2024/5/27 檜洞丸ハイク
檜洞丸 第2版
作成者:鈴木(45) 山道(45)
■日程 5/26(日) 日帰り 予備日なし
■山域 西丹沢
■山行目的
■在京責任者/助言役 油井(45)
■在京本部設置要請日時 5/26 20:00
■捜索要請日時 5/27 8:00
■メンバー ( 9人)
CL 鈴木SL 山道 ◯ 佐藤 ◯ 伊藤 ◯ 翁 ◯ 上田 ◯ 北島 ◯ 西山 ◯ 江藤
■集合
以下の電車内
5:41 新宿 -[小田急小田原線急行・小田原行き]- 7:01着 新松田
■交通
□行き
7:15 新松田駅 -[富士急湘南バス/松62]- 8:26 西丹沢ビジターセンター
□帰り
14:40/15:40/17:05/19:00 西丹沢ビジターセンター -[富士急湘南バス]- 15:49/16:49/18:15/20:10 新松田駅
■行程(YAMAP)
西丹沢ビジターセンター -0:05- ツツジ新道入口 -0:55- ゴーラ沢出合 -1:00- 展望園地 1:10- 石棚山稜分岐
-0:20- 檜洞丸 -0:15- 石棚山稜分岐 -1:00- 展望園地 -0:45- ゴーラ沢出合 -0:45- ツツジ新道入口
-0:05- 西丹沢ビジターセンター
【計6:20/9.4km/△1241m/▽1241m】
■エスケープルート
檜洞丸まで:引き返す
下山中:そのまま下る
西丹沢VCへ下りない場合は代わりに箒沢方面へ下る
※西丹沢ビジターセンター -0:05- ツツジ新道入口 -0:55- ゴーラ沢出合 -1:00- 展望園地 1:10- 石棚山稜分岐
-0:20- 檜洞丸 -0:15- 石棚山稜分岐 -0:15- 分岐 -0:10- テシロノ頭 -0:10- 白ザレノ頭(白崩レノ頭)
-0:25- 石峰山 -0:10- ヤブ沢ノ頭 -0:35- 板小屋沢ノ頭 -1:35-
箒沢公園橋バス停【計7:05/10.1km/△1334m/▽1366m】
※14:41/15:41/17:06/19:01 箒沢公園橋 -[富士急湘南バス]- 15:49/16:49/18:15/20:10 新松田駅
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証
□現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール
□サポーター/テーピングキット □熊鈴)
■地図
山と高原地図:「29 丹沢」
■共同装備(調整中)
救急箱(苺):鈴木
■遭難対策費
100円×9名=900円
■備考
□山頂の標高(檜洞丸/ひのきぼらまる):1601m
□日の出日の入り(檜洞丸)
日の出 4:32
日の入 18:50
□連絡先等
松田警察署 0465-82-0110
三保駐在所 0465-78-3360
西丹沢ビジターセンター 0465-78-3940
□過去の記録
2022年 記録
5/26 檜洞丸ハイク記録
作成者:鈴木(45) 伊藤(46)
■日程 5/26(日) 日帰り 予備日なし
■山域 西丹沢
■天気 曇り
■メンバー
CL鈴木(45) SL山道(45) ◯佐藤(46) ◯伊藤(46) ◯翁(46) ◯上田(46) ◯北島(46) ◯江藤(46)
■総評(鈴木)
windy.com上では前日まで小雨の予報があり実施するか悩んでいたが、windy以外の天気予報サイトでは概ね曇り予報であること、windyの予報も当日が近づくにつれて回復傾向であったことから、現場の状況次第で臨機応変に対応することを前提に決行とした。結果的には山頂付近でガスと霧雨があった程度で、特に支障はなかった。降水量は多くなく沢も増水しているようには思えなかった。沢の渡渉箇所が心配だったが、46期も難なく通過できていた。
■タイムスタンプ
08:51 西丹沢VC
08:57 ツツジ新道入口
10:34-10:39 展望園地
