2024/8/13-14 白山山行

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
白山山行計画書
作成者:小田
■日程 8/13-14 1泊2日(12前泊) 予備日なし
■山域 白山
■目的 テント泊経験、百名山登頂
■在京責任者  加藤
■在京本部設置要請日時 8/14 20:00
■捜索要請日時     8/15 7:00

■メンバー(8人)
CL小田SL岩田◯田中◯上岡◯佐藤◯Cao◯白川◯北島
以上

■集合
11時に
小田、田中、上岡、北島は用賀
岩田、佐藤、Yifan、白川は駒込

■交通
自家用車(小田と岩田が出す)
練馬IC_関越自動車道_藤岡JCT_上信越自動車道_上越JCT_北陸自動車道_白山IC
5時間7分、¥10,000
白山IC_市ノ瀬野営場 1時間19分
市ノ瀬野営場_別当出合登山口 12分
※1時間ごとに休憩すること

雑に予想 11時集合→12時練馬IC→19時半白山IC→21時野営場
翌日は5時起床をめざします

■行程
コースタイムはYAMAP*1.0
交通事情やメンバーの体力にあわせて柔軟に対応する ※逐次、在京に報告する
Day1 パーツ1 + パーツ4 = 09:02
Day2 パーツ2 = 02:37
(弥陀ヶ原をとおるルートも検討)

以下のパーツのくみあわせで行程をきめます:
パーツ1 登山口_テント場(03:19 up921m / down91m)
別当出合登山口_02:16_甚之助避難小屋_00:25_南竜道分岐_00:15_エコーライン分岐_00:15_南竜山荘_00:08_テント場
パーツ2 テント場_登山口(02:37 up91m / down921m)
キャンプ場_00:08_南竜山荘_00:15_エコーライン分岐_00:15_南竜道分岐_00:20_甚之助避難小屋_01:39_別当出合登山口
パーツ3 テント場_御前峰_テント場(04:15 up/down 676m)
テント場_00:08_南竜山荘_01:32_室堂センター_00:47_白山(御前峰)_00:25_分岐_01:15_南竜山荘_00:08_テント場
パーツ4 テント場_御前峰_大汝峰_テント場(05:43 up/down 837m)
テント場_00:08_南竜山荘_01:32_室堂センター_00:47_白山(御前峰)_00:35_分岐_00:25_大汝峰_00:20_分岐_00:30_分岐_00:06_室堂センター_01:12_南竜山荘_00:08_テント場
※パーツ3、パーツ4はテントや調理用具をデポして行動

□トイレ
登山口、中飯湯、甚之助避難小屋、テント場(料金不明、たぶん無料)
□水場
別当出合、テント場

■注意事項・危険箇所
一方通行のところがある
御前峰から北にすすんだ地点が危険らしい
登山道は交通量がおおそうです
(車の事故には気をつけましょう)

■エスケープルート
未

■共同装備(雷鳥 装備ノート 夏休み 共装の調整)
テント
・V6 No.1(駒場→岩田→)学館10日まで
・ステラ3No.1(お茶大→白川→)
救急箱 エーデルワイス(仙ノ倉・平標→岩田)
鍋
・梅&小梅(白峰三山①→佐藤→)
カート
・たぶんデカいの3つ(駒場→岩田→)学館10日まで
ヘッド
・緑1&緑4(白峰三山①→佐藤→)
調理器具セット
・ディド(白峰三山①→佐藤→)

■食当
1夜 佐藤
2朝 田中
□アレルギー等

■個人装備
□ザック □ザックカバー □サブザック □登山靴 □トレッキングポール
□マット □シュラフ □雨具 □防寒具(ダウンなど) □タオル (□歯ブラシ □着替え □温泉セット)
□水(3-4L) □行動食 □非常食 □コッヘル □カトラリー □ライター □トイレットペーパー
□地図 □コンパス □計画書 □筆記用具 □現金 □遭難対策マニュアル □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □モバイルバッテリー □日焼け止め □常備薬 □虫除け
(□運転しやすい靴 □初心者マーク)

