2024/6/15 御岳山・大岳山ハイク

御岳山・大岳山ハイク山計画書 第二版(確定版)
作成者:白川
■日程 2024/6/15(土) 予備日なし
■山域 奥多摩
■目的 登頂、交流、都会の喧騒から逃れる
■在京責任者 加藤
■在京本部設置要請日時 2024/6/15 20:00
■捜索要請日時     2024/6/16 9:00


■メンバー  ( 6人)
 CL 白川  SL 鈴木 ◯ 宰田 ◯ 城所  ◯ Cao  ◯ 胡 

■集合
JR青梅線御嶽駅改札出口 8:10
■交通
□行き
①青梅線→②西東京バス→③御岳登山鉄道(ケーブルカー)

①JR中央線・青梅線 (参考:新宿駅から行く場合)

訂正:新宿(6:45発)→青梅(7:46着、7:49発)→御嶽(8:06着) (945円)

②西東京バス
ケーブル下(滝本駅)行 :1番のりば
御岳駅→ケーブル下 8:38-8:48/9:12-9:22/9:44-9:54(片道340円、IC使用可)

(時刻表)
https://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/DiagramPdfCreate?course=0000431302&startId=00042608&stopNo=1

③御岳登山鉄道
御岳山行き
滝本駅↔︎御岳山駅 8:58-9:04/9:14-9:20/9:30-9:36(同時発車)
(片道600円、IC使用可)

(時刻表)
https://www.mitaketozan.co.jp/timetable.html
□帰り
西東京バス
武蔵五日市駅行き
大岳鍾乳洞入口→武蔵五日市駅 14:53-15:29/16:36-17:12/18:19-18:55/19:41-20:17
※鍾乳洞から入口バス停まで徒歩26分
(580円、IC利用可)

(時刻表)https://xn--transfer-ne4g.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/DiagramPdfCreate?course=0000422601&startId=00042090&stopNo=2

■行程
御岳山駅-0:40-御岳山-1:24-鍋割山分岐-0:49-大岳山荘-0:27-大岳山-0:29-白倉分岐-0:04-大滝分岐-1:05-大滝登山口-0:19-大岳鍾乳洞-0:33-大岳鍾乳洞入口バス停[計5:50]
■エスケープルート
・鍋割山分岐まで:引き返す
・鍋割山分岐から:
鍋割山-0:18-分岐-0:15-芥場峠-0:15-上高岩山-0:40-高岩山-0:45-大名子ノ頭-0:40-大岳鍾乳洞入口バス停[計2:43]

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□ライター □着替え・温泉セット□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル
□計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ
□トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □コンタクト/眼鏡)

■地図
25000分の1:「武蔵御岳」
山と高原地図:「奥多摩 御岳山・大岳山」
yamap
yamap(エスケープver.)
地図PDF
参照:YAMAPで登山用の地図を印刷する方法

■共同装備
救急箱(アゲハ):白川


■遭難対策費
100円×6名=600円

■悪天時
前日正午までに判断(→決行)

■施設情報
□山小屋
□避難小屋
□水場
□トイレ たくさんある
滝本駅構内、御岳ビジターセンターなど
□温泉
秋川渓谷瀬音の湯 10:00~22:00 1000円/人
 042-595-2614
大岳鍾乳洞入口から武蔵五日市駅行きのバス途中下車
□鍾乳洞
大岳鍾乳洞  9:00~16:00 600円/人
042-596-4201
■備考
□日の出日の入り(6/15)
日の出 4:20
日の入 19:09
参照:https://alumicase.com/acdc/mountain.html
□電波情報
docomo:https://www.docomo.ne.jp/area/servicearea/?rgcd=03&cmcd=LTE&scale=250000⪫=36.648212&lot=138.184078
au:https://www.au.com/mobile/area/map/

2024/6/15 御岳山・大岳山ハイク山記録
作成者:白川
■日程 2024/6/15(土) 予備日なし
■山域 奥多摩
■天気 快晴
■メンバー
 CL白川(44) SL鈴木(44) ◯宰田(43) ◯城所(44) ◯Cao(46) ◯胡(46)
■共同装備
救急箱(アゲハ):白川


