2024/9/30 木曽駒ヶ岳・宝剣岳ハイク①
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
木曽駒ヶ岳・宝剣岳ハイク計画書 第ニ版
作成者:朱
■日程 9/30(月) 前泊日帰り 予備日なし
■山域 中央アルプス
■目的 紅葉狩り
■在京責任者 髙村
■在京本部設置要請日時 9/30(月) 20:00
■捜索要請日時 10/1(火) 8:00
■メンバー
(確定 9人)
CL朱SL牧原◯白石◯田口◯Cao◯平松◯江川◯鈴木◯西山
以上
■集合
9/29(日) 10:25 バスタ新宿南口4F
■交通
□行き
11:05 バスタ新宿 -(高速バス)- 14:35 中央道駒ヶ根インター -(徒歩21分)- 駒ヶ根キャンプセンター 京王3709便
(30日朝)
(3:30起床予定)駒ヶ根キャンプセンター(5:00発) -(徒歩17分)- 06:15/06:45 菅の台バスセンター -(伊那バス駒ヶ岳ロープウェイ線)- 06:45/07:15 しらび平 07:00/07:30 -(中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ)- 07:07/07:37 千畳敷
□帰り
千畳敷(12:00/12:30/…/16:00/16:30/17:00) -(駒ヶ岳ロープウェイ)- しらび平(12:07/12:37/…/16:07/16:37/17:07)
しらび平(12:20/12:50/…/16:20/16:50/17:20) -(伊那バス)- 菅の台(12:50/13:20/…/16:50/17:20/17:50終) -(徒歩19分)- 駒ヶ根キャンプセンター(荷物回収) -(徒歩21分)- 中央道駒ヶ根インター
中央道駒ヶ根インター(18:30) -(新宿〜伊那飯田線)- バスタ新宿(21:55) 京王3732便
バス(しらび平~菅の台バスセンター)往復1660円
ロープウェイ往復2790円/オンラインor菅の台バスセンターorしらび平で購入
https://www.chuo-alps.com/fare/
駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ(ロープウェイ、路線バス、高速バス含) 11500円 電話予約済、バスタ新宿(南口)4Fで支払い&発券、キャンセル料なし
https://www.ibgr.jp/news/3884/
■行程
千畳敷駅(7:40予定) -0:55八丁坂- 宝剣山荘 -0:04- 天狗荘 -0:14- 中岳 -0:35- 木曽駒ヶ岳(9:30) -1:11- 八合目 -0:35- 将棊頭山 -0:35- 八合目(11:50) -0:15馬の背- 濃ヶ池 -0:45- 駒飼ノ池 -0:30- 宝剣山荘(13:20) -0:15- 宝剣岳 -0:10- 宝剣山荘(14:10) -0:05- 乗越浄土 -0:45- 千畳敷駅(15:00)
【06:54/9.7km/▲865m/▼863m】
*濃ヶ池がメインで、メンバーの状態や所要時間を見て(予定時間超過の場合)将棊頭山カット、宝剣岳カットを前向きに検討する
*混雑、パーティの人数により岩場で時間がかかる可能性高
*ロープウェイは混雑による待ち時間(1時間程度)が発生する場合がある。去年の混雑予想カレンダー
■エスケープルート
八号目まで:引き返す
それ以降:そのまま進む
将棊頭山カット(CT-1:10)、宝剣岳カット(CT-0:30)、小屋で停滞
■注意事項
・濃ヶ池-駒飼ノ池で道迷いしやすいかも
・宝剣岳への岩場 ルートの動画
岩場の登り方:3点支持、間隔を空ける
https://yamap.com/magazine/44937
自分が原因で渋滞してても焦らず自分のペースで進む。すれ違う人との間隔を見て歩く。
