利用できるので安心だった。


■総評(CL45髙村)
快晴とはいえない天候の中の山行だったが、ところどころで雲が切れ、周囲の景色を拝むことができた。11月中旬であるため、休憩中など、立ち止まっているときは非常に寒く、防寒対策は必須であった。全体を通して比較的登りやすい道であったが、行者ヶ岳直後の岩場は注意が必要であった。
11月に入っていたので、すでに落葉した後かと思われたが、視界が開けた際、下の方で若干紅葉しているのが確認できた。
反省点としては、先頭を歩く私が後ろへの注意喚起を怠り、木道で滑って手をケガする人が出てしまったことと、全体的に歩くペースが早くなってしまったことである。とくに後者に関しては、最後尾の人と会話による意思疎通をするべきだと感じた。


■記録(山道)
 本来は那須連山に行く予定だったが、1週間前から天気が怪しく、しまいには雪予報も出てきてしまい、またのお楽しみとなってしまった。が、鈴木くんの丹沢布教ということで、10月末に山行計画が立っており、これまた悪天で中止となってしまっていた、塔ノ岳に行くことになった。前日に個人的に色々あり、物置から出しておいたポールを忘れてしまい、取りに帰る時間もなく諦めて向かうというなかなかのスタートだった。秦野(はたの、ではなくはだのらしい)駅のバス停に7:10に集合した。バスを待っている時はかなり寒く、上着を着て手袋をはめネックウォーマーをつけてもまだ寒かった。来年度の新歓の話をしながら40分ほどバスに揺られ、ヤビツ峠から歩き始めた。
 バスに乗る前はあれほど着込んでいたが、歩いているとすぐに暑くなり、かなり早い段階で半袖になった。今回は半袖仲間がもう一人いてくれて助かったが、いつになったら半袖にならずに済む気温になるのだろうか。急めの登りも少しはあったが、木道が設置されているところも多く、階段も山の階段にしては歩幅がちょうど良かったため、概して登りやすかった。また、吉田先輩がアークナイツについて熱論していた。何やら科学者のストーリーが良いらしく、ほへーと聞きながら登った。行者ヶ岳の後に鎖場が数箇所あった。登りの道なのに全て降る鎖場で、降った雨の影響で岩が濡れていて非常に滑りやすく、恐る恐るゆっくり降りた。やっぱり鎖場は登るのが楽しい。後半は、実際の標高以上に高い場所にいるように感じられるほど開けており、晴れていればすごい景色なのだろうなと想像しながら黙々と登って行った。ガスガスだったが雨に降られなかったのは本当に良かった。
 塔ノ岳山頂に着いたときは若干雲も晴れており、富士山も天辺まで完全には見えなかったが見ることができた。しかし、眺望を楽しめるかと思いきや、寒すぎてそれどころではなかった。頂上に置いてある温度計は5℃を示しており、加えて風がものすごく吹いていて、バス乗り場の服装へと逆戻りになってしまった。近くでカップラーメンを作って食べている人がいて、非常に羨ましかった。出発するか、と何度もなりながらもわちゃわちゃ話をして出発せず、気付いたらすでに雲々状態で景色は楽しめなくなってしまっていた。
 降りでは、筑波の登山会に所属しており、パーティーに東大理科一類卒の人がいる方に出会い、後ろで鈴木くんと山の話で盛り上がっていた。前では吉田先輩と小田くんが電磁波の話をしていて、前後ハイレベルな話に挟まれてどちらも小耳に挟みながらするする降った。落ち葉が濡れていて滑りやすく、自分含め数名が滑って尻もちをつく被害にあった。十分気をつけていたつもりだったのだが、やはりポールを持ってくれば良かったと思った。最後の木漏れ日が非常に綺麗で、「チンダル現象だ〜」と理系の喜び方をしている人もいた。下山後は温泉には入らず、帰宅してすぐにお風呂に入った。思ったより頂上で体が冷え、風邪をひくかなと思うほど帰りの電車では悪寒がしたが、一晩寝たら大丈夫だった。天気が良い時に、風をしのげる上着も持ってもう一回行きたいと思える良い山行だった。


■感想
〇CL髙村(45)
・初CL山行だった。正直緊張していたので、前日は通常時よりも多く睡眠をとり、コンディションを整えた。
・バス停を降りた後は結構寒く感じたが、歩いていると意外に気にならない(むしろ暑く感じられた)。
・塔ノ岳までは基本雲の中を歩く形で若干残念に思っていたが、山頂で雲が切れ、富士山の姿を若干拝むことができたのは良かった。
・無遅刻無欠席で全員が集合でき、大けがする人もなく山行を終えられたのでほっとした。
・自分にとって初の丹沢山行であったが、都心からの程よい距離感と程よい難易度で、また行きたいと思えた。
〇SL山道(45)
・雷鳥の山行は8月の木曽駒以来で、普段有酸素運動もしていなかったため、雷鳥山行復帰にちょうど良いペースとCTだった。
・まだまだ登りは半袖で問題なかったが、山頂はかなり寒かった。
・ガスも楽しいけど天気が良い日にまた行きたい。
〇鈴木(45)
・那須に行けなかったのは残念かもしれないが、つい最近事故も起きている場所にこの寒さで行くのはやはり危険だったように思う。丹沢で結果的にはちょうど良かったのではないか。塔ノ岳山頂でさえとても寒く感じられた。
・このメンバーは顔を見るだけで安心する。なんというか、メンバーとして「堅い」山行だった。心配になるような人もいないし、実際、ペースもよかった。
・丹沢の魅力を布教するという理念は見事達成されたのではないだろうか。みんなもこれから丹沢に来たいと思ってくれたら嬉しい。
P.S.-1.無事に髙村君の初CLが終えられてよかった。
P.S.-2.清野君の勘は鋭い。
〇小田(45)
・丹沢いいね
・まず眺望がいい(天気がよくないとアレだけどね)
・大倉尾根は道はばがひろいし、ようすがさまざまでよい
・天気がよいときにまた来たいと思うほどにはよかった
・都心にちかいのもよい
・丹沢縦走したいねー だれかやらない?
・富士山のおなかだけみえた
〇吉田(44)
・かなり久しぶりの山行で、リハビリにはちょうど良い強度だった。
・山行中にも話したが、去年のこの時期を振り返ると、44期でCLを務めていたのは1~2人ほどだったし、個人的にも顔見知りが5人程度だった。それに比べて45期は集団として非常に強いなあと改めて感じた。
・正直これぐらいの気温が一番好きだ。
〇Benjamin(45)
・都心から電車一本で行けるなんてすごい
・上りの間、霧で景色が見えたり見えなかったりしていたが、山頂にたどり着いたとき霧が晴れて、周辺の紅葉と富士山を望むことができて嬉しかった
・木道、階段、広い道、鎖場、色々あって楽しかった
・下りの木漏れ日が幻想的だった
・へいすてぃの見どころ案内や思い出話を聞いて、天気がいいときまた来てみたいと思った
・高村さんの初CL、お疲れ様でした。
〇清野(45)
・心配していた雨に降られることもなく無事に山行を終えられてよかった。
・これだけ近場の山であるのに、展望もよく岩場もあり木道もありでバリエーションに富んだ山なのは凄いと感じた。鈴木の言うとおり、確かに丹沢は良い山だ。