■総評
晴天のもと、奥多摩の静かな林道歩きを楽しんだ。大岳山頂手前の鎖場も難なく過ぎ、ペースも安定して歩くことができた。後半は水の流れとともに下るコースで、たまに清らかな水に触れながら涼しく快適な山歩きをした。最後に寄ったお決まりの鍾乳洞でも涼を感じられて、下界の暑さから逃れた充実した一日になった。

■タイムスタンプ
 8:30  御岳山駅
 9:11  御岳山
 9:26  天狗の腰掛け杉
 9:52  奥の院峰
10:18 鍋割山
11:03 大岳山荘
11:20 大岳山
13:25 大滝
14:01 大岳鍾乳洞
合計05:11
距離 8.9km,
のぼり/くだり 712 / 1061m

■山行記(文責:白川)

 ホリデー快速に乗り、終点の青梅駅で奥多摩行きに乗り換える。青梅からは10両編成から6両編成になる。この乗り換えを考えると、青梅行きに乗る時点で9号車あたりにいるとスムーズだ。9号車にいれば、乗り換える時にそのまま奥多摩行きの2号車あたりに乗れるから。それに、他の車両よりも若干余裕がある。
 全員同じ電車に乗っていたため、御岳駅ですぐに集合することができた。お手洗いを済ませ、予定より一本早めの「ケーブル下行き」のバスに乗車した。相変わらず人が多く、私たちが乗ったのは臨時便だった。10分ほど揺られて滝本ケーブル駅に到着。少し坂を登り、赤くてかわいいケーブルカーに乗り換える。ケーブルカーに乗る時、乗車記念のカードをもらう。ケーブルカーで急勾配をするすると登り、標高を稼いでいる中、これを使わずに自力で登る登山者を見かけて感心する。御嶽山駅に到着し、地図の書かれた看板でこれから行くルートを確認し、そのそばで靴紐を結び直す。
 この光景、実のところ私は今回で3回目である(宰田さんは2回目)。4月から始まった生活リズムに慣れてきて、暑さがやってくる気配を感じ始めるこの時期になると、この道を歩きたくなる。ゆったり歩けて、怖くない鎖場もあって、山頂からは晴れていれば富士山も見えて、満足度が高い道だからだ。そのため、御岳山・大岳山は、雷鳥での山行が初めてという人に日帰りの魅力を知ってもらうきっかけにもなると私は思っている。3回とも春から夏の間に行ったので、今度は紅葉の映える秋にも訪れたい。
 自己紹介をした後、じゃんけんで記録係を決めた。GWに行った神津島の分があるから免除してほしいなとは思いつつ、CLだから申し出ることができなかった。結果として、記録を二つ抱えることになった。最近の雷鳥は毎週のように山に行く人が珍しくないため、記録を一つ抱えているだけでは記録決めのじゃんけんで免除されないのだろう。免除してもらうのは同期山行の時だけにしようっと。8:50頃に御岳山駅を出発した。今回のメンバーには、雷鳥の山行に初めて参加する人や久しぶりに参加する人がいた。駅横の御岳山ビジターセンターには様々なグッズが売られており、その内容は去年よりも充実していたように感じた。先にある神社にお参りに来る観光客もいる。道中には宿坊もいくつか見かけた。ここから御岳山までは整備された道が続き、山頂までは石段を登るだけの、いわば参道だ。途中、石のベンチには河童や犬が両サイドにいて可愛かった。かこちゃん(馨子ちゃん)が留学生の二人に河童の説明をしてくれた。中国にも、物語で語られる実存しないイマジナリーな存在の動物はいるのだろうか?河童について改めて説明しようとすると、思っていた以上に難しいことに気づいた。ケーブルカーで大体登っているため、あっさりと御岳山山頂に到着した。神社の奥を進んだ先にひっそりと立っている「御岳山山頂929m」と書かれた石棒は、存在感がとても小さく、見逃しそうになる。
 石段を降り、来た道を戻ると、大岳山に向かう登山道が見えてくる。ここから山道に入り、登山開始という心持ちになる。都心からのアクセスが良いため御嶽山駅までは人が多いが、山に入ると静まりかえり、気づけば自分たち以外にはほとんど人がいなくなっていた。バスや登山口にはあんなに人がいたのに、みんなどこへ行ったんだろうねと話していた。しばらく平坦な道を歩いていると「天狗の腰掛け杉」が現れる。この巨大な木は高さ60mもあり、樹齢は350年という。水平に曲がった枝に天狗が腰掛けるのだろう。幹が太いため、誰が腰掛けてもびくともしないと思える。そこに腰掛けていたら風が心地よく当たり、気持ちいいだろうと想像した。
 急ではないが、緩やかな登りが続く。森の中にいるため、心地よい涼しさがあり、辛いとは感じない。久しぶりに山に来たメンバーには、適度な登りごたえがあったようだ。途中、両側に一本一本ナンバリングされた高い木々に囲まれた道に入る。2年前、初めてここに来た時は、水滴がついた苔を無心で撮っていたなと、懐かしい気持ちになった。
