2024/8/25 塔ノ岳ハイク
塔ノ岳山行計画書(北横岳・蓼科山山行転進案) 第2版
作成者:朱
■日程 2024/8/25(日) 日帰り
■山域 丹沢
■在京責任者・助言役 斉藤
■在京本部設置要請日時 2024/8/25 20:00
■捜索要請日時 2024/8/26 8:00
■メンバー 6人
・CL朱・SL清野・平松・戸田・Cao・梅津
■集合
秦野駅前北口(地上) 7:10
■交通
◻︎行き
秦野駅前 7:20/7:44 - (神奈川中央交通秦21) - ヤビツ峠 8:08/8:32
◻︎帰り
大倉〜渋沢駅 (神奈川中央交通渋02)
16:10/16:18/16:38/16:55/17:08/17:35/17:48/18:08/18:38/19:08/18:38 (所要時間15分)
■行程
ヤビツ峠 -0:25- 護摩屋敷の水前トイレ -0:15- 分岐 -0:55- 二ノ塔 -0:20- 三ノ塔 -0:05- 分岐 -0:25- 烏尾山 -0:30- 行者ヶ岳 -0:15- 政次郎ノ頭 -0:25- 新大日 -0:18- 木ノ又大日 -0:30- 塔ノ岳 -0:20- 金冷シ -0:15- 花立山荘 -0:25- 天神尾根分岐 -0:20- 堀山の家 -0:15- 堀山 -0:10- 駒止茶屋 -0:39- 見晴らし茶屋 -0:05- 分岐 -0:07- 観音茶屋 -0:35- 大倉登山口
【計8:06/13.9km/△1235m/▽1710m】
■エスケープルート
ヤビツ峠〜三ノ塔:来た道を戻る(ヤビツ峠発バス 8:19,44, 10:04, 14:34,51, 15:39, 16:46)
三ノ塔〜:三ノ塔・烏尾山・行者ヶ岳・塔ノ岳のうち最寄りのピークから大倉へ降る
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □虫除け (□ライター□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴)
■地図
25000分の1「大山」「秦野」
山と高原地図「丹沢」
■注意事項
防寒、天気急変、行者ヶ岳から政次郎ノ頭の間の鎖場、ヒル対策
■共同装備 調整済み
□救急箱 有紗(白峰三山①から清野)
■遭難対策費
100円×7名=700円
■施設情報
□テント場
大倉高原テントサイト
・予約不要、利用料金:無料
・水場あり(令和6年5月26日に断水解消)、要煮沸
・トイレあり、協力金100円
□山小屋(エリア/連絡先/営業期間/営業内容/収容人数)
烏尾山荘(丹沢表尾根/090-7909-3165/4月~年始の休日/素泊まり/6名)
木ノ又小屋(丹沢表尾根/090-9383-2455/土・日・祝日及び年末/素泊まり/14名)
尊仏山荘(塔ノ岳/070-2796-5270/通年/1泊2食付/80名)
花立山荘(大倉尾根/090-1468-0561/土・日・祝日/1泊2食付/20名)
堀山の家(大倉尾根/090-2443-6543/週末/1泊2食付/10名)
駒止茶屋(大倉尾根/0463-88-3186/週末/1泊2食付)
見晴茶屋(大倉尾根/090-9678-8685/金・土・日/素泊まり)
観音茶屋(大倉尾根/0463-88-5115/日曜/売店)
■備考
□塔ノ岳山頂の標高 1491m
□日の出日の入り(塔ノ岳) 5:10 / 18:21
□連絡先等
秦野警察署 0463-83-0110
神奈川県立 秦野ビジターセンター 463-87-9300
尊仏山荘 070-2796-5270
□過去の記録
2023年 記録
2024/8/25 塔ノ岳ハイク記録
作成者:朱
■日程 2024/8/25(日) 日帰り
■山域 丹沢
■天気 曇り、霧、ときどき小雨
■メンバー
CL朱(45) SL清野(45) ◯平松(46) ◯戸田(46) ◯Yifan(46) ◯梅津(46)
■総評
8月下旬の塔ノ岳ということで暑さを懸念していたが、曇り空で登り始め以外は涼しい山行となった。頂上で雨に降られたものの、残りは風が吹く時にパラパラと雨を感じるくらいで雨具を使ういい経験になった。CTが8時間と少し長めだが、ゆっくり歩けば問題なく、メンバーのみんなも体力は大丈夫そうだった。余裕ができた下りでは会話が弾み、交流を深められた。
■ルート概況
全体を通してとても登りやすい山であった。登りでは木道、下りでは階段が多く設置されている。夏の終わりという時期だったためか、藪が木道まで覆い茂っている部分が多く、とげを持った植物もあり当たると痛い。全体を通して小屋やトイレ、ベンチ・テーブルのある休憩場所があり、休憩を取りやすい。ニノ塔まで行けば、ところどころ平坦な道があり一息つきながら頂上まで登れる。下りのバカ尾根は一直線にとにかく下る。日帰りなら踏ん張れると思う。
バスはカーブの多い道のため、酔いやすいと思われる。
