2024/9/3-4 くじゅう連山

くじゅう連山 計画書 第一版
作成者:清野
■日程 9/3-4(火-水) 一泊二日予備日なし
■山域 阿蘇九重
■目的 登頂
■在京責任者 山道
■在京本部設置要請日時 9/4 18:00
■捜索要請日時     9/5 7:00


■メンバー  ( 2人)
 CL 清野 SL 田口 


■集合
9/2に大分県別府市内
別府市内の清野祖母宅にて前泊

■交通
□行き
・亀の井バス
朝日小学校前6:17→6:36流川6丁目・不老泉
バス停より別府駅まで徒歩4分
・久大本線
別府駅7:03→由布院駅8:36
・九州横断バス2号
湯布院バスセンタ9:00→牧の戸峠10:01

□帰り
・九重コミュニティバス飯田高原線
くじゅう登山口[長者原]11:01→大吊橋中村口11:32
大吊橋中村口12:45→豊後中村13:06
・久大本線
豊後中村駅13:16→由布院駅13:34


九州横断バス5号
くじゅう登山口[長者原]12:11→12:53由布院駅前バスセンター
要予約 1500円

九州横断バス7号
くじゅう登山口[長者原]15:32→16:33由布院駅前バスセンター→17:10鉄輪→17:27別府駅前本町
要予約

■行程
1日目(5:31、△931m ▽997m)
牧ノ戸峠 10:00 - 10:18 第一展望所 - 10:37 沓掛山 - 11:19 扇ヶ鼻分岐 - 11:57 星生山 - 12:21
久住分かれ - 12:53 久住山 - 13:25 天狗城 - 13:39 中岳 - 13:51 東千里浜 - 14:09 稲星山 -
14:20 稲星越 - 14:36 白口岳 - 15:13 鉾立峠 - 15:31 法華院温泉山荘

2日目(6:04、△875m ▽1105m)
法華院温泉山荘 07:00 - 07:12 坊ガツル - 07:20 雨ヶ池越分岐 - 07:36 法華院温泉山荘 - 08:20
北千里浜口 - 08:29 諏蛾守越 - 09:24 ゲート - 09:44 寒ノ地獄 - 09:48 長者原ビジターセンター


■エスケープルート
1日目
・久住分かれまで:引き返す
・久住分かれから法華院温泉山荘 :山荘まで進む
2日目
・法華院温泉山荘から坊ガツル:山荘に引き返す
・法華院温泉山荘から:そのまま下山

両日とも体力、時間によってはピークハントせずに進む可能性あり

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□トイレットペーパー □着替え・温泉セット □ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具
□遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□ライター□モバイルバッテリー
□サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □コンタクト/眼鏡)

■地図
25000分の1:「湯坪」「大船山」
山と高原地図:「58 阿蘇・九重」

■共同装備
救急箱有紗:清野

■遭難対策費
200円×2名=400円

■悪天時
前日までに判断

■火山情報
九重町防災情報
https://www.town.kokonoe.oita.jp/categories/menu/bousai/
気象庁 九重山の活動状況
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/502.html



■施設情報
□山小屋
・法華院温泉山荘
一泊二食付き11000円 予約済み
Tel:090-4980-2810

□避難小屋
・久住避難小屋 10人収容


□水場
・法華院温泉山荘

□トイレ
牧ノ戸峠、坊ガツル、長者原

□温泉
・法華院温泉山荘 宿泊者入浴可
・山恵の湯 1000円

■備考
□日の出日の入り(@くじゅう連山)
日の出 5:44
日の入 18:43
□連絡先等
大分県玖珠警察署 0973-72-2131
大分県竹田警察署 0974-63-2131

9/3-4 くじゅう連山 記録
作成者:清野
■日程 9/3-4(火-水) 一泊二日予備日なし
■山域 阿蘇九重
■天気
■メンバー
 CL清野(45) SL田口(46)
■共同装備
救急箱有紗:清野

■総評
快晴の中、火山・湿原・温泉を楽しめた非常に充実した山行であった。お手軽に九州の山を楽しむには最適なルートであった(味わい尽くすなら2019年のルートを参照)。一方で、台風の影響で高速・県道がともに封鎖される事態となり、交通手段の調整に難航した。

■タイムスタンプ
1日目(5:39、△865m ▽931m)
牧ノ戸峠 10:20 - 10:28 第一展望所 - 10:41 沓掛山 - 11:20 扇ヶ鼻分岐 - 11:53 星生山 - 12:43
久住分かれ - 13:03 久住山 - 13:42 天狗城 - 14:00 中岳 - 14:49 稲星越 - 14:59 白口岳 -
15:47 鉾立峠 - 16:04 法華院温泉山荘

2日目(2:49、△310m ▽547m)
法華院温泉山荘 07:17 - 07:30 坊ガツル - 07:45 雨ヶ池越分岐 - 07:57 法華院温泉山荘 - 08:40
北千里浜口 - 08:48 諏蛾守越 - 09:44 ゲート - 10:00 寒ノ地獄 - 10:06 長者原ビジターセンター

■ルート概況
危険な箇所・特筆すべき事項はなし。牧の戸峠・長者原はどちらもよく整備された登山口で、トイレや店が完備されていた。

■山小屋・テント場情報
・法華院温泉山荘
一泊二食付き個室一人11000円
館内に温泉があり、宿泊者は無料で入れる。石鹸、シャワー無し。ドライヤーは有った。白濁した湯で成分は濃いめ。
個室は6畳の畳張り。繁忙期以外個室のみの案内で大部屋は不可となるそう。
談話スペースが多く、漫画雑誌類も食堂にたくさんあった。飲料は全て自販機。
夜ご飯はまあまあな量で、白米のみおかわり可能。朝ごはんは7時半なので、普通に行動しようとすると弁当になりそう。
近くに山荘所属のテント場もある。

