2024/8/26-27 蝶ヶ岳・常念岳縦走
蝶ヶ岳・常念岳縦走計画書 第4版
作成者:45期鈴木
■日程 8/26-27(月-火) 一泊二日予備日なし
■山域 北アルプス
■目的 アルプス体験、登頂
■在京責任者 斉藤
■在京本部設置要請日時 8/27 20:00
■捜索要請日時 8/28 10:00
■メンバー ( 7人)
CL 鈴木 SL 田中 ◯ 翁 ◯ 江藤 ◯ 菊池 ◯ 加藤 ◯ 牧原
■集合
前日 かじかの里公園 15:00
■交通(東京-穂高間)
□行き
東京から大糸線有明駅まで電車(18切符鈍行 or 特急あずさ...etc)
>8:54 新宿 -高尾・甲府・松本乗り換え- 14:37 有明(大糸線)
・前泊
大糸線有明駅から徒歩12分、安曇野穂高駅まで徒歩30分のかじかの里公園キャンプ場でテント泊(一人500円,清掃協力費1組200円,
1日60組, tel.0263-82-6968)
8/25 15:00 2張 水場あり 電話で相談したところ予約不要のフリーサイトで泊まれるはず
・近くのスーパー:「西友 穂高店」
□帰り (各自)
・京王バス5516便 安曇野穂高16:32→バスタ新宿 20:28
・鈍行
・特急あずさ
・後泊+鈍行/あずさ
■交通(穂高駅-登山口間)
安曇観光タクシー(0263-82-3113)さんで予約する
※中止になったらキャンセル連絡
□行き
朝5:00発 穂高駅→三股駐車場
所要時間:約35〜40分
値段:約7000円
□帰り
15:00発三股駐車場→穂高駅
所要時間:約35〜40分
値段:約7000円
備考:登山口は電波が不安定なようなので何かある時は稜線上などの電波が通じる場所の段階で連絡するのがよさそう。電話をするのは27日の朝が良いとのこと。
いずれも田中が予約済み(名義は神奈川県の田中、キャンセルや変更は田中の携帯で行う)
参考:https://www.azumikanko-taxi.co.jp/030/
■行程(CT*1.1)
□1日目
三股駐車場(6:00予定) -0:17- 三股 -1:45- まめうち平 -2:46- 蝶ヶ岳・蝶ヶ岳ヒュッテ テントサイト(11:00予定) (宿泊地)
【4:58/5.3km/1416m/49m】
□2日目
蝶ヶ岳ヒュッテ テントサイト(4:00予定) -0:39- 分岐 -0:22- 蝶槍 -1:12- 標高2592m地点 -0:50-
標高2512m地点 -2:01- 常念岳(9:00予定) -0:11- 分岐 -1:01- 前常念岳 -1:45- 標高2170m地点
-2:07- 三股 -0:17- 三股駐車場(14:30予定)
【10:25/10.1km/699m/2065m】
参考ルート:
https://yamap.com/model-courses/21346
■エスケープルート
・三股~蝶ヶ岳~標高2592m地点まで:引き返す(→三股にタクシーを手配)
・ 標高2592m地点から常念岳以降:そのまま降る
■行程短縮案(CT*1.1) 8/26 or 8/27 日帰り
三股駐車場 -0:17- 三股 -1:45- まめうち平 -2:23- 分岐 -0:20- 分岐 -0:11- 分岐 -0:01- 分岐
-0:02- 蝶ヶ岳 -0:02- 分岐 -0:01- 分岐 -0:11- 分岐 -0:17- 分岐 -1:39- まめうち平 -1:17-
三股 -0:17- 三股駐車場
【8:43/10.9km/△1470m/▽1470m】
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル
□水(3Lくらい飲むものだと思いましょう) □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □カトラリー(フォーク、スプーン類) □コッヘル(食器)
□ライター □トイレットペーパー □着替え・温泉セット □ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具
□遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金(余裕をもって/100円玉も) □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め
□トレッキングポール □サポーター/テーピングキット (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ □熊鈴 □コンタクト/眼鏡)
■地図
25000分の1:「穂高岳」
山と高原地図:「38. 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」
■注意事項
□岩場
・前常念直下の登山道は急登かつ砂地で崩れやすいポイントも多く、落石注意。浮石も多い
□熱中症
・稜線上は日射がきつそう
・蝶ヶ岳から先常念方面に水場ナシ。長時間行動になるため、水のマネジメントがカギ。
□雷雨・強風・低体温症
・雨具、防寒着、着替えを適切に準備すること
・この時期の北アルプスでは、基本的に午後の天気が悪いので早出早着を意識
・稜線上は風雨にさらされやすいので注意する。特に2日目の出発を早めることで天気が悪くなる前に通過したい。
□その他
・ぬかるみが多いらしい。台風のせい?