11:50-12:15 檜洞丸
13:35 展望園地
15:08 ツツジ新道入口
15:20 西丹沢VC
【計6:30/9.4km/△1241m/▽1241m】
■ルート概況(鈴木)
ツツジ新道入口からゴーラ沢までは崩落箇所があり緊張感がある。なお、崩落箇所の多くには橋が渡してあるが、揺れやすいので一人ずつ進むと良い。ゴーラ沢出会では渡渉箇所があるが慎重にいけば問題ない(ただし増水には注意すること)。ゴーラ沢を過ぎてからは岩場・鎖場・はしごが時々現れる登り。傾斜があり適度な負荷がかかる。山頂を目前にすると木道歩き。山頂標識前の展望はすぐれないが犬越路方面に少しだけ出ると視界が開ける(今回はガスのせいで眺望は得られなかったが、晴れていれば絶景スポットだ)。全体として、注意を要するポイント(はしご・岩場・鎖場・沢の渡渉)が適度にあり、アップダウンもそこそこあるため、大学から山を始めた人にとっては、体力度・難易度の両面で、初級から中級へのステップアップになると思う。
■山行記(伊藤)
小田急新松田駅7:00集合。初夏のニチアサ、駅前のバス停は登山客たちの爽やかな笑顔で溢れている。私もニチャアとしながら満員のバスに乗車。天気はまずまずで、窓外に目をやると、明神ヶ岳には雲がかかっている。先輩は愛嬌があり親しみやすい方々で、バスでのおしゃべりで早速打ち解け、新入生に「小動物が戯れあってるようにしか見えない」と舐められていた。
1時間強山道を揺られ、檜洞丸へつながる拠点、西丹沢VCに到着。先輩方のいちゃいちゃタイムの後、ミーティングをして出発。登山道に入ると、山ビルの注意喚起を受ける。地面からだけでなく上からも降ってくるよ、気づいたら血だらだらなってるよ、と恐ろしい説明を聞いて震え上がっている私の前方から「噛まれてみたい…」いう声がしたような気がするが、気のせいだろうか。。
美しい新緑に包まれながら、少し湿った登山道を歩く。時折鼓膜を揺らす小鳥の甘いさえずりが心地良い。道中にはありがたいことにたくさん橋が整備されている。たまに支柱の間隔が広くて大きくたわむものがありスリルを感じた。途中でかい蜂がいて怖かった。
ゴーラ沢に出る。おぼつかない足取りだったが、先輩からポールをお借りしてなんとか渡渉できた。他の新入生はみんなひょいひょいと渡っていて、なんか情けなくなった。渡渉後の休憩では、透き通る清流を楽しんだ。山道先輩は引き寄せられるように沢に近づいていき、たちまちゲンゴロウを見つけ、捕まえていた。もしかして山の妖精さんですか?
檜洞丸はツツジが美しい山である。5月下旬〜6月上旬のこの季節にちょうど見頃を迎えるため、たくさんの登山者とすれ違ったほか、いくつかのパーティーとは抜かし抜かされあった。毎回挨拶をするので馴れ合いっぽくなるかなと思ったが気まずい顔をされた(気がする)。このように人気の山であるため、山道の踏み荒らしは問題になっているようだ。私もコースを外れぬよう注意して歩く。
ゴーラ沢からのコースには随所に鎖場や岩場といった楽しい要素があり、それゆえ何度か渋滞にあった。先輩がへいすてぃしてしまうのも仕方のないことである。さらに登ると霧がだんだん深くなり、同時に涼しかった気温は少し寒いくらいにまで下がった。足元に目をやると、ときたま芋虫が落ちている。丹沢はかつて大量発生したブナアオシャチホコによる食害にあったと聞いたが、もしかしてそれだろうか。
コース終盤は長い木道が完璧に整備されており、大変歩きやすかった。
12時前に山頂到着。一面の霧で眺望は得られなかったが、みんなで幻想的な雰囲気を楽しんだ。気温が低く、風もあったため、CL鈴木先輩の判断で早めに出発した。
ツツジ新道に立ち寄ると、鮮やかに咲くツツジを見ることができた。晴れであれば「富士山と青空とツツジが揃った光景の美しさ」(2022年の雷鳥参考記録より)を楽しめたようだが、開けた斜面に迫る一面の白い霧というのもまた迫力のある光景であった。