・坊ガツルキャンプ指定地
予約不要、無料の野営場。トイレ、水場、炊事場もちゃんと備わっている。
草原の中なので、下は全て草。柔らかそうだけど朝露がひどそうでもある。
法華院温泉山荘まで5分ほどなので、ここにテント泊して温泉だけ入りに行くのが良さそう。


■山行記(SL田口)
・前日談
台風の影響で別府・由布院間の車での移動ができなくなり、別府-牧の戸峠の九州横断バスが動かないと連絡が入る。由布院-牧の戸峠は動くと聞き、急遽、由布院まで久大本線で向かうことになった。

・一日目
朝、CLの祖母宅を出ると、近くで      を発見(可愛い)。少しの間戯れる。その後バスと電車を乗り継いで、牧の戸峠に到着して、山行スタート。くじゅう連山は草原の中を歩くことが多く、常に歩いていて気持ちの良い上りであった。途中、京大の地震観測計を見つけて、関西における京大の強さを思い知る。関西出身のCLから京大について色々と教えてもらった。星生山の近くは赤いごつごつとした登山道であった。その後の久住山までの登りは見た目よりキツかった上にガスっていたが、たくさんのトンボとツバメ?を観察できた。中岳まで歩く途中にある御池は明らかに生物が生きていけないような色をしていたが、実際のところどうなのだろうか?池のそばまで行けるので、冬になると凍った池の上を歩くこともできるらしい。中岳に到着すると、くじゅう連山全体を見渡せるパノラマ風景を楽しめた。九州本土最高点ということで、九州最高点の宮之浦岳への憧れも一層深まった。その後山荘に向かう道は、衝撃の一段の梯子、なぜ引いてあるのか分からない位置のロープ、逆にロープを使いそうな箇所にはなかったりと、理解に苦しむ道であった。法華院温泉山荘に到着すると、小屋の素晴らしい設備に感動。山荘の入浴後に飲んだカルピスソーダは人生で一番美味しかった気がする。一番びっくりしたのは、大分でよくみる指名手配犯のポスターがなんと山荘にも掲示されていたことで、被害者の執念を深く感じた。その後は豪華な夕食と、部屋の宿泊記録帳を楽しんだ。定番の絵しりとりで特大サイズのミッキーを書き、過去にオーストラリアのタスマニアから登山をしにきた客の記録に驚いた。自分が記録帳を堪能している間、CLは星空を見に外に出かけた。素晴らしい星空を見れたようで何より。贅沢すぎる悩みだが、アルプスに行きすぎて満点の星空に慣れてしまった。最近は星を見た時の感動より、無心になって星を見て感傷に耽るのが好きである。部屋の記録帳には同じ部屋をわざわざ指定して何度も来ている人、結婚して子供ができたから報告しに来た人など、いろいろな山好きの愛に溢れた文章が書かれていて、小屋泊の一番の良さを感じれた。太陽が沈み、しばらくしてからお布団で就寝。

・二日目
九重“夢”大吊橋に行きたくなったため、行程を大幅に短縮して下山。あらかじめ受け取っておいた朝食の弁当を談話室で食べていると、ちょうど日の出を窓から堪能できた。九州でも日の出は素晴らしかった。出発すると、まず坊がツルという湿原の周りを回った。そばには温泉山荘のテント場とは別のテント場があり、数人がテントをはっていた。その中の一人と話すと、朝の目覚めが最高に気持ちよさそうな上、水場もテント場も無料ということで、少し羨ましかった。さて、坊がツルについて詳しく述べておくと、平成17年にラムサール条約にも登録された湿地で、火山に囲まれた標高の高い盆地に位置するという点で、非常に珍しい。実際に行ってみると、湿原というよりはアフリカのサバンナっぽいということで一致した。
 山荘に戻り、諏蛾守越まで南アルプスのようなルートをダムに沿って登っていくと、非常に広々とした道に出て、赤色の岩石も一部混ざっていた。また、写真アルバムを参照して欲しいのだが、ありえないほど黄色のペンキが書かれた道を通った。信じられないことに、1歩に1つあるほどで、登山道が茶色というより黄色になっていた。その後は何事もなく、下山して行ったが、樹林帯がほとんどなかったのが特徴だった。ラストの道は整備された木道であり、湿原とクラシック音楽の話をしながら下山した。K-pop、洋楽、クラシック聞く友達大募集中!!

ここからは、その後の観光を掻い摘まんでお届け
近くの牧場でとれた牛乳を使ったアイス(めちゃくちゃ美味い)→九重“夢”大吊橋→駅舎の近くで可愛い      に会う(今回は山行外での動物との出会いが多かった)→由布院観光→ケーゼクーヘン(中身がトロッとクリームになったチーズケーキ)の独特すぎる味に二人困惑→フローラルヴィレッジの      ️が可愛い→何もあげてないのに追いかけてくる鯉に爆笑(CLにとっては子供の時によく餌をあげていた思い出の場所らしい)→CLの母親に別府まで送ってもらう(ありがとうございます)→特上天丼864円という物価の安さにびびる(とよ常)→グローバルタワーから別府の夜景を堪能

CLへ:大分の旅行に色々と付き合っていただいてありがとうございます。本当に助かりました。

■感想
CL清野
・小さい頃からの憧れの山にやっと行けて感無量
・やっぱり九州の山には九州の山にしか無い魅力があると思う。
・九州の山に行きたい人は連絡くれたらご案内します!

SL田口
・くじゅうは下山してからその良さがしみじみとわかってきた。こんな短い山行ではあったが、また機会があればリピートしてみたい
・(1ヶ月後の後日談)意外と九州行きたい人がいると判明、来年もやっても良いかも