2024/3/5 三上山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
三上山ハイク計画書 第一版
作成者:45期清野
■日程 2024/3/05(火)
■山域 湖南
■目的 ご当地富士に登る
■在京責任者 45期 鈴木
■在京本部設置要請日時 3/05/19:00
■捜索要請日時 3/06/ 08:00
■メンバー (3 人)
CL 清野 SL 髙村 ◯ 深畑
■集合
野洲駅8:40
■交通
野洲駅8:36着の新快速推奨
■行程(04:19)
野洲駅 -0:03- 野洲市役所前 - 0:10- 野洲駅口 - 0:09- 妙光寺 - 0:20- 御上神社 - 0:08-表登山道入口
- 1:11- 三上山 - 0:28- 妙光寺分岐 - 0:07- 妙光寺峠 - 0:16- 東光寺日陽山 - 0:37- 妙光寺山 -
0:13- 妙光寺山磨崖仏 - 0:08- 妙光寺山磨崖仏入口 - 0:11- 野洲中学校交差点 - 0:15 野洲市役所前 - 0:03
野洲駅
■エスケープルート
・三上山まで・・・引き返す
・三上山〜東光寺日陽山・・・妙光寺峠から下山
・東光寺日陽山以後・・・そのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク
□消毒用品 □日焼け止め (□着替え・温泉セット □モバイルバッテリー □ライター □トイレットペーパー □新聞紙 □カトラリー □コッヘル
□ヘッドランプ □予備電池 □サングラス □サンダル □トレッキングポール □サポーター□一般道を歩く時間が長いので普段履もあると楽かも)
■地図
25000分の1:「三上山」
山と高原地図: 無し
■注意事項
登山道各所の岩場
■共同装備
救急箱 清野
■遭難対策費
100円×3名=300円
■悪天時
前日までに判断
■備考
□日の出日の入り(野洲市)
日の出 06:19
日の入 17:55
□連絡先等
守山警察署 077-583-0110
2024/3/05 三上山ハイク記録
作成者:45期清野
■日程 2024/3/05(火)
■山域 湖南
■天気 雨
■メンバー
CL清野(45) SL髙村(45) ◯深畑(11)
■共同装備
救急箱 清野
■総評
雨の中ではあったが、秀麗な山容も拝めた。近江富士と呼ばれるだけあり、遠くから見ると山の形が非常に整っているものの、違う方角からは急峻で少し歪な山容も拝むことができる。意外なほど急登が続いたが歩いていて楽しい山だった。長期の縦走を考えると、たまには雨の日でも低山に登って雨に慣れるのも必要かもしれない。
■タイムスタンプ
8:42野洲駅-9:16御上神社-9:45妙見堂跡-10:18三上山-11:11東光寺日陽山-11:31東光寺不動山-11:38妙光寺山-12:27野洲駅
■ルート概況
野洲駅から三上山麓の御上神社までは歩道を30分歩いて行く。交通量の多い道なので少し鬱陶しい。神社からはすぐに登山道になり、急登が続く。地面には岩が露出し低山らしからぬ雰囲気ではあるが、特段の難所もなく手を使わずに進める。途中の割岩は迂回路もあるので、一度荷物をデポして通った方がいいだろう。山頂からは雰囲気が変わって花崗岩の稜線が続く。高々2~300mしかないが、岩の雰囲気と植生は低山であることを忘れさせる。
■山行記録(髙村)
8:36着の新快速で野洲駅に降り立った。ここで下車したのはおそらく小学生のとき以来であろう。自分より30歳以上年上の大先輩と一緒に登山することになり、楽しい気持ち半分、緊張半分で野洲駅に降り立った。現地は小雨が降り続いていた。少し残念に思いながらも、3人で雑談をしながら神社まで歩く。道中、雨雲の合間から、頂を若干隠しながらも立派にそびえる山塊を目にした。標高は432m、低山の中でも低めの山ではあるものの、間近でみると意外なほど急峻、歪な形をしている。そんな山を左に拝みながら国道8号を南下すると、御上神社に到着した。その名の通り、三上山を神体山とする歴史ある神社である。お手洗いを借り、参拝する。自分は晴れるようお願いしたが、結局それは叶わなかった。
少し引き返して登山口に到着。石造の階段が上へと続く。2人は折り畳み傘を片手に進むが、私は面倒だったのでそのまま登った(結局体が冷えたのでそうすべきではなかった)。
少しあるくと、「割岩」というスポットに到着。どうやら岩が縦に真っ二つに割れていて、その割れ目の中を進むことができるようだ。「肥満度確認可能」という煽り文句までついている。旅行や帰省、日頃の不摂生で体重が増えていた私にはその煽りが比較的効いた訳だが、いざ通ってみると何の問題もなかった。もちろん2人もすんなり通ることができていた(一応エスケープルートもあるようだ)。登りはじめて約40分。三上山頂に到着。そこそこ雨が降っていたものの、非常にお手軽な山行である。ここからは東へ進み、後北上し妙光寺山を経由して下山する。山頂を過ぎると250mほど一気に高度を下げる。背後の三上山を振り返って見つつ、軽めの岩場や色付いた木々を見ながら進むことのできる良い道である。この道中では、深畑さんが雷鳥に所属していた際に行った山について話していた。日本アルプスの難易度の高い山域を縦走していた、とおっしゃっていた記憶がある。降りしきる雨の中、雑談をしながら歩みを進め、12時30分ごろ野洲駅に到着した。その後、調べてくださった蕎麦屋で暖かい蕎麦を奢っていただいた。体が冷え切っていたこともあり、非常においしかった。蕎麦を食べきって休んでいる最中、深畑さんがみかんを清野と私にくださった。なんでも雷鳥OBが働いている農園で栽培しているみかんで、深畑さんが贔屓にしているのだとか。これは各々家に持ち帰って食べたのだが、双方、「信じられないくらい美味かった」という意見で一致した。これに加え、深畑さんの論文も冊子形式でいただいた。地震に関する論文のようだ。私は文系ということもあり正直中身はあまり理解できなかったのだが、清野は興味深そうに中身を読んでいた。その後は蕎麦屋を出て、軽く言葉を交わして各々帰路についた(とはいっても全員同じ電車に乗車した)。
最後に、私は滋賀県出身なのだが、正直三上山に登山に行くという発想をあまり持ち合わせていなかった。JR東海道線に乗車しているとその雄大な姿を拝むことができ、俵藤太や徳川秀忠、松尾芭蕉などにゆかりのある歴史ある山という程度の認識で、その美しさ、歴史の深さを感じられる、見る主体の山であるという認識しかもっていなかった。しかしながら実際に登ってみると、意外にもいくつもの面白い特徴を持ち合わせた山であることが判明した。また、OBと一緒に登山をする、という新鮮な体験をすることができ非常に良かった。こういう山行がさらに増えれば良いと思う。
■感想
CL清野
・小さい頃からよく目にしていた山にやっと登ることができてよかった。
・思ったよりも岩場がちゃんとあって驚いた。急登も相まって手軽に達成感の得られる山だと思う。
・終始雨の中の山行となったが、たまには雨も経験しておくのも大事だなと思った。
・小説やマンガの編集さんの進捗管理能力がいかに凄いかを実感した。
SL髙村
・JRの車窓から眺めるものだとさえ思っていた山だが、意外にちゃんとした登山道を持つ山だった。
・普段は雨だとすぐ中止にしてしまいがちなので、良い機会になったと思う。
◯深畑 あいにくの天気でしたが、大きく年の離れた後輩と楽しい山歩きができました.