下山時にまたポールをお借りし、少ない負荷で下ることができた。何回か滑ってしまう場面もあり、間隔を取ることの大切さを学んだ。
途中、景色が見えないので大声で叫んで山びこが返ってくるか確認しようと試みたが、返ってこなかったので多分開けた光景が広がっていたのだと思う。みなさんも思い思いに快哉を叫んでいた。
山頂から3時間ほどで下山。獲得標高1200mを超える登山のあとにもかかわらず、バス停までの道を1年生は元気いっぱいに走っていった。体力の差を思い知らされた。バス待ち中、山道先輩はプラナリアを発見していた。凄すぎる、やっぱ妖精さんですよね。
雨の心配もあったが、ほとんど降られず、先輩の懸念していたゴーラ沢増水もなく無事下山できた。先輩の的確な判断に感謝。
■感想
CL鈴木
・落石を起こしてしまい反省した。一年生の「ラ〜ク」の声に助けてもらった。上級生として情けない。
・山頂付近ではガスと霧雨が繰り返される感覚があり、体感温度が一気に低下した。山頂に辿り着けるだろうか、また、下山時にこれ以上酷くならないかと心配した。山頂での休憩時間が長いと冷え込んでしまうだろうと考え山頂の滞在時間は短めにした。
・前日の天候判断ではwindyで1mm未満の降水が予想されていた。沢の渡渉箇所もあり慎重な判断が迫られ、CLとしては緊張感があった。
・天候に応じた判断を、本格的な夏山シーズンの前に体験でき、CLとして成長する機会になった。
・新歓以外で46期を連れていくのは初めてであったが、みな健脚だった。今後に期待したい。
・1年生は元気いっぱい。
・46期の皆さんへ。今回はアップダウンが1200mあり、はしご・岩場・鎖場・沢の渡渉が適度に現れるルートでした。夏山に向けて体力・技術力の両面でステップアップを果たせたと思います。みなさん今回は無事にクリアできていたのでこれからも山を安全に楽しんでいきましょう!
SL山道
・いい気分転換になってよかった。
・ゲンゴロウ類とプラナリアに出会えて大満足。
・今度は生き物観察に行きたい。
・水が入ったボトルを落としてしまった。水自体はザックにたくさんあり、回収も下山時にできたので良かったが、以後気を付けたい。
◯佐藤
・ゴーラ沢渡渉で、バランスを保つのが難しかった。
・山頂付近はガスっていたが、これはこれで幻想的で素敵だった。
・丹沢の木道に憧れていたので、木道を歩けてテンションが上がった。
・下山時に先輩のストックをお借りしたら、膝への負荷が軽くて驚いた。ストックを使いこなせるようになりたい。
・テスト4日前でしたが行ってよかったです!
◯伊藤
・疲れで翌日活動に集中できなかった。トレーニングの必要性を感じた。
・トレッキングポールの効果が想像以上で驚いた。ひろさんありがとうございました。
・渡渉や木道、鎖場があり、変化に富んだルートを歩くのがとても楽しかった。
◯翁
・沢渡りや杖の使い方、適切な人との間隔など大切なことを学べて良かった。
・左の足裏ばかり痛くなったので右足を多めに使うなどしてみたが、次回は初めからバランスを注意したらうまくいくのか試そうと思った。
・イモムシと木道脇の豊かな植物に心踊った。
・楽しかったーーッ
◯上田
・ヒルに噛まれなくてよかった。
・後ろと話をしててついつい前にすすむ意識が薄れてしまった。
・もう少し体重を落として膝への負担を軽減させたい。
◯北島
・新緑の林が美しかった。紅葉の時期に歩いても楽しめそう。
・変化に富んだ登山道で、飽きずに楽しく登れた。
・シロヤシオを楽しみに登ったが、花の数がとても少なくて残念だった。当たり年に再訪したい。
・足が少し痛くなった。特に下りでの歩き方を改善したい。
◯江藤
・行動食のバランスを次からもう少し考えて持っていきたい。
・下山の際に人間間隔を十分確保していないと上級生から度々指摘を頂いた。以後気をつけたい。
・ガスっており、山頂からの展望はなく残念だったが、山全体が幻想的な雰囲気に包まれており大変素晴らしい景色だった。