行者ヶ岳〜政次郎ノ頭の間に短い鎖場が2箇所ある。足場はあるので気をつければ問題ない。念の為事前打ち合わせで三点支持を確認するべきだった。
ヒル対策として全員虫除けスプレーは使用した。ヒルが首に落ちてきたメンバーがいたが、すぐに気づいて被害に会わずに済んだ。
■タイムスタンプ
8:15 ヤビツ峠
9:36 ニの塔
9:57 三の塔
10:19 発
10:50 烏尾山
11:02 行者ヶ岳
11:19 発
11:33 政次郎ノ頭
12:05 新大日
12:19 木の又小屋
12:45 塔ノ岳
13:14 発
13:47 花立山荘
14:13 堀山の家
14:38 発
14:52 駒止茶屋
15:14 見晴茶屋
15:33 発
15:45 観音茶屋
16:25 大倉バス停
計8:10
■山行記(文責:戸田)
最初に本山行の特徴を述べるならば、それは、天候があまり良くなかった故に、過度の負担無しに登山ができたということだろう。塔ノ岳は標高1490mの山であり、秦野市街の気温が30〜35℃前後であったことを考えると、標高を考えても決して涼しくはない。しかし、登山道中は全体的にガスっぽく、山行中にはミスト程度の雨が度々降った。結果的にはこの天気が直射日光を遮ってくれたため、8月の低山山行とは思えない程に涼しかった。逆に、晴天でこのコースを歩いていたら、暑さによる体力消耗が激しすぎて、無事に歩き切れたか疑問に思うほどであった。
7:10に小田急小田原線の秦野駅北口に集合した。ここからヤビツ峠行きのバスが出発する。バス停には長蛇の列ができており、バスは混雑した状態であった。峠にアクセスするので、必然的に山道を長く走ることになる。今回、メンバーの一人がバス酔いしてしまった。周りの人も心配して声をかけてくれたし、結果的には問題はなかったが、乗り物酔いに素早く対応できるようにしなければならないと感じた。体調が悪くなった際には、無理せず早めに、雷鳥メンバーに伝える方が良い。周りのメンバーもビニール袋とは別に、エチケット袋などを持ち歩いた方がいいのだろうか。
さて、ヤビツ峠についてからは少々一般道を歩き、登山道に入る。この時点ではまだかなり暑かった。二ノ塔まで比較的傾斜のある道を歩き続けたが、到着した際には汗が滝のように流れていた。道中では、清野先輩の首にヒルが降ってきた。地面にいるヒルだけに注意を注いでいてはダメだと分かった。足だけでなく、首など露出している所はどこでも虫よけを塗る必要があるようだ。三ノ塔までの道では、藪が繁茂しており、最早木道が藪に覆われていた。藪をかき分けて進む形になった。みんな半袖を着ていたが、藪の中にはとげを持った植物もあり、私も腕が傷つかないように気を付けた記憶がある。三ノ塔頂上にはトイレがある。このコースは主要なピークにトイレがあり、安心できる。100円のチップが要求されているから、小銭を用意しておくと良い。三ノ塔から烏尾山までは下りが続いた。この山行中ほとんどに言えることだが、景色は全て霧に包まれており、眺望は全くなかった。以降、塔ノ岳山頂までの道中には2箇所ほど鎖場があった。どれも距離は長くはないが、割としっかりとした鎖場であったと思う。木ノ又小屋を経て、最後の上りを越えれば、塔ノ岳山頂である。ここには、休憩用の小屋とトイレがある。木ノ又小屋にあった温度計が、20℃を指していたので、山頂は10℃台だっただろう。さらに、山頂は開けているため、冷たい風がかなり強く吹いていた。上着を着なかったら、一瞬で汗冷えしただろう。
下山を開始すると、既に13時を回っていたこともあり、雨がちらほら降るようになった。ただ、雨が5分以上降り続けることはなく、少し降ると直ぐに止み、また少しすると降りだす。これの繰り返しだった。山と高原にはこの道が「通称、バカ尾根」と記されていたが、言葉の通り、ずっと下りが続いた。堀山の家に着いたころには、膝が笑っていたし、足が棒になっていた。雨が降ってきたこともあり、少々ここで休憩した。私事だが、この休憩中に足を揉んだ結果、割と足取りが軽くなった。膝は真顔だし、足は足に戻った。閑話休題。あとは、ラストスパートだ。皆ちらほら、木の根や石に足をとられることが増えたようには感じたが、無事、大倉バス停に到着した。帰りは行きよりも体力的に安心できるから(という理由だそうで)、話がよく弾んだ。バス停に人はそれなりにいたが、渋沢駅まで座っていくことができた。
■感想
◯朱
・塔ノ岳は変化が多く、ほどよく上り下りがあって楽しい。
・久しぶりの山行で体力に自信がないと言いつつも内心ではどこか楽観的な私ですが、個人的にもこの行程を歩けてちょっと自信がついた。
・初めて雨具を使えて、また、天気予報の何mmと実際の雨を体感できて良かった。
・CLとして無事に終えられてやはりほっとする。
・先頭を歩いたが、ちょうどいいペースを保って歩けて良かった。休憩はちょっと時間を取りすぎたときもあったと思う。
