2024/4/14 高川山新歓ハイク
高川山新歓ハイク計画書 第一版
作成者:油井
■日程 4/14(日) 日帰り 予備日なし
■山域 御坂
■目的 新歓
■在京責任者 髙村
■在京本部設置要請日時 4/14 19:00
■捜索要請日時 4/15 08:00
■メンバー (27人)
・上級生(8人)
○油井○朱○西脇○山道○吉田○斉藤○鈴木○岩田
・新入生(19人)
■隊分け
・1隊
(上級生)CL:油井 SL:西脇
・2隊
(上級生)CL:朱 SL:山道 補助:吉田
・3隊
(上級生)CL:鈴木 SL:斉藤 補助:岩田
■集合
9:00 初狩駅改札前
■交通
□行き
08:09 高尾ー08:52 初狩
□帰り
13:48/14:15 大月ー14:25/14:51 高尾
■行程
初狩駅-(0:30)-男坂・女坂コース登山口-(1:20)-高川山-(1:20)-天神峠-(0:15)-峯山-(0:20)-オキ山-(0:25)-むすび山-(0:15)-むすび山展望台登山口-(0:20)-大月駅
【4時間45分/登り742m・下り842m】
■エスケープルート
高川山まで:引き返す
高川山〜馬頭観音:松葉コースで田野倉駅へ
馬頭観音〜大月駅:そのまま下山
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴(一部スニーカー) □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋
□タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書
□学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □モバイルバッテリー (□サングラス □トレッキングポール
□熊鈴)
■地図
25000分の1:「大月」「都留」
山と高原地図:「高尾・陣馬」
■共同装備
救急箱:有紗・アゲハ・エーデルワイス(鈴木)
■遭難対策費
100円×8名=800円
■悪天時
前日正午までに判断
■施設情報
□トイレ
初狩駅改札内
登山口
■備考
□日の出日の入り(大月)
日の出:5:12
日の入:18:17
□連絡先等
山梨県警大月警察署:0554-22-0110
4/14 高川山新歓ハイク記録
作成者:油井
■日程 4/14(日) 日帰り 予備日なし
■山域 御坂
■天気 晴れ
■メンバー
1隊CL油井(45) 2隊CL朱(45) 3隊CL鈴木(45) 1隊SL西脇(45) 2隊SL山道(45) 3隊SL斉藤(45)
2隊補助吉田(44) 3隊補助岩田(45) 新入生18名
■共同装備
救急箱:有紗・アゲハ・エーデルワイス(鈴木)
■総評
富士山は一部雲に覆われていたものの、春の陽気の中、大人数で登山を楽しむことができた。初心者向けの新歓ハイクの中ではコースタイムが長く、急斜面もあり、一部の新入生はかなり疲弊していたが、雷鳥の良さや登山の面白みは伝えられたと思う。高川山をきっかけに雷鳥へ入会してくれる新入生が数多く現れることに期待したい。
■タイムスタンプ(1隊)
09:15 初狩駅
09:40 男坂・女坂コース登山口
10:40-11:15 高川山
12:50 天神峠
13:00 峯山
13:20 オキ山
13:55-14:05 むすび山
14:30 大月駅
■ルート概況
・しばらく晴天続きだったのでコースの状態は良好だった
・スニーカーで登れることを確認済みだったが、むすび山コースは一部グリップが効かず滑りやすい箇所があった
・山頂手前で富士山が顔を出し、山頂では雲に覆われた部分以外を確認できた
・むすび山コースからはリニアや中央道など大月・都留市街方面がよく見えた
■山行記(油井)
6時15分、スマホと目覚まし時計が鳴り響き目を覚ます。流石に2週連続同じ過ちを繰り返すわけにはいかず、今回はダブルアラームで絶対に二度寝しない体制で臨んでいた。いや、2週連続の回避とは言わず、あの一件以降、人との約束で寝坊しないと心に誓った。その翌週の川苔山新歓ハイクにおいて、再びやらかしかけて自分が嫌いになったことはさておき、先週とまったく同じ電車で初狩に向かう。