・周辺で熊の目撃情報あります
■共同装備
□テント
>エアライズ4 No.1 駒場にあり→持ち出し完了
菊池
>エアライズ3 No.2 鈴木悠人が24日12:00までに返してくれるらしい
田中正
□なべ(梅・小梅) 小梅は駒場にあり
田中正
□フライパン中
鈴木
□ヘッド(緑7・緑8) 駒場にあり
江藤
□カート(新品2つ/未共装)
鈴木
□調理器具セット(ガジャ・マダ) 駒場にあり
江藤
□救急箱(苺)
鈴木
■共同装備-返却後の使用
裏銀座で使用;
エアライズ4 No.1
梅
ヘッド(緑7・緑8)
調理器具セット(ガジャ・マダ)
救急箱(苺)
それ以外;
エアライズ3 No.2
小梅
フライパン
■食当
前泊夜:鈴木 肉を使った何か
1日目朝:各自 あまり時間がかからないもの お湯使うかは任せます
1日目夜:牧原 お餅inワンタンスープ
2日目朝:田中 カレーメシ
アレルギー等:ナッツ類(大豆、アーモンドは可)
■遭難対策費
200円×7名=1400円
■悪天時
天候判断:8/24 18:00までに行う
■施設情報
□山小屋
・蝶ヶ岳ヒュッテ(幕営1人2,000円/30張/予約不要, 水場ありトイレあり, 素泊1人10,000円/要予約)洗顔料や歯磨き粉の使用は控える、水200円/L
・常念小屋(幕営1人2000円/70張/予約不要/洗面所ありトイレあり,素泊1人10,000円/要予約)水200円/L
□温泉
穂高にはない 周辺にもちょうどいいところがない
■備考
□日の出日の入り(蝶ヶ岳)
日の入 8/26 18:25
日の出 8/27 5:17
□電波状況
・docomo:蝶ヶ岳・常念岳の稜線上は◯、樹林帯は△
・au:蝶ヶ岳・常念岳山頂付近は◯、ほか不明
・softbank:△
・常念岳の方に行くとドコモが強くてauが弱くなるらしい
■日程 8/26-27(月-火) 一泊二日 前日泊
■山域 北アルプス
■天気 晴れ→曇り→雨→曇り
■メンバー
CL鈴木(45) SL田中(正)(46) ◯江藤(46) ◯菊池(46)
◯翁(46) ◯牧原(46) ◯加藤(44)
■共同装備 :持ち帰り者
エアライズ4 No.1 :鈴木
梅小梅 :翁
ヘッド(緑7・緑8) :江藤
調理器具セット(ガジャ・マダ) :江藤
救急箱(苺) :鈴木
エアライズ3 No.2 :田中
フライパン :鈴木
■総評(鈴木)
1日目は晴天のもと蝶ヶ岳からの大パノラマを味わい、2日目の下山中には2羽の雷鳥と遭遇するなど充実した山行となった。悪天候に見舞われる時間帯があり肝を冷やしたが、メンバーのタフさで乗り切った。
■タイムスタンプ
□1日目
5:40 三股駐車場 - 6:32 ゴジラみたいな木 - 7:36 まめうち平 - 10:32 蝶ヶ岳山頂 (15:00 夕食)
□2日目
(2:00 起床 / 2:30 朝食) 3:26 蝶ヶ岳発 - 4:12 蝶槍 - 8:09 常念岳山頂 - 9:26 前常念岳山頂 - 13:50 三股駐車場
■ルート概況(鈴木)
□三股→蝶ヶ岳
・在京の斉藤が教えてくれた通り、沢沿いや谷筋を辿るルートではないので悪天後でも歩けはする。
・よく整備されており歩きやすい。1416mアップなので当然疲れる。
□蝶ヶ岳→常念岳
・思っている以上に遠い。
・稜線上は強風に注意。
・意外にも稜線を外れ樹林帯に入るゾーンが多く、少し萎える。
・はしごなどあり。危険な感じはしない
・細かいアップダウンで結構疲れる。
□常念岳→三股
・前常念岳経由の下山は歩きにくくてお勧めできない。今回は一ノ沢林道の崩落のため三股への下山にしたが、特別な事情がない限り常念岳からは普通に一ノ沢へ下山するのが良いと思う。
・前常念岳の岩場は慎重にいかねばならぬので神経をすり減らす。
・全然人がいない。雷鳥に会えた。
・樹林帯に入ってからも滑りやすいところが多くて気が抜けない。
■山行記
□前日(翁)