■地図
山と高原地図「46. 白山 荒島岳・能郷白山・金剛堂山」
2万5千分の1地図「加賀市ノ瀬」「白山」

■登山届
□東大 未
□お茶大 済
□コンパス 未

■施設情報
□市ノ瀬野営場 500円/人 市ノ瀬ビジターセンターにて受付 予約済 熊に注意
公式サイト: https://city-hakusan.com/hakusan/ichinose_camp/
□南竜ヶ馬場野営場 800円/人 予約不要 炊事舎があるらしい

□温泉
永井旅館 ¥800 11:00~14:30/18:30~20:00 男10人まで女8人までhttp://www.hakusan-nagai.jp/nagai_ryokan
白峰温泉総湯 ¥670 12:00~21:00 http://www.shiramine-m.com/shisetsu/index.html
白山市内にもいくらかあります
	満天の湯https://www.manten-yu.co.jp/hakusan/access

■備考
◯遭難対策費 ¥200*8=¥1600
◯雨天時判断 12日の朝
◯日の出日の入り(金沢、12日)
出5:08 入18:48
◯過去記録
2016年 記録

8/13-14 白山山行記録
作成者:小田
■日程 8/12-14(月・祝-火-水) 12前泊 一泊二日 予備日なし
■山域 白山
■天気 曇り
■メンバー 
CL小田(45) SL岩田(45) ◯佐藤 ◯田中 ◯上岡 ◯白川 ◯北島
■共同装備
テント
・V6 No.1:岩田
・ステラ3No.1:白川
救急箱
・エーデルワイス:岩田
鍋
・梅&小桃:白川
カート:岩田
ヘッド
・緑1&緑4:佐藤
調理器具セット
・ディド:佐藤


■総評
初めての泊まり山行のCLをつとめた。メンバーがとても頼もしくかなり安心できた。普通は日帰りか小屋泊でいくところをわざわざテント泊にしたが、意外とテント泊デビューに向いている行程ではないかと思う(アクセスは楽ではないが)。
平日に市ノ瀬から別当出合にいくバスがないことから、タクシーの利用を嫌って自家用車アクセスとしたが、悪くなかったのではないか。それにともない、帰りの運転に支障がないように2日目のコースタイムを短くおさえることにしたが、もうすこし長くても問題なかったかもしれない。2日目に山頂にいっていれば、眺望があったかもしれないと思うと若干のくやしさがある。

■タイムスタンプ
1日目
5:48別当出合登山口 - 8:02/8:17甚之助避難小屋 - 9:03/9:55南竜山荘 - 11:06/11:17白山室堂 - 11:47/12:24白山(御前峰) - 12:42/12:48白山室堂 - 13:40南竜山荘

2日目
2:36南竜山荘 - 3:17/3:24甚之助避難小屋 - 5:05別当出合登山口

■ルート概況
・電波については 南竜周辺を除いてdocomoは全域でよくつながる
・砂防新道について 最初に吊り橋をわたる。堰堤を横にみつつ進むが、湿度が高いうえに登りが長く続くので意外に不快。登山道の下には下水と思われるパイプが埋め込まれているらしい。
・甚之助〜南竜について 道の状態は極めて良好で、景色もひらけていてかなり気持ちいいルート。とくに南竜周辺の景色は圧巻。
・トンビ岩ルートについて(南竜〜白山室堂) 南竜背後の斜面をガツガツ登っていく。ふりかえると南竜山荘がみえるので、景色はまあ悪くない。トンビ岩以降はハイマツ帯で、登りは緩やかになる。このあたりから御前峰がずっと見えている。この辺りは6月末まで雪渓が残っているらしいので注意すること。われわれの行った時にはルート上には雪渓はなかった。
・白山室堂〜御前峰について 頂上までサクサク登っていく。ずっと背後に室堂が見えていい感じ。
・南竜のテント場について 地面は状態の悪い芝生といった感じで、石だらけのテント場に比べればずいぶん寝やすかった。崩れかかったベンチがあって過ごしやすい。屋根付き炊事舎と水場、水洗トイレ完備←任意で募金。受付は無人で、必要事項を書いた紙とお金を封筒に入れて投函する形式だった。平日だから無人だったのかも。
・別当出合、甚之助、テント場といたるところに無料の水場が整備されている。