 10時前に奥の院峰に到着。ちょっとしたピークで開けているため、ここで一本休憩。今まで気づかなかった特徴的な木を見つけた。人間が両腕を上にあげたような形をしていた。
 奥の院から10分ほど歩くと、鍋割山に到着。ここも山中のピークで、展望はない。この日は青空の広がる良い天気で、心地よい木漏れ日を感じ、山の中にいるだけで幸せだった。道中、きなこねじりよりもさらにねじりの強い不思議な木を見つけたので、ゆいちゃんとその木のツーショットを撮っておく。鍋割山から大岳山までは1時間ほどあり、後半の道には岩場がある。一緒に歩いている宰田さんに、化学科ではどんなことを学んでいるのかを聞いた。また、実験と飲食のアルバイトでは、大切にしていることが違うという話も興味深かった。スピード重視の飲食では、完成度は7割でいいという話に納得した(ただ、去年から私が働いている某チェーンのスープ専門店では、芸術性も重視しているため、見た目の完成度には非常に厳しい)。大岳山荘のある場所は開けており、ベンチが置かれている山頂手前のひと休憩ポイントだ。ここでは意外と多くの人が休憩していて、ここまであまり人とすれ違わなかったのに一体どこから湧いてきたのだろうかと思った。休憩中、持参してきた黒糖を食べて、その優しい甘さが疲れた体に染み渡った。神津島の天上山で42期の谷本さんからもらった黒糖飴がきっかけで、黒糖は行動食のレギュラー入りを果たした。
 岩場は山頂手前が最も急だが、迷うことなく、手を使わずに登れるレベルだった。メンバーも皆スムーズに登った。
 11:20に大岳山山頂に到着。山頂では昼休憩をしている人々で賑わっており、まずその人の多さに驚いた。全員で記念撮影をした後、長めに休憩をとった富士山がうっすらと見えてとても嬉しかった。神津島で買ったパッションフルーツ煎餅をメンバーに私、感想を聞いたところ、ほのかに酸味はあるものの、パッションフルーツの味はあまりしないという意見だった。
 あっという間に1時間以上が過ぎ、12時20分頃に帰りのバスのことを考えつつ、下山を開始した。山頂からの下の道は、入り口がわかりにくく、見つかったと思えば獣道かと疑うほどの傾斜のある箇所もあり、要注意だ。3回目ともなれば迷わないが、滑らないよう慎重に下る。そこからしばらく林道が続く。足元に目をやると、チョロチョロと水が流れ始め、なり、気づけばサーッと水の流れる音が聞こえるようになり、苔の世界に包まれる。水滴から川になる過程を追うようなこの道は美しい。
 歩き始めて1時間ほどで大滝に到着した。滝の近くまで岩を登り、水しぶきを浴びると最高の気分だ。大滝からは、スニーカーでも観光客が来られるような歩きやすい道が続く。30分ほど歩いて大滝鍾乳洞に到着。登山はこれにて無事終了!そして、例のように待ちに待った鍾乳洞に入った。バスの時間のことを考えて、ササっと鍾乳洞のなかを巡った。なかはとても涼しく、汗も引いてよい気分転換になるため、鍾乳洞は下山後の温泉と同じポジションであると思っている。基本的にずっと腰を曲げて前へ進むため背の高い人は大変そうだった。
 電波が入ったところで下山の連絡を済ませ、バスに間に合うかドキドキしつつバス停まで車道を歩いた。Yifanさんと胡さんにオススメの中国のごはんを尋ねたら、「肠粉」を教えてもらった。肠粉は、広東料理の点心の一つで、米粉などで作られたもちもちの薄い生地で具材を巻いたものでらしい。調べてみると、クレープやライスペーパーのように中にエビや豚肉などを巻き、上からタレをかけて食べるものだそう。絶対美味しいに違いない。いつか食べてみたいと思った。
 無事、数分の余裕を持って予定通りに武蔵五日市行きのバスに乗車できた。私は過去2回、この時刻のバスに乗り損ねていたため、バスに足を踏み入れる瞬間は感動的で、涙が出そうだった。まさに「三度目の正直」。五日市駅前は和太鼓の演奏で活気づいていた。小さな店もいくつかあり、そのうちの一つで、バスの中で食べようと楽しみにしていた「あじさい茶ソフトクリーム」を購入した。胸に響く太鼓の音を聞きながら食べたあじさいソフトは、紅茶に近い香りがしておいしくて、疲れている身に沁みたが、どんどん溶けていくためゆっくり味わっている余裕がなかったのが少し残念だった。
 この山行は、私にとってはもはや毎年恒例となっている。過去2回分の失敗の経験を糧にし、三度目の正直で無事に終えられてよかった。久しぶりに山に行く人、ちょっとした息抜きをしたい人、鍾乳洞に行きたい人ーーどんな人にもおすすめしたい。