もともと「26日~27日にかけて、行動不能になるような雨は降らなそうですが、27日の朝の晴れマークがなくなり稜線上と岩場を行くにしてはあまり嬉しくない天気予報です。」「両日とも風は強くないし雷も当たらなそうだから、中止する程ではないなという印象です。蝶ヶ岳ピストンも視野に入れつつ、早出早着で常念に向かえば良いかと思います。」👈こういう状況の中で、8/25前泊のため6~7時間電車に揺られてポツポツ雨の下キャンプ場に全員が集合した。キャンプ場には私たち一行のみで貸切状態だった。テンアゲな遊具がたくさんあったけど雨で遊べなかった。雨が溜まることのなさそうな場所を探してテントを張っているとキャンプ場のおっちゃんがペグを打たなくていいことを力説してきた。蚊がいっぱいいた。
夜ごはんは鈴木へいすてぃさんによる焼肉と野菜炒めで極やわなお肉にメンバー大歓喜。筆者は持ち前の計画性のなさから25日の深夜から有明駅に着くまで大学の課題をやっており、その日は2時間も寝ていなかった。みんなが気を遣ってくれ食事の準備中はテントで寝ていた。本当にありがとうございました。なんやかんやしていると雨がめちゃくちゃ強くなって稀に見るザアザア降りになった。雷もゴロゴロ鳴った(というか電車の走る音と聞き分けるのが難しかった)。雨はキャンプ場の手洗い場の地面までみるみる浸水して、ピーク時には足場がもうなくなっているほどだった。天気予報を調べると26日は晴れそうだったんだっけ、とにかく現状の天候が想定より断然やばくて、CLのへいすてぃさんとしても初めて経験するほどの悪天候で、タクシーのキャンセルをするなら今のうちって状況でもあり、明日の登山決行の判断を負わされていることをとってもだるがっていた。゚(/□\*)゚。 一時は山行を中止してカラオケオールする機運もかなり高まっており、筆者はこの時もともと登山モチベが高くなかったので本音としてはもう帰っていい気分だった。でも普通に前向きな楓月ちゃんを中心にやっぱり登りたいよね〜って雰囲気を持ち直し、とりあえず今晩寝られれば大丈夫って流れになった。ちょうど豪雨が収まって、テントに落ち着けるようになり無事就寝に至った。下界なのでテント内は激暑で、よく眠れなかった人も多かったよう。夜に雨が止むと暑さから江藤(えとぅ)とへいすてぃさんはテントの外でビバークすることもあったそうだ。雨降らなくてよかったですね。筆者はバッチリよく眠れテント泊スキルの向上を実感した。
□1日目(翁)
翌朝の8/26、まだ月が高い時間にキャンプ場を去って穂高駅に行き、予定通りタクシーに乗った。筆者は駅の奥にあるセブンティーンアイスクリームの自販機を見逃さなかった!帰りは必ず買うぞぉ(と思っていたが…)。
だいぶ寒い車内で各々朝ごはんを食べた。40分くらいで登山口に着き、タクシードライバーさんに安全を願われて登山スタ〜ト〜。ちょっとお腹壊していたへいすてぃさんは辛そうだったけど、ずっと見たかったらしい「ゴジラみたいな木」を見て元気になっていた。最初は荷物が重くてまあまあしんどかったが普通に淡々登るだけ。だいぶ登ってチラチラいい景色が見えたり、風が吹いたりすると、一行はとてもテンアゲになった。中盤頃から隊の後ろ3名(江藤、菊池、へいすてぃ)で歌を歌い出すことになり、「さんぽ」に始まり幅広く邦楽が披露された。江藤と菊池が歌詞を異常によく覚えていて皆感心していた。上りで息が切れる中吐く息が歌声に変わるので息も絶え絶えだったが、3人が絶妙な役割分担を成し遂げ、どの歌も総合的には問題なく最後まで歌い上げられた。3人は肺活量が鍛錬され、残りのメンバーは疲れを忘れて楽しく登頂することができた。こんなに愉快な山行はなかなかないだろう。
