2024/5/25 武尊山慰労ハイク

武尊山慰労ハイク計画書 第一版
作成者:45期 岩田
■日程 5/25(土) 前泊 予備日なし
■山域 武尊山
■目的 新歓の慰労、ドライブ
■在京責任者 小田
■在京本部設置要請日時 5/25(土) 20:00
■捜索要請日時     5/26(日) 8:00


■メンバー  (4 人)
 CL 岩田 SL 油井 ◯ 斉藤 ◯ 清野


■集合
駒場キャンパス正門前 部会終了後


■交通
自家用車を使用

□行き
駒場キャンパス-練馬IC-(関越道)-水上IC-道の駅みなかみ水紀行館-裏見ノ滝駐車場
【約三時間/2730円】

裏見ノ滝駐車場か道の駅みなかみ水紀行館にて車中泊

□帰り
行きと同じ

■行程
裏見ノ滝駐車場-(0:05)-武尊神社-(0:30)-武尊沢林道終点駐車場-(2:57)-武尊山-(1:08)-剣ヶ峰山-(2:05)-武尊沢林道終点駐車場-(0:25)-武尊神社-(0:05)-裏見ノ滝駐車場
【計7:15/11.7km/△1288m/▽1288m】

■エスケープルート
・武尊山まで:引き返す
・武尊山から:そのまま進む。剣ヶ峰山には寄らない

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証
□現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット
□熊鈴)
□温泉セット
□モバイルバッテリー・充電用ケーブル
□チェーンスパイク
□車中泊用のシュラフ・マットなど
□免許証□運転に適した靴(運転手のみ)
□ETCカード(油井)
□初心者マーク(油井)


■地図
25000分の1:「藤原湖」、「鎌田」
山と高原地図: 16「谷川岳 苗場山・武尊山」

■共同装備
救急箱 (エーデルワイス):岩田
携帯トイレ * 2: 斉藤
チェーンスパイク:岩田



■遭難対策費
100円×4名=400円

■悪天時
前日5/24(金)の正午までに判断
ただし、その後も道路状況によって中止の可能性あり

■施設情報
□避難小屋
・手小屋沢避難小屋
□水場
・手小屋沢避難小屋付近に沢有り
□トイレ
・裏見ノ滝駐車場
・道の駅みなかみ水紀行館
□温泉
・湯テルメ・谷川 12:00~20:30(最終受付19:30) 駐車場有 630円
・鈴森の湯 11:00〜20:00(最終受付19:00) 駐車場有 900円
□駐車場
・裏見ノ滝駐車場
□コンビニ
・ファミリーマート みなかみ湯原店 (24時間営業)
・セブンイレブン 群馬みなかみ町店 (24時間営業)

■備考
□日の出日の入り(武尊山)
・日の出 04:30
・日の入 18:51
□連絡先等
・片品村観光協会 0278-58-3222
・群馬県警察 沼田警察署 0278-22-0110
・群馬県警察 沼田警察署藤原駐在所 0278-75-2202
・群馬県警察 沼田警察署水上交番 0278-24-3721
・湯テルメ・谷川 0278-72-2619
・鈴森の湯 0278-72-4696

5/25武尊山慰労ハイク記録
作成者:岩田
■日程 5/25(土) 日帰り前泊
■山域 上州武尊山
■天気 快晴
■メンバー
CL岩田、SL油井、斉藤、清野

■共同装備
救急箱 (エーデルワイス):岩田
携帯トイレ * 2: 斉藤
チェーンスパイク(ヒガシヤマ):岩田
        (ツルマイ) :斉藤

■総評 (岩田)
初CLに車中泊と不安を覚えるところもあったが、メンバーのサポートのおかげで無事終えることができた。よく晴れた青空の下、素敵な慰労ハイクになったと思う。武尊山は鎖場あり残雪ちょっとありと登りごたえがあった。稜線や山頂からは多くの山々を見渡すことができ、雷鳥で行くようなところは大体見えるんじゃないか、という話をした。途中にはヤマザクラやショウジョウバカマ、シャクナゲが咲き誇っており、お花見気分も味わうことができた。こういうドライブ山行がもっと増えるといいと思う。