■個人装備
【登山に使用】
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘルメット(なければ共同装備を使用)□雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □ライター □ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □着替え/温泉セット □日焼け止め (□モバイルバッテリー □サングラス □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □コンタクト/眼鏡 □南京錠 □サブザック)
【キャンプ場にデポ】
□シュラフ □マット □カトラリー(フォーク、スプーン類) □コッヘル(食器) □トイレットペーパー □歯ブラシ
■地図
25000分の1:「木曽駒ヶ岳」
山と高原地図:「木曽駒・空木岳」
■共同装備持ち出し 調整済み 夏休み共装の調整
*ステラ4 No.2、竹・小竹、ディド、ヘッド、カート1つ、CAMP赤と白は朱と牧原が奥穂高から引き継ぎ
□テント
・ステラ4 No.2:牧原
・エアライズ4 No.1:江川
・エアライズ3 No.2:鈴木
□鍋(竹・小竹):朱
□調理器具セット(ディド):朱
□ヘッド(緑1、緑4):朱
□カート2つ:江川、1つ:牧原
【登山に使用】
□ヘルメット共同装備*4(牧原、平松、西山、鈴木)、(Yifan、朱、江川、白石、田口私物各1)
・CAMP白:朱
・CAMP赤:牧原
・ゾーディアク(赤)、ゾーディアク(橙):鈴木
□救急箱(アゲハ):朱
*9/30実施で10/1中止の場合、テント撤収が必要
*10/1へ引き継ぐのはエアライズ4 No.1、エアライズ3 No.2、竹、ディド、緑1、ゾーディアク(赤)、カート1つ
■食当
夜 西山
朝 田口
アレルギー等:チーズ・マヨネーズ・バター(鈴木、苦手)
■遭難対策費
100円×9名=900円
■悪天時
9/28(土) 15時までに判断
■施設情報
□宿泊施設
駒ヶ根キャンプセンター 1区画2200円、施設利用料200円/人
キャンセル料は1週間前(9/22)から10%、3日前(9/26)から20%
□山小屋
宝剣山荘 1泊2食つき 13,000円/人 約100名要予約 水200円/L トイレ200円 休憩300円
天狗荘 1泊2食つき 13,000円/人 約100名要予約 水200円/L トイレ200円 休憩300円
頂上山荘 1泊2食つき 13,000円/人 約50名要予約 水200円/L トイレ200円 休憩300円
頂上木曽小屋 1泊2食つき 8,000円/人 100名要予約
□水
宝剣山荘、天狗荘、頂上山荘、千畳敷駅(自販機)、頂上山荘(要煮沸)、濃ヶ池
□トイレ
千畳敷駅、宝剣山荘、天狗荘、頂上山荘
□温泉
こまくさの湯 入浴 700円 10〜20時
食事 11~20時
■備考
□日の出日の入り(木曽駒ヶ岳)
日の出 5:34
日の入17:42
□電波状況
・docomo、au、softbank:概ね繋がる
□連絡先等
長野県木曽警察署 0264-22-0110
長野県警察駒ヶ根警察署 0265-83-0110
宝剣山荘テント場 090-5507-6345
宝剣山荘グループ 0265-95-1919
頂上木曽小屋 0264-52-3882
駒ケ岳ロープウェイ 0265-83-3107
こまくさの湯 0265-81-8100
駒ヶ根キャンプセンター 0265-83-9013
□過去の記録
2023年 記録
□ルート
濃が池ルート
https://yamap.com/activities/34053891
ロープウェイのモデルコース:https://www.chuo-alps.com/climbing/course/
