2024/6/9 燧ヶ岳・尾瀬沼ハイク
燧ヶ岳・尾瀬沼ハイク計画書 第三版
作成者:油井(45)
■日程 6/9(日) 前泊日帰り 予備日なし
■山域 尾瀬
■目的 百名山登頂、ミズバショウ鑑賞
■在京責任者 岩田
■在京本部設置要請日時 6/9 18:00
■捜索要請日時 6/10 08:00
■メンバー ( 4人)
CL 油井SL 小田◯ 白石 ◯ 矢島
■集合
6/8 15:35 那須塩原駅西口
(那須連山ハイク中止の場合は6/8 10:00 吉祥寺駅北口)
【在来線】
12:40/13:09 新宿ー14:31-14:45/14:54-15:19 宇都宮ー15:30/16:05 那須塩原(学割乗車券で2110円)
【新幹線】
14:12 東京ー15:20 那須塩原(学割乗車券で4960円)
■交通
駐車料金・高速代・ガソリン代は割り勘
□行き
自家用車1台を使用
那須塩原駅西口-久川ふれあい広場キャンプ場 90km(2時間)
久川ふれあい広場キャンプ場-尾瀬御池 40km(50分)
御池駐車場は駐車料金1000円(400台)
□帰り
沼山峠-尾瀬御池 会津バス(尾瀬シャトルバス) 600円 30~40分間隔(最終は17:00)
自家用車1台を使用
尾瀬御池-西那須野塩原IC-和光IC-和光市駅-吉祥寺駅(和光市駅まで4時間半、吉祥寺駅まで5時間)
高速代3510円
白石:和光市駅
小田・矢島:吉祥寺駅
■行程
御池駐車場-(3:05)-俎嵓-(0:20)-燧ヶ岳-(0:15)-俎嵓-(2:15)-尾瀬沼ビジターセンター-(1:10)-沼山峠-(0:20)-尾瀬沼山峠バス停
【7時間37分/13.1km/△1133m▽934m】
■エスケープルート
燧ヶ岳まで:引き返す
燧ヶ岳から:そのまま下山
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □トレッキングポール □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル
□水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □ライター □トイレットペーパー □着替え・温泉セット□ヘッドランプ □予備電池
□エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク
□消毒用品 □日焼け止め □モバイルバッテリー □メガネケース
(□サングラス □歯ブラシ □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □コンタクト/眼鏡 □ゲイター)
〈油井と小田〉
□運転に適した靴 □免許証
〈油井〉
□初心者マーク □ETCカード
■地図
25000分の1:「燧ヶ岳」
山と高原地図:「尾瀬」
■共同装備
軽アイゼン
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(黄):油井 ◯
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(赤):白石〇
・スノースパイク6 No.4:矢島 ◯
テント
・Dunlop V6 No.1:油井◯
ヘッド
・緑7:油井◯
カート
・大×1:油井◯
調理器具セット
・キャサリン:油井◯
救急箱
・有紗:小田(那須からひきつぎ)
スパッツ
・パープル:油井◯
■遭難対策費
100円×4名=400円
■悪天時
8日7時までに判断
■施設情報
□山小屋
・尾瀬御池ロッジ 080-2844-8873 1泊軽朝食つき6500円
・長蔵小屋 0278-58-7100 1泊素泊まり8300円/2食つき12300円
□キャンプ場
・久川ふれあい広場キャンプ場 テントサイト 一箇所500円 + 一人200円 /日
□トイレ
御池、尾瀬沼ビジターセンター
□温泉
・古町温泉赤岩荘 0241-76-2833 700円(9:30~20:00)
・燧の湯 0241-75-2290 600円(6:00~20:00)
・駒の湯 0241-75-2655 600円(6:00~20:00) 内風呂のみ
・アルザ尾瀬の郷 0241-75-2200 600円(13:00~18:00) 露天風呂のみ
□ガソリンスタンド
JA檜枝岐村 檜枝岐村給油所:09:00~17:00 村の補助を受けているため周辺よりは安い
ENEOS / (株)佐野商事 いなSS:07:15~18:00 日曜日定休!