■感想
CL白川
・予定通りの帰りのバスに乗れてホッとした。
・大岳山頂からのルートを迷わずに行けてホッとした。過去2回連続で不明瞭に迷っていたので、確信を持って進めた時、ようやく大岳山好きを名乗れるなと感じた。
・アクセスに使った公共交通機関と御岳山までは人が多かったのに、山を歩いている間は他に誰もいなかったのが終始不思議だった。
・次は秋か冬の時期に行きたい。私にとってのホームマウンテンは、八ヶ岳かここかな?
SL鈴木
・ホリデー快速奥多摩号のおかげで非常にアクセスが良く感激しました。
・天気が非常によく、青々とした空・緑の木々・鳥の鳴き声とに包まれて癒され、山の良さを改めて感じました。大滝の水はとても冷たくて涼しく下界の暑さを忘れました。
・下山ではかなり急な坂もありましたが、無事に怪我なく降りられて一安心。翌日は膝上が筋肉痛でした。また鍛えます、!
・登りごたえがありつつ景色や花や滝など癒しポイントがあっていい山でした⛰️
◯宰田
山を歩くのは久しぶりでしたがやっぱり良いなあと思いました。機会があればまたテント泊も行きたいです!ありがとうございました!
◯城所
・適度な登りごたえがあって緑が美しかったです。木々が暑さを和らげてくれている気がしました。
・行ってみたい山の1つだったので、行くことができて嬉しいです。鍾乳洞も良かったです。
・武蔵五日市駅のあじさい茶ソフト、おすすめです。
・CLSLの2人ありがとう!

◯Cao
・奥多摩エリア初訪問です。さすが東京の裏庭、と思いました。
・安全対策講習で学んだ3点支持は意外と役に立ちました。岩場に限らず、沢登り(体験)や鍾乳洞での潜りも安定してできました。
・トレッキングポールを使わずに、急な下り坂の連続で膝が崩れそうな感じでした(幸い膝サポーターを持ってきた)。もっとトレーニングが必要ですね。
・レンタルヘルメットの傷からさえ、鍾乳洞は背の高い人に優しくないことが分かります。
・サロモンのやつは水濡れにあまり強くないかも。
・キジバトの鳴き声を初めて現地で聞きました。なかなか特徴的で面白かったです。
・雷鳥部員として初めての山行で、貴重な思い出になりそうです。皆さんありがとう!

◯胡
・初めてのケーブルカー。御岳山はいい山でした。暑い都市から逃れて意外と涼しい奥多摩に入るのはよかったです。
・帰るとき関東ふれあいの道で降ります。川に沿って森の中を歩くのはいい感じでしたが、水に近いから虫が多くてちょっと苦手でした。
・日本で二つ目の山登りです。連れてきてくれてありがとう!また来ます。
・五日市線は2025年に開業100年を迎えるらしい。
・夏になってから暑すぎるため登山をやめて恥ずかしいです。秋になったら山登りの経験をもっと積みたいです。