9/30 木曽駒ヶ岳・宝剣岳ハイク記録
作成者:朱
■日程 9/30(月) 前泊日帰り 予備日なし
■山域 中央アルプス
■天気 晴れのち曇り、霧
■メンバー
CL朱(45) SL牧原(46) ◯白石(46) ◯田口(46) ◯Yifan(46) ◯平松(46) ◯江川(46) ◯鈴木(46) ◯西山(46)
■総評
ロープウェイで雲を抜けた先朝晴れの中、突如現れた秋の千畳敷カールは想像以上に壮観だった。千畳敷カールに始まり、紅葉の濃ヶ池、宝剣岳までの岩場とバリエーションに富んだ道に、駒ヶ岳でのライチョウ数羽との遭遇、下山後のソースかつ丼と非常に充実した山行となった。メンバーも夏休み最後の思い出として楽しめたのではないかと思う。
下山後に時間が取れないことを懸念して将棊頭山までかなりペースが速くなってしまったことが反省点である。また、装備の持ち出し不備(フライ忘れ)、引き継ぎ不備(ポール袋が見当たらない)も以後気を付けたい。
□ロープウェイ&路線バスの待ち時間について
行きのバス待ちは長蛇の列となることで有名。6:15のバスに乗るために5時過ぎにバス停に到着し、すでに10人ほど並んでいた。晴れの日はもっと混むもよう。帰りのロープウェイは曇りの平日のためか待ち時間はなかった。
■共同装備
【登山に使用】
◻︎救急箱(アゲハ):朱
◻︎ヘルメット(CAMP白:鈴木、ゾーディアク橙:西山、CAMP赤:牧原、他5名は私物)
【キャンプ場に放置】
□テント
・ステラ4 No.2
・エアライズ4 No.1
・エアライズ3 No.2
□鍋(竹・小竹)
□調理器具セット(ディド)
□ヘッド(緑1、緑4)
□カート3つ
■タイムスタンプ
(7:43/10.1km/△847m/▽845m)
7:42 千畳敷駅
8:26 宝剣山荘
8:35-8:56 中岳
9:14-9:29 駒ヶ岳
10:27 八合目
10:55-11:02 将棊頭山
11:22 八合目
11:43-11:55 濃ヶ池
12:36-12:46 駒飼ノ池
13:12-13:36 宝剣山荘
13:56-14:33 宝剣岳
14:54-15:00 宝剣山荘
15:28 千畳敷駅
*八合目から将棊頭山は7名でサブザック行動、2名が八合目で休憩。
*メンバーの疲労度に個人差があったので、駒飼ノ池付近から宝剣山荘はこまめに休みをとりつつゆっくり目に進んだ。
*宝剣岳へは8名で行動、1名が宝剣山荘で休憩。
■ルート概況
千畳敷〜宝剣山荘:良く整備されている。最初は平坦な土の道で、指数関数的に急になると同時に岩の階段のつづら折れの道となり、カール地形を体感できる。ロープウェイで上がってこれるので軽装の観光客もよく見られる。人が多く、前の人の後について歩く形になった。
宝剣山荘〜中岳〜駒ヶ岳:登りはザレ場、下りはガレ場。周りには低いハイマツが生えている。これまでの登りに比べれば短くゆるやかで、次の山頂が見通せることもあってか、あっという間に着く。駒ヶ岳山頂では近頃人工繁殖のライチョウが移送されたようで、近距離で登山客に囲まれていた。
駒ヶ岳〜八合目:ここからは人が一気に減り、静かな山歩きを楽しめる。少し降ると肩下くらいまでのハイマツに囲まれた歩きやすい土の道となる。
八合目から将棊頭山:高低差はあまりないが、往復1時間ちょっとと意外と長い。
八合目から濃ヶ池:濃ヶ池付近はナナカマドだろうか赤く紅葉するものがあり、千畳敷カールより色づいている気がした。
濃ヶ池から駒飼ノ池:ガレ場から低い樹林帯に入る箇所で道迷い注意。樹林帯の方にピンクテープが貼ってある。土に岩が埋まっている道で駒飼ノ池に近づくにつれ視野が開ける。木のハシゴ二つと短い急登を超えると駒飼ノ池。
駒飼ノ池から宝剣山荘:ゆるやかな岩の階段でよく整備されている。宝剣山荘の小屋の屋根が見えてモチベーションが保てる。