他R352沿いに多数
□電波状況
docomo:山頂手前〜長英新道の一部区間で利用可能
au:御池田代〜広沢田代・俎嵓〜ミノブチ岳の一部と長英新道の後半以降を除き利用可能
softbank:沼山峠のみ利用可能
■備考
□日の出日の入り(燧ヶ岳)
日の出 04:22
日の入 19:01
□連絡先等
南会津警察署:0241-62-1140
伊南駐在所:0241-76-2110
沼田警察署:0278-22-0110
尾瀬駐在所:0278-58-3144
6/9 燧ヶ岳・尾瀬沼ハイク記録
作成者:油井(45)
■日程 6/9(日) 前泊日帰り 予備日なし
■山域 尾瀬
■天気
■メンバー
CL油井(45) SL小田(45) ◯白石(46) ◯矢島(46)
■共同装備
軽アイゼン
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(黄):油井 ◯
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(赤):白石〇
・スノースパイク6 No.4:矢島 ◯
テント
・Dunlop V6 No.1:油井◯
ヘッド
・緑7:油井◯
カート
・大×1:油井◯
調理器具セット
・キャサリン:油井◯
救急箱
・有紗:小田(那須からひきつぎ)
スパッツ
・パープル:油井◯
■総評
那須からハシゴして南会津のキャンプ場で前泊し、檜枝岐からアクセスしたが、こちら側の御池登山道から登って大正解であった。急登を超えた先の湿原には水芭蕉と池塘が広がり、燧ヶ岳に登るなら是非ともこのコースをおすすめしたい。軽アイゼン絡みでいくつかトラブルがあったので注意したい。
■タイムスタンプ
5:10 御池駐車場
6:00 広沢田代
6:55 熊沢田代
8:45 俎嵓
9:40 燧ヶ岳
10:15 俎嵓
10:45 ミノブチ岳
12:40 尾瀬沼ビジターセンター
13:55 尾瀬沼山峠バス停
■ルート概況
御池登山道は駐車場の一番奥から始まるので若干分かりづらい。登山口から木道が始まり、なんなら下りで足に優しい。すぐに御池田代をかすめ、いきなり水芭蕉が出迎えてくれる。かなり歩かれているルートのはずだが、木道は朽ち果てて崩壊しているところも多い。急登を超えると広沢田代、また急登を超えると熊沢田代が広がり、ボーナスステージとなっていた。俎嵓への登りでは雪渓歩きがあり、軽アイゼンを装着し、トレッキングポールでバランスを保って慎重に進んだ。燧ヶ岳の山頂からは尾瀬沼や尾瀬ヶ原を眼下に一望できた。下山時に使用した長英新道は、ミノブチ岳以降眺望もない単調でぬかるんだ道で、はっきり言って苦痛だった。尾瀬沼に降りると尾瀬沼越しに燧ヶ岳が聳えており、雄大だった。尾瀬沼から大江湿原を通り沼山峠のバス停までの道は登りも含め全て木道で歩きやすかった。
■山行記
0日目(白石)
正午過ぎ頃、日曜夜〆切の課題たちを尻目に家を出る。日帰り登山ということで、山中で必要な物は全て20Lのデイパックに詰め込んでしまい、寝袋・銀マット・登山靴をトートバッグ2つに入れて携行した。混雑した湘南新宿ライン車内でも、これなら痛い視線を浴びずに済む。大宮駅でふと目を覚ますと、那須連山に赴いていた45期組から軽アイゼン調達の命が届いているではないか!宇都宮駅そばの石井スポーツを探し当てたのと、学割切符を失効することなく途中下車できた(改札窓口に声を掛ければだいたい行けるという)のは、矢島隊員の手柄であることを記しておく。ついでに宇都宮餃子と笹団子を調達、つかの間の宇都宮観光である。那須塩原駅で45期の車と合流。後部座席での長い眠りを抜けると夕飯であった。次に目を覚ますとキャンプ場に着いていた。入学前には「運転免許ォ?めんどくせぇしいらねー」などと言っていた私も、運転要員がいかに重要でありがたい存在であるかを噛み締める移動日となった。一応弁明しておくと、昔から車酔いにめっぽう弱く、酔い止めを服用したうえでさらに寝ないと、すぐ酔ってしまうのである…ここ数年はだいぶマシになってきたかも…?