■タイムスタンプ
7:05 裏見ノ滝駐車場発
8:30 手小屋沢避難小屋
10:31 武尊山
11:57 剣ヶ峰山
14:47 裏見ノ滝駐車場着

■ルート概況 (岩田)
全体的に道がはっきりしており、安心して進むことができる。武尊山のあとは剣ヶ峰山へ行く。山頂に至る直前の道が結構な急登であるが、今回のメンバーは皆問題なかったようだ。その後の下りもそこそこ急であり、あまりスピードが出なかった。
YAMAPの活動記録を見ると六月くらいまで雪が残っていそうで心配だったが、結局チェーンスパイクの出番がない程度だった。雪解け水でぬかるんでいるところや小さな沢を渡る箇所がいくつかあったものの、登山靴をはいていれば問題ないだろう。

■山行記録 (岩田)
ドライブ山行やりたいやりたい、と言っていたところ油井と斉藤に武尊山はどうかと提案されてこの山行計画ができた。百名山だが公共交通機関でのアクセスがあまり良くなく、駒場から適度な距離もあってドライブ山行にはもってこいの山だ。
金曜の夜、「雷鳥を始める人へ」の部会を中座して車を停めてある高井戸へ。スーパーで食料を買い込み、出発した。夜の高速は空いていて心地が良い。風景が見えないのが難点だが、運転しているという感じは変わらず味わえる。順調に進み、十一時前には道の駅みなかみに到着した。百台は入りそうな駐車場にはまばらに車が止まっている。皆、明日山に行く人たちだろうか。在京に到着の報を入れて、車中泊の準備にかかる。荷物を運転席に移し、後部座席を畳んで銀マットを敷く。今回は有り合わせのものでなんとかしたが、座席の隙間なんかに詰められる毛布や防寒具があると便利だ。慣れていないせいもあって、結局四十分ほどかかってしまった。荷物の移し替えなど外に出る機会も多いので、天候が悪い日には難しかっただろう。今回着いたとき若干雨がぱらついていたが、幸いなことにすぐ止んだ。後部座席に三人、助手席に一人詰め込んでなんとか眠りにつく。快適に寝るならば七人乗りの車に二人までだろうな、などと思う。自分はよく眠れたし、他の三人もまあそれなりに眠れたようだ。
朝は六時ごろに出発する。武尊神社手前の駐車場までの道はそれなりに太く、斉藤の運転に不安はない。着いた時点で駐車場は七割ほど埋まっていた。予定通り七時ごろに山行を開始する。駐車場からすぐのところには武尊神社があり、今日一日の無事を祈って出発だ。しばらくは林道沿いを歩いて行く。行ったときは通行止めだったが、この先にも駐車場があり、車が通れる程度の道が続いている。そのうちに林道も終わり、いよいよ登山道らしくなってくる。北の方に来たからか涼しく、とても心地が良い。尾根に出るまでしばらく急な上りが続く。途中で二組ほど追い抜いたが、どちらもかなりいいペースで進んでおり、自分たちが休憩をとっている間に追いつかれてしまうほどだった。しばらく進んでいくと尾根に出る。少し逸れたところに手小屋沢避難小屋があるので、それも見てくる。トタンでできたカマボコ型の小屋で、中にはペットボトルの水が置いてあった。一体いつの水だろうか。そこから尾根沿いを歩いていく。向こうには、これから登る武尊山と剣ヶ峰山が見えている。山頂の下あたりは岩がゴツゴツとしており厳めしい。目的地が見えていると進捗が分かりやすくていいものだ、なんて思いながら歩いていく。時期が良く、道端にはショウジョウバカマの可憐な花が咲いている。細長い花弁と雄蕊が確かに袴のようだ。さらに進んでいくと道の先に白いものが見える。雪だ!嬉しくなったが、日陰に少し残っているくらいで、足跡もしっかり残っていて大したことはない。そうして歩いていくうちに、鎖場に出る。雪解け水で濡れていたり、据えつけてあるハシゴがボロボロになっていたりしたが、特に問題なく進む。アスレチックのようで楽しい。鎖場を登る時はあまりよそ見をしていられないが、とにかく景色がいい。尾瀬も奥多摩もよく見える。自分も山座同定の技術を身につけよう、と心に決める。さらに進むと高い木が無くなり視界が開ける。東京ではとっくに散ってしまった桜がたくさん咲いている。シャクナゲも咲いていて、お花見気分を味わわせてくれる。山頂はそこそこ広く、座って景色を眺めることができた。しばらく休憩したら、眠くならないうちに剣ヶ峰山へ。一度下るが、ちょっとしたザレ場のようになっていたので、慎重に進んだ。途中でYAMAPに載っている写真と同じ構図の剣ヶ峰山を見つけて盛り上がる。尾根沿い正面に剣ヶ峰山が見えているが、道は右の方に続いているのでそちらの方へ。すぐに分岐に出る。山頂まで100mとの看板を見つけ、走れば10秒ちょっと、などと軽口を叩いていたのだが、これがまた急である。今改めて確認してみたら、標高差が50mあった。しかも足元が岩であまり良くない。えっちらおっちら登ってついに山頂へ。こちらはあまり広くない。先に山頂にいた初老の男性とお話をしたところ、前夜は前武尊の方でビバークをし、星を見てきたとおっしゃっていた。とても素敵だ。写真を撮って頂き、登ってくる人をやり過ごしたら下り始める。ここからはしばらく急な下りが続く。特にペースを落としたつもりはなかったが、YAMAPの記録を見るとこの辺りはコースタイムの100%前後で推移していた。やはり下りには技術か才能がいるものだ。才能は如何ともし難いとして、さてどうやって技術を身につけようか。とにかくずっと下っていく。どうしても足元に注意しなければならないので、あまり景色は見られなかった。途中で何箇所か渡涉するところがあり、やや単調な下りにも変化が生まれた。途中大きめの沢で水を汲んで飲んでみたところ、変な味がした。そんなこともあるものか。とりあえず体に不調は出ていないので良しとしよう。そうして最初の穂高神社へ戻ってくる。無事楽しい山行ができたことのお礼と、帰宅までの安全を祈願する。最終的に、コースタイム七時間に対して行動時間が八時間弱、休憩を入れてとんとんくらいだった。思ったよりも下りに時間がかかってしまった。
自分の携帯は圏外だったので油井に下山連絡を入れてもらいつつ、すぐそばにある裏見ノ滝を見に行く。その名の通り以前は滝の裏を通って向かい側に行けたそうで、祠が建っているのが見える。しかし、現在は崩落してしまって通行できない。手前の観瀑台からの眺めであるが、立派な滝が見られて皆満足した。
車に乗ってもと来た道を下り、温泉に寄った。温泉の情報は調べていたが、場所と道順を把握していなかったために電波の繋がらない環境で苦労した。以後ドライブに行く際はルートを頭に入れておきたい。露天はぬるめで、ずっと入っていられるようだった。前日からの疲れと汚れを落とし、帰路につく。高速も、土曜日の上りであるから空いており、最後まで無事故で高井戸に着くことができた。
武尊山はとても良い山だったし、登っていた人は皆いいペースで、いい意味で山に慣れた人たちばかりだったように思う。アクセスが良くないから、「武尊に行きたい」という強い気持ちの人が集まっていたのかもしれない。ドライブや温泉も楽しめた。新歓の疲れを癒す、慰労ハイクの名にふさわしい山行になったと思う。