宝剣岳:高度感のある岩場。足場はあるので3点支持の基本を抑えていれば問題ないが、岩場経験があった方が良い。山頂の岩は1人ずつ交代で慎重に登るので人数が多いと時間がかかる。空木岳方面の山頂直下にトロルの舌という山から突き出た岩がある。晴れるとスリルな写真スポットのはず。
宝剣山荘から千畳敷駅:すれ違いの人が多い。
■山行記
□0日目(西山)
今回は前泊をするため、集合時間は早朝ではなく午前の遅めの時間だった。時間的に余裕はあるはずなのだが、それに気が緩んでゆっくり準備したせいで前日に準備が終わらず、当日に持ち越してしまった。当日も朝起きるのが遅く、結局ギリギリに準備して家を出た。集合に間に合ってホッとした。
メンバーの一人(ゆらちゃん)が財布を最寄駅に置いてきたしまったということで、SLであるふづきちゃんと共に一旦帰り、2時間後のバスで向かうことになった。(見つかったようで本当に良かった)バスで快適に走り、駒ヶ根インターでこなみさんと合流し(奥穂高から帰らずにずっと長野に滞在していたらしい)、先発組は15:00くらいに駒ヶ根キャンプ場到着した。テント組み立て中、江川くんが持ってきたテントのフライがないということに気づいた。(フライだけよりはよいとポジティブに考えていたが夜に雨がかなり降ったので、テントはかなり浸水してしまったようだった。フライなしのテントで率先して寝てくれた3人ありがとう)
遅れてくる二人が17:00頃に着くということでそれまでは自由時間となった。キャンプ場の散策やテント場の近くの川で遊んだりして各々時間を過ごした。白石くんはついてから川の反対側にある蒸留所が気になっていたようで早々にウイスキーを購入していた。川の水は結構冷たかったがこなみさんはさっさと靴を脱ぎ水に入っていた。私は登山靴を脱ぐのが面倒だなと思って躊躇してしまったがせっかくなので入っておけばよかった。その後川にいたメンバーで簡単な自己紹介をしたりして時間を潰した。(自己紹介は何回やっても毎回緊張してしまう)
17:00から夕食作りを開始した。食当は私で棒ラーメンを作った。(前の山行で食べた時においしかったので今回選んだ)皆の協力のおかげで、滞りなく準備を進められた。前泊で荷物に余裕があったので具をたくさん持っていったが皆満足してくれたようで良かった。
夕食の片付けを終えた後、こなみさんが持ってきてくれたマシュマロをみんなで焼いて食べた。暗い中、みんなで一つの火を囲んでマシュマロを焼く時間は最高だった。焼きマシュマロ、とてもおいしかった!火に近づけすぎて結構みんなマシュマロに引火していた。
19時頃に就寝。キャンプ場なので地面が平らで草でふかふかしていて寝心地は良さそうだったが、私は意外と寝付けず途中で何度も起きた。(途中で起きた時に結構雨が降っていたのでフライなしのテントが気になった)次の日聞くと結構みんなも寝つけなかったようだった。
□1日目(平松)
3時半に起床し支度を始めた。朝ごはんは田口くんが用意してくれたコンソメスープとパン。パンをスープに浸すと美味しかった。やはり山行では何を食べてもいつもよりずっと美味しく感じる。フライなしのテントで寝ていた人達がかなり大変だったようで、ザックの中の財布や寝袋の中まで水浸しになってしまったらしい。フライの大切さがうかがえる。
5時前にキャンプ場を出てバス停へ向かう。バスが出る1時間以上前にバス停に着いたが、既にいくつかのリュックが並んでいた。バスが来る頃には長蛇の列ができていたので早くに出て正解だった。バスを待つ間に改めて自己紹介をした。今回は名前、所属の他に雷鳥に入った理由と好きなアイス(とあだ名)を発表した。ソフトクリームが人気だった印象。あとすーさん曰くデニーズの抹茶アイスが美味しいらしい。バスで30分ほど揺られてロープウェイ乗り場へ。かなりカーブの多い道なので酔いやすい人は注意(特に疲労が溜まっている帰り道。私は酔った)。ロープウェイも混んでいて、後ろに並んでいた人達がギリギリ定員オーバーで前に並んでいた人達と便が分かれてしまった。しかし臨時便が出ていたのですぐに追いついた。私は後の便に乗ったが、運良くロープウェイの1番前に乗ることが出来た。上がっていく途中で霧が晴れた瞬間は感動した。体が浮く感覚で乗り物酔いする人はロープウェイも注意しておいた方がいいかもしれない。