そんな感じで10:30には蝶ヶ岳山頂に到着!アルプスの山々は霧がかっていても美しかったが、昼頃には完全に晴れ渡り再び写真撮影をするなどした。由梨さんは素敵な景色を見たときにこの上なく嬉しそうに笑うので筆者もうれちくなった。無限かと思うくらい時間が有り余っていたので昨日のテントを乾かすなり、マットを敷いて昼寝するなり、読書するなりして各々楽しんだ。強い日差しが全身に照りつけて痛いくらいだった。筆者は夏が大好きなので青い空、白い雲、強い日差しのもと多幸感でいっぱいだった。標高2000m以上雲の上の高さという非日常の光景の中で、読書や昼寝といったいつでもできる日常を堪能できたことがめちゃ嬉しかった幸せだった鮮やかに思い出せる甘美な思い出☆山行に参加して本当によかったぁ。
15:00に夜ごはん食当の楓月ちゃんが餅と鶏肉のワンタンスープを作ってみんなでおいしく食べた。山岳愛好会雷鳥って優しい人が際立って多いというか、優しさ親切さが包み隠されることなく真っ直ぐ素直に共有されるコミュニティだねって話になった。ほんとそう。それからだらだらしてぼちぼち寝た。夕立が降るはずだったが降らず予報に裏切られっぱなしだった。山行中止を考えていた昨晩が嘘のような順調な1日だった。風が強くてテントがずぅっとバタバタ揺れていたが、この日も筆者はよく眠れた。
□2日目(牧原)
この日は早朝から風がとても(命に関わるレベル)強く、寒かった。そのため、元々2時起床で朝食準備とテント撤収を並行する予定だったが、テント内で朝食を食べることになった。朝食のハヤシメシには市販の商品にウインナーやシイタケが加えてあり美味しかった。その後の行程が寒く体力的にも厳しいものとなったため、朝から温かい食事を用意してくれた食当に感謝するばかりだ。テント内で食事を済ませた後テントを撤収し、朝3時半頃出発した。まだ辺りが真っ暗でヘッドランプなしでは何も見えない状態だった。(曇りのせいで星も見えず、、、残念。)先頭をSLのたなしょーが務め、天気が崩れる前に下山することを目標に進んだ。蝶槍までの道中はとにかく風が強く寒かった。体はまだ暖かいけども露出した顔が寒く特に耳が冷たいねとメンバー間で話した。午前4時過ぎ、蝶槍を超えて少し歩いた地点で、開けた場所に到達した。そこで前を見ると下界の街の灯が綺麗に見えた。(ここでみんなテンションあがる)このとき体調確認をすると、たなしょーが高山病気味ということで次のピークで筆者と先頭を交代することになった。体調が優れない中ルートを確認しながら一行を引っ張ってきてくれて本当に感謝しかない。後に回復したそうなので良かったです。それから地味な道をずっと進んで常念岳までの長い長い長い岩場が始まった。この間風が強すぎてぼーっとしているとふらつきそうなほどだった。雨は降ったり止んだりで心配していたほど強くなかったが眺望はなく、見渡す限り白の世界だった。それでも一瞬晴れ間になると「やっぱり自分たちは持っているのでは....!?」と前向きに捉え、常念の山頂で景色を望めることをひたすら祈りながら進んだ。天気と行程だけ見れば恵まれた山行とはとても言えないだろうが、みんな明るく声をかけあうから絶望感のようなものは一切なかった。8時過ぎ、やっと常念岳に着いた。天気はこの時が一番悪く、長居すると体が冷えるため集合写真を急いで撮って2分ほど滞在した後すぐ出発した。蝶槍から常念山頂はすぐだと思っていたのに思っていた以上に遠く、次が最後かと登っても登っても次の岩場が見えてきてきつかった。やっと着いた常念山頂で筆者は「もう登りはない!」とやり切った気持ちで由梨さんと話していたが、この後の常念岳から前常念までもまた想像以上に遠かった。前常念岳までの岩場も神経をすり減らすもので、前常念からの下りはCLのへいすてぃ先輩が先頭についてくださった。そこからもまだ油断できない危険な岩場が続き、なかなか樹林帯に入らないねとみんなで話した。景色も変わらないし岩場さすがに飽きてきたかもと思っていた頃、なんと二羽のライチョウに出会った!しかも至近距離で結構長い時間見ることが出来たので大満足だ。ライチョウのかわいさに浸りながらやっぱり我々はついているねと話したり、昨日同様歌ったりしながら少しすると樹林帯に入った。このあたりから徐々に下界の暑さを感じ始めた。