2023/12/9 鍋割山・塔ノ岳ハイク
鍋割山・塔ノ岳ハイク計画書
作成者:城所
■日程 12/9(土) 予備日なし
■山域 丹沢
■目的 交流、鍋焼きうどん
■在京責任者/助言役 島崎
■在京本部設置要請日時 12/9 19:30
■捜索要請日時 12/10 9:00
■メンバー ( 12人)
CL 城所 SL 加藤 渡邉 白川 鈴木(45) 河野 朱 山口(41) 豊永 吉田(44) 朝倉 鈴木(43)
■集合
小田急小田原線渋沢駅 7:20
■交通
□行き(集合前)
丹沢大山フリーパスB切符推奨
料金・発売箇所 | 丹沢・大山フリーパス | 小田急のお得なきっぷ (odakyu-freepass.jp)
購入方法は各自確認をお願いします。
新宿(発駅は選択)-[1往復のみ]-本厚木駅-[フリー]-渋沢駅+神奈川中央交通バス 1560円
□行き
神奈川県中央交通バス 2番のりば 渋02系統 大倉行
渋沢駅北口7:36→大倉7:51 250円(IC可)
※遅れた場合
渋沢駅北口(…/7:50/8:08/8:20/…)→大倉(…/8:05/8:23/8:35/…)
あまりにも遅れた場合は鍋割山のみも検討。
□帰り
神奈川中央交通バス 渋02系統 渋沢駅北口行
大倉(.../14:08/14:38/15:10/38/55/16:10/18/38/55/.../20:39(終バス))-渋沢駅北口 250円
バス時刻表PDF 2023.12.9 鍋割山・塔ノ岳_参考資料
■行程
過去の記録調べ
大倉-(1:10)-474m地点-(0:15)-二俣-(0:45)-後沢乗越-(1:20)-鍋割山-(0:35)-二俣分岐-(0:25)-金冷シ-(0:25)-塔ノ岳-(0:15)-金冷シ-(0:50)-堀山の家-(0:50)-雑地場ノ平-(0:25)-大倉
計7時間15分
YAMAP調べ
大倉登山口 -0:18- 分岐 -0:45- 分岐 -0:20- 分岐 -0:15- 分岐 -0:55- 後沢乗越 -1:15- 鍋割山
-0:30- 小丸 -0:10- 二俣分岐 -0:25- 金冷シ -0:25- 塔ノ岳 -0:20- 金冷シ -0:15- 花立山荘
-0:25- 天神尾根分岐 -0:20- 堀山の家 -0:15- 堀山 -0:10- 駒止茶屋 -0:44- 分岐 -0:15- 分岐
-0:25- ポイント -0:10- 大倉登山口
【計8:41/17.5km/△1674m/▽1674m】
※山頂到着時点で時間が厳しそうであれば鍋割山のみも前向きに検討する。
(参考)鍋割山〜塔ノ岳〜大倉 CT4:30
12:00以降に鍋割山を出る場合は塔ノ岳に寄らずに下山する
小丸尾根経由:鍋割山〜二俣分岐〜大倉 CT3:15
ピストン:鍋割山〜大倉 CT2:45
■エスケープルート
鍋割山まで:引き返す
鍋割山~塔ノ岳:大倉尾根または小丸尾根に下る
塔ノ岳以降:そのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食
□非常食 □カトラリー □コッヘル □ライター □トイレットペーパー □新聞紙 □ゴミ袋 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス
□筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □着替え・温泉セット
□モバイルバッテリー (□トレッキングポール □熊鈴)
■地図
25000分の1:「大山」「秦野」
山と高原地図:「29 丹沢」
■注意事項
夕暮れ(日の入りが早いことに注意)
■共同装備
救急箱(エーデルワイス):白川
■遭難対策費
100円×12名=1200円
■悪天時
前日12:00までに判断
■施設情報
□山小屋(エリア/連絡先/営業期間/営業内容/収容人数)