千畳敷駅に着いた時点でかなりのいい天気で景色もよく、私はアルプスが初めてだったのもあってとても感動した。大げさかもしれないが、異世界に足を踏み入れたような不思議な気分だった。登山ファンは熱狂的な人が多い印象があるが、ハマる気持ちがわかった気がする。カール地形も壮大で圧倒された。山に行く度に地理もっと真面目に勉強しておくんだったなと思う、、
駒ヶ岳山頂まで登ると、5羽の雷鳥に出会った。まさかで会えると思っていなかったので驚いた。かなり人馴れしていて至近距離で写真を撮ることが出来た。可愛かった。2期の方々がサークル名を決めた際に雷鳥という名前は候補の中で1番ダサいと言われていたらしいが、私は結構好きだ。雷鳥グッズを見かけるとすぐ財布の紐が緩む。続いて将棊頭山へ向かう。この辺りで一気に人とすれ違わなくなった。将棊頭山手前の分岐で下界を楽しむ時間を確保するためにカットするか迷ったが、せっかくならと私と白石くんは回復のために荷物番をして残りの人たちで進むことに。ここまでの標高の高い山が初めてだったのでこの時点で心臓がかなり痛かった。なのにコースタイム1.00だというのだから驚いた。隊を分ける、特に体力が無い人たちだけで残るのは賛否両論ある選択だと思うが、個人的にはここでの休憩が無かったら結構しんどかったと思うのでありがたかった。また基本山は時間に追われているのでこれはこれで貴重で有意義な時間だったと思う。戻ってきた人達が息切れしているのを見て本当に行かなくてよかったと思った。どうやらかなりのハイペースだったようだ。
先へ進み、濃ヶ池で撮影。上から見ると失礼ながら水溜まりにも見えたが、横から見るとなかなか迫力があった。目で池を囲んで自撮り撮影(へいすてぃ先輩の真似だったような、、?)。個人的にこの写真はかなり好きだ。池で撮影するタイミングだけ晴れ、歩いている間は日が出ておらず歩きやすかった。ペースも若干落ち、標高の高さにも慣れたのか、心臓の痛みも落ち着きこの辺りからは特に気持ちよく歩けた。個人的に途中の川が良かった。休憩を取りつつ宝剣山荘へ戻ってきた。白石くんは山荘で荷物番をしつつ休憩、残りの人たちでいよいよ宝剣岳へ。すーさんが両手とも左手の軍手をしていて笑ってしまった。トレーニングのために荷物をそのまま持って行った人もいたが、どんな体力をしているんだ。初めての岩場に緊張と高揚があった。かなり曇っていたが、下が見えない分怖さは軽減されたかもしれない。後半に崖を横移動するような場所があって、そこがかなり怖かった。山頂に順番に登って写真を撮った。Y字バランスをしたり、ストックを突き上げたり、鋼錬のパロディをしたり、各々個性的なポージングで写真を撮っていて面白かった。トロルの舌と呼ばれる写真スポットでも撮影。外に飛び出している岩で、その上ヒビが入っていてここが結構怖い。寝転んでみたり腕立てをしてみたり足を放り出して座ってみたり、、私は怖かったので行かなかった(晴れていたら挑戦していたかもしれない)。ヒビが入っていなければな、、と言ったら田口くんが「でもヒビが入っていない方が中にヒビがありそうで怖くないか」なんて言うもんだから私は一生この類の写真スポットでは撮影出来ないかもしれない。