1日目(矢島)
前日は8時に就寝したこともあって、3時起床であったが、すごぶる体調は良かった。車にある程度の荷物を置いて、5時過ぎに登り始めるとすぐ側には水芭蕉が!小学生の頃から知識としては知っていた尾瀬の水芭蕉が目の前にあった。とても感動した。(この時はこの後もっとたくさんの水芭蕉が見れることを知る由もないのだが…)燧ヶ岳は2300メートルを超える東北一の山であるが、広沢田代・
熊沢田代と平らな木道があるので登っていても途中で休憩した気持ちで登ることができた。熊沢田代から俎嵓までは多くの雪渓があり、軽アイゼンを装着して登ることになった。私は軽アイゼンの装着方法が分からず、かなり時間を食ってしまったが、それ以上に油井先輩の着用した軽アイゼンの留め具が破損したのは危なかったと思う。とはいえ、大きな事故もなく俎嵓に到着。しかしかなり風が強く、軽食を食べようにも菓子パンの袋が一瞬で遥か彼方へ行ってしまいそうなので、なんとか風を凌いで
軽食をとった。(そういえば軽アイゼンはむしろお荷物になってこの後は使わなかったような…)この調子で燧ヶ岳山頂まで登っていくと(流石に後半は少しきつかったが)、山頂から曇ってはいたが広々とした尾瀬ヶ原が見えた。時期的には終わってしまっているようだが、向こうでも無数の水芭蕉が見られるようだ。記念写真を撮った後、もとあった道を戻って、俎嵓を経由して尾瀬沼へ降りた。尾瀬沼では登り始めの3倍以上の水芭蕉が出迎えてくれた。登り始めのものより小ぶりで形の整ったものが多いように感じた。尾瀬沼ビジターセンターで軽く尾瀬国立公園や周辺の山々について勉強した後、バス停まで下山。その後、温泉を楽しんだ。前日から色々とトラブルが多かったが、目的の水芭蕉に加え、山頂からの景色も楽しめたので大満足の山行であった。帰りは途中まで爆睡していたので覚えていないが2時間近くコンビニがなかったようだ。山の近くとはいえ、この辺りに住んでいる人はどうやって生活しているのだろうか…
最後になるが、先輩方には2日間の移動に加え、9時を過ぎたのにもかかわらず、家の近くまで送ってもらったので本当に感謝しかない。
■感想
CL油井
・念願の水芭蕉が咲く尾瀬に行けて満足
・御池登山道は二つの田代で花を見ながら程よく休憩でき、燧ヶ岳に登るなら是非おすすめしたい
・長英新道は単調で辛い
・檜枝岐含め南会津はアクセス悪いけど魅力的(久川ふれあい広場キャンプ場は前泊に最適でした、芝がフカフカ!)
・サンショウウオのドレッシング美味しい!
SL小田
・御池からの登山道は、登る途中に湿原があって面白いです
・水芭蕉がみれてよかったです
・家の目の前まで車で帰れたのは幸せでした
・高速までがとても遠かった
・車だしてくれてありがとう
・1年生のふたりもおつかれさまでした
・軽アイゼンをわすれないようにしましょう
・北関東の山っていいなと気づきました
・キャンプ場は地面が芝生になっていてとても眠りやすかった
◯白石
・登り→湿原(ボーナスステージ!)→登り→湿原(ボーナスステージ!)
・雪渓歩きが新鮮で楽しかった
・登りになるとすぐ息切れてしまう…心肺機能向上に努めます
・山バッジは麓に近い店ほど安くて種類も豊富
・曇り予報で心配していたけど、各所からの眺めは最高に気持ちよかった
・お二方、運転本当にありがとうございました!!ぐっすり快適でした
・サンショウウオのドレッシング美味しい!
・小休憩でザックを下ろしているとき、すれ違う登山者を慌てて避けようとして木道から足を踏み外し、1m弱落下した。休憩中で気が緩んでいたし、屈んでザックを手に持っている姿勢は極めてバランスが悪かった。幸いかすり傷一つせずに済んだが、捻挫やそれ以上の怪我を伴ってもおかしくない、危険なヒヤリハットであった。慌てると大抵ろくなことにならない…。
・共同装備の定期メンテナンスや事前の使用確認の必要性を痛感した。今回は3名が共同装備の軽アイゼンを使用した。僕自身は”当たり”を引いたようだったが、それでも初めての装着にやや手間取った(持ち出し後実際使う場面までは取り出しもせず、中身が入ってるのを確認して安心するだけだった!)し、油井さんが着用した軽アイゼンの留め具破損は、状況によっては重大事故に繋がりうるヒヤリハットであった。
◯矢島
・山行記にも書いたが尾瀬の水芭蕉は念願の夢だったので嬉しい。
・前日に地元の店で食べた夕食は美味しかった。
・雪渓歩きはかなり初めての経験だったので楽しかった。
・何度か岩場に膝をぶつけて軽くけがをした。大したけがではなかったのだが、消毒の様子を白石くんに撮られたのは恥ずかしかった。
・東北道120キロ制限とはいえ、150キロを休憩入れて2時間弱で帰ってきたのはびっくりした(なんなら少し怖かった)
・軽アイゼン洗うの大変だった。