幸いなことに全員の起床確認がとれ、予定よりは少し遅れたが9:05には全体に向けた挨拶を始めた。僕自身が昨年の新歓ハイク・山行に参加せずに雷鳥に入会した人間なので、新歓の雰囲気は新鮮で、多分新入生と同じ気持ちで25人を前に話していた。それにしても高川山という言ってみれば無名の山に18人もの新入生が集まったのは意外であった。余程登山への熱意があるのだろうと期待が高まる。とはいえ男女比は8:1とかなり偏っていたのであるが。全体挨拶後は隊ごとに自己紹介をしてから自分がCLを務める1隊から順次出発した。人の顔と名前を覚えるのは比較的得意だと思っていたが、6人も初対面の男がいるとなかなか判別がつかない。あやふやなままスタートしたが、登山口まで歩いていく中で出身地や高校時代の部活動の話をしているうちに段々と特徴を掴むとともに個人を判別できるようになっていった。かんかん照りの中、登山口までの車道歩きを終えると一旦休憩をとった。そうこうしているうちに3分後に出発していた2隊に追いつかれてしまう。登山口にはそれなりのスペースがあるものの、この日は日曜ということもあり雷鳥以外の登山者も多い。車道歩きで抜いたいくつかのパーティーも続々と到着したので追い出される形で登山を開始する。
歩き始めてすぐの沢コースとの分岐点にクマ出没注意の看板があり、見るからに屈強そうな男しかいない新入生でも随分と怖がっていた。ここでクマの危険性について詳しく解説し、正しく恐れることの大切さを伝えた。登山をやらない人からしたらクマはとにかく人間を襲う危険生物としか認識できないのは仕方のないことだろう。かく言う私もまだ遭遇したことはなく、ネットで仕入れた知識でしか語ることができないのは幸運なことなのだろうか。その後は雷鳥の活動について熱心に質問されたのでそれに答えながらゆっくりと進む。こんなにも興味をもってくれているのは喜ばしい限りである。男坂・女坂の分岐点手前の急登を登りきったところで再び休憩をとる。かなりの傾斜であったが、それほどきつそうな様子は見せていない。少し休んでいると再び2隊に追いつかれた。2隊も順調に進んでいるようで一安心である。
緩やかに斜面に張り付くように伸びる女坂を登っていくと集合場所の初狩の街が見える。こんなに高いところまで登ってきたのだと新入生も興奮している。この調子で山頂まで行こう、とペースを維持して進む。ここでやらかした。新入生が順調についてきているのは確認できていたが、最後尾を任せていた西脇さんがやや遅れていたことに気づかずどんどんと差が開いていたようである。慌てて行動を停止し、一休みする。新歓ではSLとこまめにコミュニケーションをとり、隊全体の把握に努めることが大切だと痛感した。ここからはスピードに注意して慎重に山頂を目指す。富士山は雲に隠されて山体の一部が見える程度であるが、富士山の展望を売りにしていたハイクなだけあって、間近に見る富士山に新入生は喜んでいたので安堵する。山頂に着くと先客がたくさんいたので、手早く写真撮影を済ませ、昼休憩を取れる場所をなんとか確保する。上級生が座る場所はないが仕方ない。新入生にお菓子を配り、続々と到着する2隊・3隊の上級生と新入生の状態について情報を共有する。各隊とも大きな問題はないようで胸を撫で下ろす。
長めに休憩をとった後、むすび山方面へと下山を開始する。今回のコースは下山ルートが長く、飽きさせないようにするのが課題であったが、新入生は休憩のたびに順番を入れ替えてくれたので新入生全員と様々な話をできて楽しかった。新入生も楽しんでいたように思う。むすび山への道は割と急斜面であり、いかにも低山というような土の道であったが、これがスニーカーだと滑るようだ。先週の下見は雨の後だったため、土が湿ってかえって滑り止めになっていたが、ここ最近の陽気でからっからになった斜面は非常に滑りやすくなっていたのだ。ロープに掴まりながら慎重に降りてもらい、なんとか難所を突破した。1隊の屈強な男たちはアスレチック感覚で楽しめたようであるが、後続の隊はこの斜面に難儀したようである。同じ山でもコンディションによって大きく歩きやすさが変化することは頭に入れて計画しなければならないと感じた。