行程を終え下山。田口くんと江川くんが雷鳥ぬいぐるみを買っていてそれがとても可愛かった。私も欲しい。帰りのロープウェイも臨時便が出ていて割とすぐ降りられた。時間が無く温泉には入られなかったが、ソースカツ丼を食べるために菅の台バスセンター(だったはず)で降りてこまくさの湯へ。これが美味しかった。案外量が多かったのと時間の関係で少し焦っていたのでかなり満腹になった。これは余談だが、後日ゆるキャンを見ていたらこまくさ温泉(作中ではこまがね温泉)のミニソースカツ丼が出てきてなんだか嬉しくなった。キャンプ場へ戻り荷物を回収してバス停へ向かう。少し早歩きで向かった。バスに乗ると私は疲れですぐに眠ってしまったが、体勢がしんどくて眠れなかった人もいるようだった。22時頃に解散。
全体を通して充実していたが、こなみんさんがLINEでも仰っていたように反省点のある山行だったため、この経験を今後に活かしていきたい。
■感想
CL朱
・46期は話ちゃんと聞いてくれて、律儀でいい子ばかりでした。常に急ぎ足になってしまってもうちょっとゆったり楽しめるようにすればよかったけど、それでもいろいろ話せて楽しかったです!またどこかの山でお会いしましょう。
・本家トロルの舌に行った身として、日本のトロルの舌も踏めて大満足。
・人工繁殖だけど、他の山行でライチョウに会えたとよく見る中、やっとライチョウに会えて嬉しかった。
・2日くらい共同装備マシマシのザックを背負って旅していたので、ザックが軽く感じた。
・麓のキャンプ場だったから夜外食っていう選択肢もあったか。でも、夕飯の棒ラーメンも野菜にゆで卵にハムと贅沢で美味しかった。
・フライなかった人たちがかなり濡れたようで、フライの大切さを学んだ。雨予報だったから何か対策すればよかった。
・事前打ち合わせでは最後に宝剣岳行く計画にしてしまったことを理由に計画を変更しなかったが、朝に空が半分晴れていたうちに宝剣にいくべきだった。柔軟性を取り入れたい。
・将棋頭山までの道のりは、アップダウンがあまりなく、メンバーもついてこれそうだったので、かなりのハイペースを許してしまったが、後から思い返すと安全面でリスクがあったと思い、反省している。
・引き継ぎでポールの袋がなかったり、フライらしき袋が残ってしまったり、今後は袋の確認もしたい。
・CLに慣れてきたかと思っていたが、まだまだ至らない点が多いと気づいた。
SL牧原
・初SLで緊張した。SLとして特に何にも行動できなかったのが反省だが、カール切符の詳細だけは事前に確認しておいてよかったと思う。
・前泊の夜雨が降り翌日の天気が不安だったが、晴れ間もちゃんとありラッキーだった。
・雷鳥にまた会えた!!近くで見れて大満足。
・今思うと宝剣岳山頂で岩の上に乗ったのは危なかったかも、、ケガ等なくて本当によかった。
・ご飯が2日とも豪華で美味しかったです。ありがとうございました!
◯白石
・ガレ場が続くと筋肉疲労が蓄積してきて、結構キツい。久々の登山というのも要因だろうか、濃ヶ池からの登りでは脚フラフラとなってしまった。CLこなみんさんの柔軟な対応に感謝。
・天気が心配だったが、山行中は雨にも降られず、雄大な景色を堪能できて最高。いつかは千畳敷ホテルにも泊まってみたい。
・フライ忘れはお気の毒でした。雨予報の時点でテント脱出を検討してもよかったかとは思う。さすがに3人ともこちらのテントに移るわけにはいかなかっただろうが、外はそんなに寒いわけでもなく、炊事場近くのベンチ等快適に寝られる環境はあったので。十分な休息が最優先。
・テン場目の前にあったマルス駒ヶ岳蒸溜所の限定ウイスキー、帰宅後美味しくいただいています🥃
◯田口
・フライ忘れ&雨で、いろいろ浸水して最悪
(財布も浸水して札の交換のため日本銀行まで行く羽目に)防水バッグ大事
・中央アルプスはコンパクトに楽しめて大満足
・初雷鳥の群れに感激、雷鳥ぬいも購入with江川
・ザックありの宝剣が良いトレーニングになった
・山行中、心拍数と息が安定していて夏の成長を実感
・アルプスは良いぞ!!!