・泊り山行行きたかった。のもあって今回の天候判断が良かったのか塔ノ岳行く途中まで気になってた。北横蓼科は私の初泊り山行CLに最適だと思って楽しみにしていただけに残念。泊り山行のCLリベンジする。
・計画から当日までSLにいろいろ質問した。ありがとう。
◯清野
・遂に丹沢の名物に遭遇した。首筋になんとなく違和感を感じ、手で拭ってみるとそこにいたのはまだ小さいヒルだった。まさか自分に降ってくるとは思っていなかったのでなかなかの恐怖体験だった。結局どこも吸われていなかったので幸い。
・塔ノ岳はトレーニングにとても良い山だと改めて実感した。ちょうどいい長さだし、登山道もバリエーションに富んでいるし。
・蓼科山に行けなかったのは今年で何度目だろうか。いつか蓼科に行ける日まで雷鳥を続けられていたらと思う。
・転進するぐらい天気が悪いのなら夏の低山でもそこまで暑くないだろうという判断だったが、実際その通りだった。真夏でも転進案なら日帰り低山も全然大丈夫。
◯平松
正式に雷鳥の山行に参加するのが初めてだったのと、コースタイムが長くてかなり緊張していたが皆さんが沢山話しかけてくださってすぐに緊張が解けた。湿度も気温も高くあっという間に汗だくになってしまった。またヒルを3匹も見ることになるとは思っておらず怯えながら登っていった。登りはバラエティに富んだ道だったので長さの割に飽きず楽しく登れたと思う。ただ階段状の木道がきつかった。山頂の景色は真っ白で残念だったが、晴れていたら確実にばてていたのでそういう意味では霧で良かったと思う。下りは単調な道だったためかなり長かった、、、が、話す余裕があったので沢山お話できて楽しかった。下った先で飲んだ梅ジュースが美味しかった。今回の山行を乗り切れたら日帰りはどこでも行けるということで、かなり自信がついた。ただ筋肉痛が酷い。2日経つが歩くのがやっとという感じ。反省としては、水が足りなかったのでもっと沢山持っていこうと思った。そして山の名前や地理の話に全くついていけなかったのでその辺りの知識もつけていきたい。次こそ泊まり山行に行けたらいいなと思う。
◯戸田
久々の山行であったため、Yamapで「きつめ」と表示されているコースを歩くことに、多少の心配はあった。ただ、丹沢の山は初めてであったし、歩き始めてしまえば、楽しく登っていけた。生命に危険な暑さなんて報道される昨今、夏に関東近郊の低山を登るのは、最早危険なのではないかとも考えているが、今回は天気が良くなかったおかげで、涼しく山行できて良かった。塔ノ岳山頂から大倉まで下りがずっと続いたが、足が限界を迎えそうで怖かった記憶がある。トレッキングポールを買うべきだなぁと思ったし、何よりテーピングの技術をちゃんと習得したいと思った。足が疲れてから、ちゃんと動き続けられる技術の必要性をひしひしと感じた。先に述べたように、丹沢の山は初めてだった。楽しい。高校のワンゲルで奥多摩にはそれなりに行った気がしているが、丹沢の山をもっと上りたいと強く思った。次はもう少し気候がいい季節に、眺望を楽しめる丹沢登山がしたい。
◯Yifan
・(CT時間的に)過去最長の日帰り山行でいいトレーニングになった。そういえば、2番目に最長の山行も今回のような夏の低山で、なかなか暑かった。スポーツTシャツは汗でびしょ濡れ。
・さすがに暑くて、水は2.5L持ったが、下山時は300mLほどしか残っていなかった。3L持ったほうが良さそう。終点付近に水場があってありがたい。(秦野市の施設らしい)
・標高が低いほど飲料水は安くなるのが普通に面白い。買わないけど
・熱中症対策で、ビオレの冷シートを使ってみた。首にかけると一瞬冷たくなって、扇風機よりも効果的だと思った。夏の低山にはおすすめです。コンビニでも買えます(PRではない)
・おそらく前回の経験で、雨には完全に慣れた。その山はここからも見えるはずですが、残念ながら濃霧で見えなかった。まあ、霧のおかげで熱中症からも免れたので問題なし。
・下りのバカ尾根(大倉尾根)ですが、技術的には難しくないけれど、山頂から山麓まではほぼ一直線で、面白くなくただ長くて、確かにバカバカしい。でもここは丹沢への最短ルートでもあり、日帰り山行にとってはわりと重要かなと思った。
・トレランメーカーのULザックを初めて背負って、道でもトレイルランナーがよく見えてきた。最近トレラン気分がめっちゃ高そう(CTよりだいぶ早く走破できていいなー)、けど体力的にはまだまだ遠い…
◯梅津
・登っている時の景色はほとんど真っ白だったが、世界から孤立してるみたいで結構よかった。
・登山で初めての雨を経験した。体温が結構下がった気がするので冬だとまずいなと思った。
・下りが長かった。ストックを持ってくればよかった。
・基本曇りか雨だったが途中すこし日がでてきた時すごく暑かったのでこの天気で良かったと思う。