・用賀で集合するときは、オーケー新用賀店がおすすめ 1000円買うと駐車場が1時間無料
・鶴ヶ島〜藤岡あたりが渋滞するので、藤岡〜練馬ではPAに入らないのがよい。
・結局は片道10時間くらいかかった。運転はそんなにつらくはない。

■山行記
1日目(上岡)
 一ノ瀬野営場で朝4時半に起き、準備が出来次第車で出発。登山口までは割と直ぐに到着し、登山が開始された。
 初めは私が先頭でスタートした。先頭になるのは初めてだったが、前を気にせず自分のペースで歩けるのでかなり楽だった。
 休憩を挟み、先頭を交代しながら南竜山荘に向かった。南竜山荘の近くでは、とても開放的で美しい景色を望みながら進むことが出来、非常に楽しい道中となった。
 南竜ヶ馬場野営場にテントを張り、荷物を置いてサブザック行動に入った。初めてのサブザック行動だったが、想像以上に荷物が軽く快適に進むことが出来た。室堂の近くはとても風景が良かった。トンビ岩も良い写真スポットだった。
 室堂で休憩してから、御前峰に向けて出発。登山道には人が多かった。頂上は雲が出たり晴れたりしており、頂上で晴れるまで少し待機したものの雲が晴れた時も室堂くらいまでしか見えなかったのが少し残念だった。
 その後テント場まで戻り、夕食まで各々自由に過ごした。自分は近くの川でのどかな時間を過ごしたが、芝生の上で寝ている人もおり、みんなリラックス出来たようだった。夕食はラーメンで、うずらの卵やのり天のトッピングのおかげでとても豪華なラーメンだった。美味しかったです!

2日目(北島)
1時半に起床する。ゆうべ低い雲に覆われていた空には、いくぶんか晴れ間が覗いていた。しばし星空に見惚れる。星座に詳しければ、きっと更に楽しめるのだろう。
この時間だというのに、周囲には既に起きだして支度をしている人がいる。ご来光目当てだろう。今日はまっすぐに下山するだけなので、まだ山の上にいられる彼らが少し羨ましい。
朝食には田中くんがラーメンを作ってくれた。煮卵(なんと鶏卵!)や青森土産のほたてなどが入っていて、とても豪華で美味しい。ご馳走様でした。
2時半ごろに南竜ヶ馬場を出発する。ナイトハイクは初めてだった。草木も眠る丑三つ時。百花繚乱の南竜道も、夜闇の中にあってはただの道だ。夜露に濡れた石ころに滑らないよう、足元に注意を払う。安物のヘッドライトの灯りが頼りない。
白山登山のメインルートたる砂防新道に合流した後も、やはり人影はまばらで、昨日の喧騒が嘘のようだった。静かな山歩きを楽しむ。
甚之助避難小屋のあたりで、登山道上に無防備に横たわる大きなカタツムリを見つけた。カタツムリは夜行性らしい。ナイトハイクならではの出会いということだ。それにしても、デカい。テンションが上がる。
目に見えるものが少ないから、必然耳に意識が向かう。登山道が通る位置によって、別当谷と甚之助谷からの水音が聞こえ方を変えながら耳に飛び込んでくる。行きがけに望んだ堂々たる砂防堰堤群は、轟音をもって確かにその存在を感じさせる。
湿度の高い樹林帯の中を、やや汗ばみながらも快調に下っていく。やがて空は白みだして、小鳥がさえずりはじめる。稜線はすっかり見上げる高さとなった。行き違う登山者が増えてきた。
周囲もだいぶ明るくなって、眼下に登山センターの赤い屋根が見えた。20年前の土石流で流失し新設されたという吊り橋も見える。ヘッドライト無しでも歩けるようになった頃、別当出合に到着した。朝5時に下山するというのは少し不思議な気分だ。立派な吊り橋を渡り、鳥居をくぐって振り返り、一礼する。