◯Yifan
・ペース落としてしまい、心配かけてしまってごめんなさい。疲れたら無理せず正直言った方が良いというものの、恥ずかしいから毎回黙ってトレーニングとみなす…こなみんに大変お世話になった。私の異常にすぐ気づいてくれて、親切に対応してくれて本当にやさしい。
・人の話に耳を傾けられるようになりたい、反省。
・上り・下り800mしかないのに想像以上に疲れた。将棊頭での高速進行のせいとはいえ、体力の限界がはっきり映っていた。ファストハイカーになりたいが、周囲はすでにファストハイカーだらけ。
・前日、駒ヶ根のこまくさ橋にライチョウの銅像を発見。山頂で本当にあったって普通に予告じゃん。しかも高山植物を食べてる様子が見られて面白い。中央アルプスでかつて絶滅してたのに見えたのは、復活作業の大きな成果ではないか。(もしかして先々週移送された数羽なの?)
・トロルの舌へ接近した時、正直緊張だった。生存本能も若干感じてきたほど。
・初めて2人だけのテントに泊まってきて快適というが、後からなんとか良心の呵責に苛まれた。かつて大雨で装備に被害が受けたことがよくあるので、すぐ後ろに苦しんでいる3人の気持ちがすごくわかってる。力になれず申し訳ない。
・キャンプ場に戻ると、力なく地面にへたり込んだ。この夏が、テント泊と、気力とともに去ってしまった。
・これまで生きてきてよかった
・南信州いいね、またいつか
◯平松
・財布の件はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした、、、
・個人的には初のテント泊、初のアルプス、初のロープウェイ、初の雷鳥に初の岩場と盛りだくさんだった。
・銀マット思ったより身体痛かった、、、いいマットが欲しくなった。
・マシュマロ焼いたのとても楽しかった。ここで緊張もほぐれた気がする。
・千畳敷カールへ降り立った瞬間の感動は忘れられない。山に魅了される人々の気持ちが分かる。
・雷鳥まさか見られると思ってなくて感動。
・岩場楽しかった。素手で岩の質感を味わいながら登るのもまた一興。
・やはり標高が高いと呼吸がしんどくなるようで、より行程の厳しい低山よりもキツかった気がする。
・今のところ完全に晴れた山行がひとつもなくて悲しい。雨女すぎる。
・来年は体力つけて泊まり山行にも参加してみたい。山ご飯も振舞ってみたい。そして晴れた日に綺麗な写真が撮りたい。
◯江川
・フライ忘れ/カートのガス切れは自分の責任。次回からより丁寧に装備を確認します。
・雷鳥の群れに会えて嬉しかった。田口と雷鳥ぬいも購入して満足。
・宝剣岳を登り切れたのは自信になった。今後も岩場に挑戦してみたい
・雄大な氷河地形はどれだけ見ても飽きないね
・夏山シーズンは終わってアルプスには行けなくなるけど、大学生活と両立しながら秋・冬も山に登りたい
◯鈴木
・初岩場でした!緊張感もあるが短いため岩場初心者向きなのかも。
・テントのフライ忘れについて、特に隅が濡れたので、隅の荷物は中央側に寄せるなどの対応を取るべき。シュラフも濡れるので注意。
◯西山
・宝剣岳の岩場は下をみると谷になっているところがありかなり怖かったが慎重に3点支持を意識して進むことができた。
・白石くんが夜外で寝ていた話をきいて驚いた。
・至近距離で雷鳥を見ることができてとても嬉しかった。翼を広げている姿も見ることができた。
・千畳敷カールは思っていたよりも大きく迫力があり、見惚れてしまった。
・最初の宝剣山荘までの登りが意外ときつかった。