■感想
□岩田
・初CL、みんなのおかげで無事遂行できました!ありがとう!!
・武尊山いいね。好きになりました
・ドライブまたしたいな
・油井、車貸してくれてありがとう
・参考のために一日自動車保険の比較を載せておきます
自動車保険
□油井
・北関東にハマりそう
・雪、岩、桜、石楠花、どれも綺麗だった
・高山植物の勉強したい
・マイカーで車中泊すれば交通費+宿泊費で3000円ちょいで経済的だね
□斉藤
・互いに心を許しあっているからこそペースや休憩の取り方で余計な気遣いをする必要もなく、雷鳥のモットーを再確認するような、とっても楽しい山行だった。
・程よい鎖場、格好良い山容、優れた眺望、綺麗で多様な花々、風のない稜線歩き、どれも素敵で非常に充実した山行だった。特筆すべきは多様な花々で、普通の稜線といえば風にさらされるかハイマツ帯におおわれるかの二択であると思うが、ここでは稜線の両脇を低木の花々が覆っていた。心地よく歩きつつ花を眺めることもできる、贅沢な稜線である。
・上記に加え今回はヒヤリハットもなく、終始心穏やかである。まさに慰労ハイク。
□清野
・様々な花が咲いていてとてもよかった。まさかこの時期に満開の桜を見れるとは
・もっと花の名前を覚えます
・程よい鎖場やガレ場、稜線に雪など、登山道自体もとてもバリエーションに富んでいて歩いていて楽しかった
・初めての車中泊だったが、あまり寝れなかった。どこでも寝れる人になりたい