■感想
CL小田
・雷鳥の過去記録がないルートで挑戦してみた
・生えている植物が生命力に満ちあふれていた
・南竜はちっちゃいスイスみたいですてき
・ハイマツの背が高かった
・2日目の先頭をずっとやっていたが、運転のことを考えて疲れないように一定のペースであるいたのはよかった。甚之助避難小屋でみつけたかたつむりにひっぱられて、「でーんでんむーしむしかーたつむりー」と(頭の中で)うたってペースを維持していた。
・疲れないペースをもっと早くできるように体力をつけたい
・46期がとてもたのもしくてよかったです
・マルちゃん製麺うまかった
・ホタテうまかった
・白山からどんな山が見えるのか、とても気になる

・白山には雷鳥はいないらしい。なんで…

SL岩田
・霊峰白山、花がたくさん咲いていて素敵な山だった。
・行動中は雨に降られなくて良かった。
・サブザック行動になるととても身軽だった。
・テン場の芝生でぐっすり昼寝をした。気持ち良い。
・全体を通してペース配分が適切で、そこまで疲労せずに登ることができた。自分が先頭に立つと暴走しがちなのでぜひ見習いたい。
・ご飯おいしかった!ごちそうさまでした!

◯佐藤
・初日は心臓?の調子が悪く速度を落としての運行となってしまった。ペース合わせてくれてありがとうございます…。なんだったんだろう。とりあえず無事に全行程を終えられてよかったが、原因究明したい。
・白山は優しく我々を包み込んでくれるようなゆったりとした山だった。とてもよいです。
・室堂周辺はお花の楽園でした。
・三霊山制覇!
・キャンプ場か樹林帯で4箇所虫に噛まれた。痒い。
・長時間の運転、感謝してもしきれません。

◯田中
・登山道が全体的に整備されていると思った。またアクセスが渋いのに人が多かった。さすが白山。
・テント場からの景色がとても良かった。南竜山荘が良い味を出していると思った。
・初テント泊でしたが、メンバーが慣れておかげで設営撤営を簡単だと思えるくらいスムーズにできました笑。ガチでありがとうございます。
・トンボが多かったです。あと蚊が多かったです。めっちゃかゆいです。
◯上岡
・結構山行を積んできたおかげか、そこまでキツい行程ではなかったが以前の山行よりキツさを感じることなく登ることが出来たので良かった。
・テント場や室堂周辺の景色が開放的でとても気持ちよかった。
・食当のお二方のラーメンがとても豪華で美味しくて脱帽。
・白山は登りやすく景色も良くて、アクセスの悪さ以外最高だと思います!
◯白川
・道は整備されていて歩きやすいし山中のトイレは水洗だし、ここは山?!と何度も疑っちゃいました。
・色とりどりの花と草原が美しかった。居心地がよくて、テン場直前の道からの風景がのどかで素敵だった。
・長時間の快適な運転、ありがとうございました!
・きのこを見つけられなかった…

◯北島
・花が多くて楽しかった。特に室堂平のあたりの花畑はすごい。
・違う意味で白い山でした。展望が無かったのが心残り。
・大汝峰や弥陀ヶ原、別山の方なども歩きたい。また来ます。
・初めてのテント泊だったが、先輩方に色々と教えていただき、またテント場も本当に素敵な場所でとても楽しめた。
・かゆすぎる...
・長時間の運転、ありがとうございました。
・記録遅くなりごめんなさい。