2隊と3隊は順番を入れ替えて3隊が先行しており、天神峠での休憩中に3隊に追いつかれる。後ろから見ると隊が伸びていたようで、反省反省。その先、峯山・オキ山を越え、大月市街に向けてぐんぐん下る。むすび山には桜が咲いており、大月の裏山というような感じで景色が良い。最後の休憩をとり、隊ごとの集合写真も撮った。先週はぬかるんでいたむすび山からの下山路も、晴天続きのためほぼ乾いており歩きやすかった。すぐに車道に合流し、桂川を越えて大月駅へと到着した。3隊は順調に下山していたものの、2隊は遅れをとっていたため大月駅での全員の集合写真を撮影することは諦め、1,3隊のみで先に解散することにした。電車の待ち時間に何人かは駅前にある桔梗屋でデザートを買って食べた。自分は信玄餅クレープというアイスを食べたのだが、程良い甘さで美味しかった。信玄餅は桔梗屋より金精軒派なのだが、こういう信玄餅関連のお菓子をたくさん売り出しているのが桔梗屋の強みだろう(金精軒の生信玄餅を食べたことない人がいたら是非食べてみてください、飛びます)。遅れていた2隊も無事に下山し、僕にとって初めての新歓ハイクが終わった。多くの同期や先輩にサポートしていただき、大変助かりました。ありがとうございます。あとから急斜面での苦戦を聞かされ、コース選定に問題があったと感じている。高川山自体は良い山だと思うが、来年以降新歓に使うかどうかは要検討だろう。中央本線沿線には、他にも富士山の眺望に優れた山があるので別の山の方が良いのかもしれない。コースを変えれば高川山でも行けなくはないだろう。来年も賑やかな新歓になることを期待したい。
■感想
1隊CL油井
・下見の時よりも斜面が急に感じられた
・常に先頭を歩いていたが、新入生が積極的に順番を入れ替えていたので未来の46期たちとたくさん話せた→1隊から雷鳥に加入したのはたった1人でした
・高川山は新歓ハイクにしてはちょい大変だが、総じて良い山だった
2隊CL朱
・無事に終えられて良かった。
・下見のときと地面の状況が変わり、スニーカーでは下山で結構滑って大変そうだった。ポールがとても役に立ったみたい。
・後ろの様子を見て歩くのがちょっと難しかった。
・健人さんが下りで滑る子に付き添ってくださってありがたかった。
・所々木に新芽が見られて前回より春を感じられた。
・山は自分のペースで歩くことが大事だと思った。新入生に楽しんでもらえてたら嬉しい。
3隊CL鈴木
・初めて行ったのだがシンプルにいい山だった。新歓には少し大変だったかも?暑さのせいか、混雑のせいか、滑りやすさのせいか、むすび山コースのアップダウンの多さのせいか?
・確かにむすび山コースは長いが、山ヤ的にはああいう少ピークを超えていくのが地味に楽しい。
・新入生とたくさん話せてよかった!雷鳥の話もたくさんできた。
・新入生のみんな登山をしっかり楽しんでくれて何より!
・岩田、斉藤は補助ありがとう!
・1隊は少し隊が伸びていた印象。先頭の人はもうちょっと後ろみて待ってあげてほしいなと思った。ペース管理が難しいのはとてもよくわかるけど。
・来年この山を新歓に選ぶかどうかはだいぶ難しいところですね。コースを変えれば大丈夫な気もする。
1隊SL西脇
・新入生とたくさん話すことができた。雷鳥の魅力を伝えることができたなら嬉しい。
・登りの際、自分を含め2人が隊に着いて行けなくなってしまい、追いつくまで数分ほど待ってもらう、といった事が数回ほどあった。次回からは、遅れそうな人は間に入ってもらうなりして気をつけていきたい。
・個人的な話だが、体力的にも、精神的にも、新入生をリードできるような余裕が欲しいとおもった。
2隊SL山道
・前日に陣馬に行っており、さらに友達の家でお酒を飲んだため万全の体調とはいえなかった。
・とにかく暑く、しかも花粉が飛んでいた。
・高川山から大月駅までが長く、スニーカーで来た新入生は下りで滑っていた。
・最後の最後にヘビ(きっとアオダイショウ)をちらっと見られて嬉しかった。
3隊SL斉藤
・前日の三頭山の疲労を抱えながらの新歓で若干しんどかったが、新入生とお話していたら元気になった。
・全体的に上手くいって良かったが、一点指摘すると、下山のコースはスニーカーでは相当慎重に行かないと滑ってしまう様子であった。実際新入生も何度か滑っており、事故に繋がりかねない状況だったと言える。
2隊補助吉田
・天気がよく暑いくらいだった。今期の雪解けは早いだろうか。
・水を切らしていたもっとアナウンスしておけばよかった。たくさん持っておいて正解だった。
・スニーカーで行けるは嘘な気がする。介入していなければ誰かが派手に転んで救急箱の出番になるという状況もあったと評価している。次もやるならもう少し配慮を加えた方がいいと考える。
3隊補助岩田
・新入生と色々話ができて楽しかった
・乾いた砂と落ち葉がかなり滑った
・暖かかったこともあり、水の消費量が多かった。多めにペットボトルを持ってきたのが役に立った。
・最後の方は右手にも左手にも街が見えて面白かった
・高尾駅を通るなら京王線が安くておすすめ