樹林帯は長く、しかも昨夜までの雨でぬかるんでいる箇所、滑りやすい箇所が多くて下山だから楽だろうと思っていたが全くそんなことなくかった。楽しいから帰りたくないけどこの下りは早く抜けてしまいたい、といった印象。ぬかるんだ箇所は靴の汚れを極力回避しようと最善ルートを探すへいすてぃさん、もう諦めの由梨さんなどそれぞれだった。泥のせいで靴の汚れはひどかったが、けが人は出なかったのでそこは良かったと思う。(今回の山行は事前にテーピングをしている人が多かったことも要因かも。)下山も歌ったりしりとりしたり和気あいあいとした雰囲気を楽しだ。ラストスパート、行きに見た三股登山補導所が見えると菊池・江藤は駐車場の手前までに二人で全力疾走を始めた。下山後で足が痛いだろうに小学生さながらのその元気はどこから来るのだろうと感心した。早朝から10時間ほど動き続け、14時頃三股駐車場に到着した。これにて登山の全行程終了!14時半にたなしょーがタクシーを予約しておいてくれたので(元々15時半予約。行程が早くなったので行動中に変更希望の電話をしてくれていた)タクシーが来るまでの間は共同装備の返却分担をした後はみんなで喋った。(漬物がおいしい、大戸屋は全国展開だ、など。)漬物の良さも大戸屋のことも知らなかった江藤がいじられていた。実は筆者も両方分からなかったのだがそのことは黙っておいた。早めにタクシーが到着し、タクシー内ではアイスの話をして盛り上がった。おうてるちゃん曰はく、17アイスのチョコミントはチョコチップだけどミントを味わった後チョコの香ばしさが活きるが市販のチョコミントは....(以下略)。なるほどと思ったので今度チョコミントを食べてみようと思う。たなしょーが絶賛していたガリガリ君パイン味もそれほど美味しいのかと気になった。30分ほど真剣にアイスの話をするのは初だったがとても楽しく、個人の些細なこだわりの話をしあえるほど今回の山行を通して仲が深まったのだと感じ嬉しく思った。結局穂高駅でアイスを食べる時間はなかったが、天気予報に何度も裏切られ、天候にも恵まれない中無事に山行を終えることが出来て良かった。天気が悪くても山は楽しい!!おしまい。
■感想
◯CL鈴木(45)
全体;
・良い意味でも悪い意味でも天気予報が外れまくった。
・46期はまじで健脚。みんなタフで性格も良い。楽しい隊でした、ありがとう。
・基本的に先頭を46期に任せた。ペース調整、ルート探索はなかなか大変だったと思うが、よくできていて感心した。
・食当のごはんが美味しかった。46期は山ごはんのレベルが高い。
・帰ってきたらコロナになりました。夏休みに怪我や発熱で東大代表がダウンするのは今年で3年目だそうです。もはやジンクスなので、次の代表の方は気をつけてください。
前泊;
・焼肉丼が上手くできてよかった
・下界のキャンプ場は蒸し暑くてなかなか寝付けなかった。野宿しようとしたら蚊にやられまくって大変だった。
・ゲリラ豪雨に見舞われ絶望的な気持ちになったが、「せっかく来たんだから行きたいです!」という牧原さんの一言と在京・斉藤からのアドバイスでなんとか希望を持てた。ありがとう。
・この日、実際の天気は予報よりはるかに悪かった。
1日目;
・念願の蝶ヶ岳山頂に立てて感動した。
・お昼頃になってなぜかバカ晴れした
・槍穂高連峰のパノラマの迫力はやっぱりすごかった
・みんなのアカペラで盛り上がって非常に愉快な登山になった。みんな体力もすごいがよく歌詞を覚えているなと思った。
・この日、実際の天気は予報よりはるかによかった。
2日目;
・1:30に目を覚まし、その後の行動をどうしようか悩んだ。外は風が強く雨粒が体に打ちつける。外で調理するのは厳しいと判断してテントは撤収せずテント内で調理するよう指示した。蝶ヶ岳ヒュッテのテント場で停滞し三股にそのままエスケープするという選択肢も浮かんだが、危険な風雨ではないと判断しメンバーには持ってきた服を最大限着込むよう指示した。