鍋割山荘(鍋割山/0463-87-3298/090-3109-3737/火水木土日祝/飲食)
※鍋割山荘:注意事項
食販は早めに売り切れる可能性あり。
尊仏山荘(塔ノ岳/070-2796-5270/通年/1泊2食付/80名)
花立山荘(大倉尾根/090-1468-0561/土・日・祝日/1泊2食付/20名)
堀山の家(大倉尾根/090-2443-6543/週末/1泊2食付/10名)
駒止茶屋(大倉尾根/0463-88-3186/週末/1泊2食付)
見晴茶屋(大倉尾根/090-9678-8685/金・土・日/素泊まり)
観音茶屋(大倉尾根/0463-88-5115/日曜/売店)
□水場
西山林道終点(二俣-後沢乗越 間)
不動の清水(塔ノ岳山頂から往復30分)
□トイレ
大倉バス停
塔ノ岳山頂(尊仏山荘)
□温泉
鶴巻温泉弘法の里湯
2時間1000円 (フリーパス利用で800円)
最寄りは鶴巻温泉駅
秦野天然温泉さざんか 750円 (https://onsen-sazanka.com)
■備考
□日の出日の入り(塔ノ岳)
日の出 6:40
日の入16:30
□連絡先等
松田警察署 0465-82-0110
秦野警察署 0463-83-0110
神奈川中央交通バス秦野営業所 0463-81-1803
尊仏山荘 090-2569-6013 (http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/)
鍋割山荘 090-3109-3737 (http://nabewari.net/)
秦野・西丹沢ビジターセンター (http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/)
自然公園歩道情報 (http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/02yama/kouen_kouenhodou/kouenhodou_top.html)
作成者: 山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル記録
鍋割山・塔ノ岳ハイク計画書
作成者:城所
■日程 12/9(土) 予備日なし
■天気 快晴
■メンバー
CL城所(44) SL加藤(44) ◯渡邉(41) ◯白川(44) ◯鈴木(43) ◯河野(41) ◯朱(45) ◯山口(41)
◯豊永(41) ◯吉田(44) ◯朝倉(44)◯鈴木(45)
■共同装備
救急箱(エーデルワイス):白川
■総評
日差しをたっぷり浴びながら雷鳥の期を越えて交流できた山行となりました。時折現れる紅葉や山頂からの景色を楽しみながら終始会話に花が咲いているようで何よりです。鍋割山荘名物の鍋焼きうどんもいただけました。
■タイムスタンプ
大倉登山口 8:01発
後沢乗越 10:02着→10:15発
鍋割山 11:29着→13:30発
小丸 13:49着→13:55発
大倉登山口 16:26着
【CT8:24/ 17.0 km/ ⇅1403 m】
※滞在時間を鑑み、塔ノ岳行きは断念して小丸尾根から下山した。
■山行記(河野)
社畜は検温を忘れる。発熱と重度の口内炎で不参加の山口が「37.3です」と早朝5時からふざけていた。
豊永と渡邉は早めに駅に着いて臨時便で先に大倉へ。バス停には歩荷バイトの小西くん(43期元代表)がいたらしい。筆者は乗り換えのミスでおそらく最後に渋沢に着いたのだろうが、バス停の混雑を聞かされていたため駅に着くなりバスに乗車した。車内に大学生らしき団体はおらず、ふと窓の外を見やるとバス停の外に吉田くんと白川さんらしき男女が並んでいるのが見えた。きっと改札付近で私を待ってくれていたのだろう。それに気づかず後輩を残置してしまった。先週同期の加藤に「くれぐれも粗相のないように」と念を押されていたことが脳裏によぎる。
