2024/12/15 甲州高尾山
甲州高尾山計画書 第二版
作成者:齊藤
■日程 12/15(日) 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■目的 登頂
■在京責任者 佐藤
■在京本部設置要請日時 12/15 19:00
■捜索要請日時 12/16 8 :00
■メンバー ( 3人)
CL 齊藤 SL 斉藤 ◯ 岩田
■集合
勝沼ぶどう郷駅 9:30
■交通
□行き
高尾8:09→勝沼ぶどう郷9:19 990円
※遅れた場合 (8:45/9:17→9:50/10:31)
□帰り
◯勝沼ぶどう郷(特急かいじ40/48号)→新宿
16:30→17:52 / 18:06→19:28
◯勝沼ぶどう郷→高尾
18:00→19:13 / 18:30→19:44 / 19:04→20:08 / 20:32→21:37
■行程
勝沼ぶどう郷駅-0:49-甲州高尾山登山口-0:45-柏尾山-1:20-宮宕山(剣ヶ峰)-0:05-甲州高尾山-0:47-展望台-1:50-勝沼ぶどう郷駅
【計5:36/12.1km/△1025m▽1020m】
■エスケープルート
甲州高尾山まで:引き返す
それ以降:そのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食
□非常食 □ゴミ袋 □着替え・温泉セット□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具
□遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□モバイルバッテリー
□サングラス □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴)
■地図
25000分の1:「大菩薩峠」
山と高原地図:「大菩薩嶺」
■共同装備
救急箱(アゲハ):齊藤美
フライパン中:斉藤光
緑8:斉藤光
カート:斉藤光
■遭難対策費
100円×3名=300円
■悪天時
前日18:00までに判断
■電波状況
docomo&au:登山道全域
■施設情報
□トイレ
勝沼ぶどう郷駅・大滝不動尊宮周辺
□温泉
ぶどうの丘天空の湯:760円
□勝沼ぶどうの丘地下ワインカーヴ
・ 9:00~17:30(最終17:00)
・タートヴァン 1800円
■備考
□日の出日の入り(2024/12/15)
日の出 6:47
日の入 16:32
□連絡先等
・日下部警察署 勝沼ぶどう郷駅前駐在所:0553-44-0349
・勝沼ぶどうの丘地下ワインカーヴ:0553-44-2111
12/15 甲州高尾山記録
作成者:齊藤
■日程 12/15(日) 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■天気 快晴
■メンバー
CL齊藤(45) SL斉藤(45) ◯岩田(45)
■共同装備
救急箱(アゲハ):齊藤美
フライパン中:斉藤光
緑8:斉藤光
カート:斉藤光
■総評
快晴の空の下「天空の尾根」を歩いて360°の大パノラマを望み、山頂ではピザを試行錯誤しながら手作りしてその美味しさに感動しつつ、下山途中では突然の氷瀑の出現に驚きながらも自然の荘厳さを感じただけでなく、下山後にはワインの試飲も楽しむことができたとても充実した山行であった。
■タイムスタンプ
10:13勝沼ぶどう郷駅-10:43甲州高尾山登山口-11:08柏尾山-12:05宮宕山(剣ヶ峰)-12:12甲州高尾山-13:55展望台14:17大滝不動尊-15:17下山-16:14勝沼ぶどうの丘
■ルート概況
甲州高尾山登山口〜柏尾山
整備されておらず歩きにくい。かなりの急登が続く。
柏尾山〜宮宕山
気持ちのいい稜線歩きができる。落ち葉がふかふかで歩きやすい尾根であった。
甲州高尾山〜展望台
倒木が多くあるため注意が必要。急激に下っていく印象があった。
展望台〜大滝不動尊
道幅が狭くなっている箇所もあるが、比較的歩きやすい。
大滝不動尊〜下山地点
車道をひたすら下る。分岐地点が分かりづらい。
■山行記
朝九時半に勝沼ぶどう郷駅に到着する。冷え切った大気と青い空が、雪こそないが冬を感じさせる。美月さんが高尾で乗り換え損ねたということで、光祐と駅前で時間を潰す。四十分間特にすることもないので景色を見ると、南アルプスまで見渡すことができる。駅舎の隣にある公園を歩き回ったり、駅の二階に上がったりして、案外退屈せずに時間を潰すことができた。
無事三人揃ったところで出発する。登山口までしばらく舗装された道を歩く。今回、美月さんがピザ生地を手作りしてきてくれたのだが、聞けば家でカステラなどなど作っているという。なんて素敵なんだろう。ぶどう寺の異名を持つ大善寺の脇にある登山口から登り始める。なんでも行基の夢に葡萄を持った薬師如来が現れたのが甲州ブドウの由来で、ご本尊は手に葡萄を持っているとか。今度時間があるときに改めて訪れてみたい。