・常念岳にたどり着くまでに晴れ間が出る時間もあったが、結局常念岳は最悪の気象条件下での登頂となった。みんなあの風と寒さのなかよくあの岩場を登りました。立派です。
・雷鳥を見れて大感動。図鑑に載せても良いのではというくらい素晴らしい写真が撮れた。
・この日、実際の天気は予報通りだった。
◯SL田中(正)(46)
・蝶ヶ岳から見る槍穂高連峰が本当に美しかった。
・テント、鍋、食材を担いでいたこともあり登りの荷物の重さは過去イチだったし正直キツかったが無事登れて何より。表銀座に向けての自信がついた。
・朝蝶ヶ岳から蝶槍にかけての尾根線はルート探索に苦戦した。YAMAPがなければ100%遭難していた。
・少しの間高山病にかかってしまった。水を飲み深呼吸をしたら治ったが、これからは高山病対策もしていこうと思った。
・賑やかで歌ってばっかの山行だった。
・メンバーのスタミナがえぐかったので何事もなく下山できた。泊まり山行初SLに相応しい山行だった。
◯江藤(46)
・下界でのテン泊は8月にするのはおすすめしない。暑すぎる
・前日にテント場でゲリラ豪雨に見舞われた時はかなり気分が萎えた。
・三股から蝶ヶ岳ヒュッテへの1400mの登りは階段などが多く、意外とのぼりやすい。
・歌いながらの山行は息がとても苦しく、無駄に疲れる。
・蝶ヶ岳山頂からの展望は非常に素晴らしく、大地の雄大さを深く感じられた。
・蝶ヶ岳で外に銀マットを敷いて昼寝していたが、直射日光が強すぎてかなり暑かった。
・夕食、朝食共に美味しく、元気が出た。食当の二人には深く感謝したい。
・朝起きるとまさかのヘッドライトが故障しており、ライト無しで2時間ほど足元がほとんど見えていない状況で歩くことになった。ライトは壊れないところにしまうようにしたい。
・二日目は天気が悪く、展望は全くと言っていいほどなかった。
・細かなアップダウンで体力が削られ、樹林帯で肺が苦しくなった。体力不足を解消したい。
・常念岳手前から前常念岳の後の樹林帯に入るまでの所の間は岩場が非常に多く、大変楽しかった。
・前常念岳からの下りの最中に雷鳥2羽と出会った。番だろうか。
・樹林帯に入ってからが結構長い。また土が露出しているところも多く、ぬかるんでおり不快感を感じることも多々あった。
・鈍行に5時間以上乗った後に駅から30分歩いて帰ったのだが疲労で足が動かず、瀕死の状態で家に着いた。
・山行の次の日に朝からテニスなんてするもんじゃない。
◯菊池(46)
・前泊の環境が大雨・激暑テントと悪すぎてどうなるかと思った
・夏だとはいえグローブは持ってくるべきだった、山の寒さを舐めていた
・岩場が多く、2日目の登りではそんなに疲労感はなかったかも。でも下りで前腿が死んだ
・登り中に歌うのは楽しい。
・久々の山行だったが、強者のメンバーについていけて一安心だった。
・初アルプスだったが景色もよく、雷鳥も拝むことができたので大満足の山行だった。
◯翁(46)
最高だった〜☆☆ 詳しくは山行記ご覧ください。帰り道どこも痛くないって言ったのに次の日から足が人生で1番痛くて階段が歩けないし椅子に座るのも悲鳴もの。2日経った今も激痛。
◯牧原(46)
・天気は悪かったが雷鳥を見れたし、メンバーとも沢山喋れて楽しい山行だった
・今回の山行はテーピングをしている人も多かった。自分はまだやったことがないので次回やってみたい。
・先頭と食当を経験出来て良かった。餅が少し固めになってしまったと思うがみなさん優しくフォローしてくれて感謝、、、
◯加藤(44)
・蝶ヶ岳からの展望は格別だった。また、初めて雷鳥を見ることができ、全体を通して運に恵まれた山行だった。
・前泊含めご飯が贅沢で美味しかったです。食当の皆さんありがとうございました。
・アルプスに登るのは(槍を望むのも)2年ぶりで、その魅力を改めて肌で感じられたのが本当に嬉しかった。
・メンバーの皆さん、優しさと個性に溢れてて3日間楽しかったです。これからも山を楽しんでください。