全員そろったら軽く挨拶を済ませて出発。辟易する林道の長さも、後輩たちがきさくに話しかけてくださったおかげでそれほど苦にならなかった。今年加入の45期朱さんはノルウェー留学中に行ったトレッキングで山に魅せられ雷鳥に入ったらしい。登山を始めるにあたって最初に見る山の景色は肝要であると改めて思ったが、それにしても動機が強い。日本は日本で北欧にはない景色があるはずなので、いろいろ歩いてみてお気に入りの一座を探していただきたい。
ところでとうに雷鳥を追放された筆者がなぜ本記録を書いているのかというと、登山口での記録じゃんけんに面白がって参加し、名誉の勝利を修めたからである。この構図どこか既視感があるなと思ったが、23年の年始に行った明神で筆者自らが先輩に押し付けていた下記記録が該当した。個人的には歴代記録ランキング上位に入る面白さである。(記録)
何度か渡渉すると鍋割で使用する水入りボトルが積まれたポイント―Googleマップには「鍋割山荘へのボランティア歩荷起点」とある。2023/12/13時点で口コミが33件ある―に着く。登山客に歩荷させるシステムはなかなか良いなと思いつつ、ザックのキャパがないので今回は遠慮する。決して荷重に耐えられないからではない。
登山道が広いうちは緩くオーダーを変えながら色々なメンバーの近況を聞いたりした。会話が弾み道中の景色はあまり覚えていない。
後沢乗越からの尾根はこんなに急だったかしらと思いながら登っていく。現役生は黙々と先を歩いていく。後続の鈴木くん(43期)に「ヨボヨボになりましたね」と言われて悲しい。渡邉は14kgの歩荷スタイルにもかかわらずこの日も快調に歩みを進めていたが、これを見た加藤さん(今回が渡邉との初山行)が「渡邉さんって追いコンの時にめちゃくちゃ飲んでいた記憶しかなかったんですけど実はすごい人なんですね」的なことを言っていた。さらに加藤さん、火の玉ストレートを放つ。「加藤(41)さんってドルオタなんですか?」この元お茶大代表、したたかである。
快晴の丹沢はやはり人が多く、狭い登山道に色とりどりのザックやウェアの色が列になって前に進む。時折後ろを振り返ると富士山がくっきりと見えた。今年は暖冬だからか、あまり冠雪はしていない様子だった。
山頂は多くの人でにぎわっていた。豊永、朱さんと鍋焼きうどんの長蛇の列に並ぶ。店番をしていた小西くんは下界のような丁寧な接待をしていた。4年前ここには福田さんがいらっしゃって、会計係だった新居さんが会費の取り立てをしていたなと当時を懐かしむ。
着工された鍋焼きうどんをいただく。ふくらはぎがひりひりする日照りの強さだったが、具材のうまみが汁に行き渡っていてとてもおいしかった。うどん部渡邉もにっこりの一杯。豊永は就活を経てキノコを食べられるようになっていた。
初秋のような陽気にあてられてひとしきり駄弁ったり芝生に寝転んだりしていると、うどんの提供を終えた小西くんが我々のところに来てくれた。執行代を全うしたのちよりストイックな山を求めて雷鳥を去った彼を、45期の鈴木くんなんかは伝説の先輩のように見ていた。そうはいっても筆者にとっては王将で恋バナをしたかわいい後輩である。元気そうな姿を見られてよかった。
なんだかんだ2時間もダラダラしてしまったので塔ノ岳は早々にあきらめ小丸尾根でエスケープ。YAMAPの警告通り登山道はあまり整備されていなかった。傾斜もそこそこあり。木の根が露出しており躓かないよう多少の集中力が必要な事以外は単調である。やはり林道歩きは長く、日の入りとほぼ同時の下山となっていた(日が落ちる前にヘッデンの準備をしておくべきだったのは反省点)。田舎道の途中で某山岳会に入った渡邉が40期橋本さんから雪山道具を買い取る予定だという話を聞いたが、その中に入っているスコップが果たして以前自分のプレゼントしたものなのかどうか、怖くて聞くことができない。