少し登ると神社があり、その裏手にある獣害対策の柵を通ってさらに進んでいく。地面は乾いていて滑りやすい。
ぐいっと急登を進み、最初に辿り着くピーク、柏尾山は鉄塔が目印。小さな山名標とてるてる坊主が結び付けられている。てるてる坊主はこの先もいくつかの道標などに付けられていた。そのおかげかとてもいい天気である。
ここから先は尾根歩き。木が生い茂っていないので、左右の景色もそれなりに楽しめる。何だか優しい感じのする尾根道だ。道中、同じくK先生の講座を取っている光祐と森について語らう。これだけ山に登って自然にお世話になっているんだから、何かしらの形で恩返しをしたいものである。そうでなくとも我々人間は自然と無関係では生きていけないものであるのだから。
色々話をしながら、林道を越えるとついに甲州高尾山剣ヶ峰、少し先が甲州高尾山頂である。ここで初めて他のパーティーに出会い、この先の東峰の眺望が優れていることを教えて頂く。その東峰は南側が開けており、富士山もよく見える。
そんな気持ちのいい場所で、今回の目玉、ピザを焼く。光祐の持ってきたオリーブオイルを敷いたフライパンに生地を広げ、各々持ち寄ったピザソース、ベーコン、チーズを乗せていく。具は皆で分担するはずだったのだが、自分はすっかり失念していた。ごめんね。しかし、二人がもってきてくれた食材ですっかりピザらしい見た目になった。あとは火を通していく。蓋になるものがなかったので火が通るか不安だったが、美味しそうにチーズがとろけてきている。美月さんがもってきてくれたピザカッター(私物!)で切り分けたら、いただきます!めっちゃおいしい!!具も美味しいし、フライパンで焼いたから底はカリカリ、上はふっくらとしていて焼き加減もばっちり。これ以上メンバーが多かったら、きっと取り合いになっていただろう。
お腹も膨れたところで再び出発。景色の良い「天空の尾根」に別れを告げて下ってゆく。途中、木陰になっているところで地面の所々に白いものが見えた。最初はビニールかと思ったが、よく見てみると薄く丸まった氷ではないか。調べてみると、植物の根が吸い上げた水が凍ってできる、霜華なる現象らしい。いいものをみることができた。さらに先には大滝という滝があるのだが、なんと凍っていた。まさか氷瀑まで見せてくれるとは。なんて素敵な山なんだろうか。二時過ぎでだいぶ暖かくなってきたところだったので、溶けた氷が落ちて砕ける音が響いていた。
大滝の下にある大滝不動尊を過ぎると、山頂手前で跨いだ林道に再び合流。ここからはもう車道歩きだ。動物避けの電気柵には高電圧、と書いてあり、好奇心がそそられる。ただ、こんなところで動けなくもなって迷惑をかける訳にはいかないと理性が勝つ。
下山後はまっすぐ高架をくぐり、本日第二の目玉である勝沼ぶどうの丘、ワインカーヴへ。1800円払ってタートヴァンを購入する。タートヴァンは、ワインの試飲に用いる、底に様々な凹凸がついた金属製の容器である。日本酒で言うところの蛇の目がついたおちょこみたいなものであろうか。
試飲できるワインは実に様々、赤、白、ロゼ、オレンジまで色々ある。日本産ではないワインとはまた異なる味わいで面白い。ワインの作り方や山梨におけるワインの歴史も展示されていた。赤は発酵後に圧搾するのに対して、白は圧搾後に発酵させるのだそう。製法の違いがあるということを初めて知った。(ロゼは黒ぶどうを圧搾後に発酵、オレンジワインは白ぶどうを発酵後に圧搾)。
ワインにとっての適温なのだろうが、ワインカーヴ内は11度とかなり温度が低い。しかも、なぜか大型扇風機が通路の方を向いて作動している。飲めば温まるかと思ったが、寒いのはどうにもならなかった。
美味しいワインを沢山頂いて帰路につく。低山も山梨も好きになれた、最高の山行であった。
(岩田)
■感想
CL齊藤
・遅刻してしまって申し訳なかったです…
・頂上でのピザが本当に美味しかった!頑張ってピザ生地用意した甲斐がありました。各々色々準備してくれてありがとうございました。
・眺望もすごくいい山なのに整備が中途半端な感じがもったいないと感じました。でもまた行きたくなる山でした!
SL斉藤
・天空の尾根、そこで味わうピザ。これぞ秋冬ハイキングの醍醐味だと感じさせられる最高の山行でした!風もなくお日様も元気で、コンディションにも恵まれました。
・景色だけでいえば新歓に持ってこいな山だと思ったが、意外にタフな登山道だった...
・ちなみに、ふもとには失敗造成林が広がっており土壌が流出していた(から歩きにくい)
◯岩田
・ピザもワインも美味しかったです!
・滝が凍っていて美しかった。
・冬らしい素敵な景色を見ることができたが、山の中ではあまり寒さを感じなかった。ちょうどいい気温と風の穏やかさであった。