渋沢駅で朱さんが「ドーナツ食べたいです!」とニコニコでミスドに駆け寄っていてかわいかった。ああいう素直さを忘れずに生きていきたい。
所用があったので一行とは先にお暇した。一人で電車に揺られながら道中の渡邉のことばを反芻する。「ぶなは運営がしっかりしていたけど、自分が入った山岳会は2019年度の雷鳥の10年後みたいな雰囲気があって、それが良かった」。嬉しかった。私もとても好きだった。
その一方で、現役生が意欲的に山に取り組む今の雷鳥の形も頼もしくて素敵だと思う。このハイクを通して、つつがなく良い形で世代交代していった今の雷鳥の一面を見ることができ良かった。「好きな人と好きな山に好きなときに登る」「必ず帰ってくる」の理念を大切にしつつ、皆さんが納得のいく雷鳥の在り方を追求していってください。
■感想
CL城所
・期を越えて交流できて楽しかったです。先輩方のお話を聞いて雷鳥の知らない一面を学べた気がします。
・季節が戻ったような快晴の中、念願の鍋焼きうどんを食べることができたので嬉しいです。
・かなり頼りないCLでしたが皆さんフォローしてくださってありがとうございました。
SL加藤
・二十歳手前にしてはしゃぎすぎました。
・先輩方含め、皆さんとお話できて嬉しかったです。ありがとうございました。
・山でも釣りでも、是非またご一緒させて下さい。
◯渡邉
やや歩荷もしていい運動になりました、皆さんありがとうございました。こにたんうどん美味かったぞ!
◯白川
・先輩方とのハイクが実現できて嬉しかったです!
・紅葉もきれいでした。
・雄大な富士山はもちろん、故郷の大島が見えたときは嬉しくて胸が高鳴りました。また丹沢に行きたいです。
◯鈴木(43)
・久しぶりに会う人もいれば初めて会う人もいて、いろいろな話をしながら登山できてとても楽しかった。
・晴天の下、山頂から雪に覆われた富士山を見ることができる山行はやはり最高だった。
◯河野
気持ちの良い山歩きを楽しめました。懐かしい人、はじめましての人と交流できて良かったです。後輩の皆さんありがとうございました。
◯朱
・たくさんの人と話せて本当に良かったです。
・山頂での眺めは素晴らしかったし、鍋焼きうどんはとてもおいしかった。
・登りがしっかりあり、下りも長い今回の行程をちゃんと歩ききれた達成感があります。体力作りにもなりました。
◯豊永
・久しぶりの山行でしたが、現役の皆さんと色々なお話ができてとても楽しかったです。
・鍋割山のうどんを一度は食べてみたいと思っていたので、しっかりありつけて大満足です。
・天気が良すぎた。焼肉の気分でした。
◯吉田
・先輩方がみなお元気そうでなによりでした。
・初めて晴れた日に丹沢に行きました。今年お世話になった富士やちょうど一年前縦走した蛭〜塔ノ岳の稜線などがよく見えて、そういった点からも思い出あふれる山行となりました。
◯朝倉
・丹沢とっても良かったです。今度西丹沢ぜひ誰か行きましょう。
・世代間トークを聞いていると中々おもしろい話もあって楽しかったです。こういう場ならではだなあと思います。皆さん本当にありがとうございました。
◯鈴木(45)
・お話には伺っていた41期の皆さんや伝説の43期小西さんとお会いできて大変光栄でした。先輩方のお話を通して雷鳥の縦・横のつながりの強さを実感するとともに、自分はこういうサークルを率いる立場にあるのだ、と45期の東大代表として一層身が引き締まる思いです。
・みなさんが自分の制作したTシャツを着ているのが非常に嬉しかったです。
・鍋割山は人気でとても混んでいるし途中まで林道歩きだし、と思って若干敬遠していたところがあるが、こうしたゆったり山行にはぴったりだと感じた。眺望はやはりよかった。
・吉田さんや朱さんに丹沢の魅力を少しでも知ってもらえたようで丹沢loverとしてはとても嬉しい。前回の塔ノ岳山行が曇天だったこともあり、今後も引き続き丹沢の布教を進めていきたい。