2024/12/22 小楢山忘年会山行
小楢山忘年会山行計画書 第3版
作成者:鈴木
■日程 12/22(日) 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■目的 忘年会
■在京責任者 髙村
■在京本部設置要請日時 12/22 20:00
■捜索要請日時 12/23 9:00
■メンバー ( 7人)
CL 鈴木 SL 油井 ◯ 斉藤 ◯ 谷本◯ 岩田◯ 佐藤◯ 朱
■集合
9:10 山梨市駅
※7:39 高尾 -中央線- 9:06 山梨市
■交通
山梨市民バスはICカード使用不可
□行き
・9:12 山梨市駅→9:25 窪平
(山梨市民バス 西沢渓谷線/200円)
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/uploaded/attachment/5548.pdf
・9:27 窪平→9:42 JA西保前
(山梨市民バス 牧丘循環線/200円)
https://busmap.info/busstop/113299/#google_vignette
https://eiwa-kotsu.jp/media/root_2_tt.pdf
□帰り
・16:56 真智→17:04 窪平
(山梨市民バス 牧丘循環線/200円)
https://busmap.info/busstop/113505/
https://eiwa-kotsu.jp/media/root_2_tt.pdf
小楢 山登山口から真智バス停は1.4km(28min)
;https://maps.app.goo.gl/P7b2UcnD2R8w8Kwx5
・17:10 窪平→17:23 山梨市駅
(山梨市民バス 西沢渓谷線/200円)
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/uploaded/attachment/5548.pdf
※帰路(中央線)
17:48山梨市→19:10高尾→19:56新宿
■行程
鼓川温泉 -0:05- 妙見山・小楢山登り口 -1:20- 妙見山 -0:35- 差山 -0:50- 標高1467m地点 -0:20- 分岐
-0:25- 大沢ノ頭 -0:20- 棚根入ノ頭 -0:04- 小楢峠 -0:15- 小楢山 -0:10- 小楢峠 -0:50-
母恋し道登山口 -0:05- 分岐 -0:50- 小楢 山登山口
【6:09/9.3km/△1148m/▽1098m】
□予備ルート
バスの都合などで鼓川温泉からのスタートが厳しくなった場合は、以下のルート(小楢 山登山口からのピストン)とする;
小楢 山登山口駐車場 -1:00- 分岐 -0:05- 母恋し道登山口 -1:15- 小楢峠 -0:15- 小楢山 -0:10-
小楢峠 -0:50- 母恋し道登山口 -0:05- 分岐 -0:50- 小楢 山登山口駐車場
【4:30/8.4km/△927m/▽927m】
なお、窪平バス停から小楢 山登山口まで舗装路を歩くと3.9km(54min)
■エスケープルート
山頂まで️:引き返す
山頂以降:そのままくだる
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証
□現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール
□サポーター/テーピングキット □保温系インナー □ネックウォーマー □ホッカイロ □ニット帽 □熊鈴 □コンタクト/眼鏡 □携帯トイレ)
■地図
YAMAP: 「小楢山・妙見山・乙女高原」
25000分の1:「川浦」
山と高原地図:「奥多摩・奥秩父総図」
■共同装備
【救急箱】アゲハ:朱
【軽アイゼン・チェンスパ】
・ヒガシヤマ・メイジョウ・ツルマイ→岩田斉藤持ち出し→岩田・斉藤・谷本
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(赤) : 佐藤
・SNOW SPIKE6 QICKFIT (No.2);鈴木
・スノースパイク6 No.4:油井
■遭難対策費
100円×7名=700円
■悪天時
前日までに判断
・強風と寒さに気をつけろ、手袋は二重にするべき、ネックウォーマーとニット帽必須
・スキーに行くイメージで
■施設情報
□トイレ
・絶望的にない。
・焼山峠には登山口にトイレがあるが今回のルートでは通らない
□温泉
・鼓川温泉があるが入山地点に位置しているので微妙
■備考
□日の出日の入り(12/22 小楢山)
日の出 6:52
日の入 16:36
□連絡先等
・日下部警察署牧丘警察官駐在所 0553-35-2110
・日下部警察署 0553-22-0110
12/22 小楢山忘年会山行記録
作成者:鈴木
■日程 12/22(日) 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■天気 晴れ
■メンバー
CL鈴木(45) SL油井(45) ◯斉藤(45) ◯谷本(42) ◯岩田(45) ◯佐藤(46) ◯朱(45)
■共同装備
【救急箱】アゲハ:朱
【軽アイゼン・チェンスパ】
・ヒガシヤマ・メイジョウ・ツルマイ→岩田斉藤持ち出し→岩田・斉藤・谷本
・SNOW SPIKE6 QUICKFIT(赤) : 佐藤
・SNOW SPIKE6 QICKFIT (No.2);鈴木
・スノースパイク6 No.4:油井
■総評
よく晴れた冬空のもと富嶽や塩山市街の眺望を楽しむことができた。北側斜面の一部に3~5cmほどの積雪があったが登山靴のまま通過できた。
■タイムスタンプ
09:50 JA西保前バス停発
11:07 妙見山
11:45 鎖場
13:14 大沢ノ頭
13:45 小楢山
16:00 登山口(下山)
17:52 塩山駅
■ルート概況(12/22時点)
出だしからいきなり急登。松と小楢の森を進む。稜線上は金峰山方面からの強風が冷たい。この辺りは山の南側なので雪も霜柱も凍結もなかった。妙見山と大沢ノ頭との間に一箇所、真っ直ぐに降下する鎖場があるが、最低限の鎖場対応力があれば問題ないはず。北側斜面は一部雪が残っていた。小楢峠を超えたら山頂はまもなく。小楢山頂からの眺望は抜群である。下山に難しさは感じられなかったが、林道の一部が凍結していたので冬季は注意されたい。
■山行記
山梨百名山の一座である小楢山は、峠まで車でアクセスして比較的短時間登り切ってしまうというスタイルがメジャーな山である。冬季は林道が閉鎖され、登山者は少ない。そんな山にわざわざ公共バスを乗り継いでやってきた。行きの電車で「昨日のYAMAPの記録があがってない」と油井が話していたが、いざ山に入るとたしかに山中に他の登山客が見られない。結局のところ、他の登山者には誰にも会わなかった。自分たちのパーティーの人数が多かったため寂しさはなかったが、思い返せば人っ子一人会わないのは7月の芦別岳以来である。
登山開始にはちょっぴり遅い朝10時前。バス停から集落を抜けて登山口に到着。登山口には動物除けの金網製の扉が設置されている。扉を抜ける仲間を見ていて1月の相州アルプスを思い出してしまった。あの山行は45期の東大幹部が軒並み揃った同期山行だった。あれも今年の出来事なのだ。あれから46期を迎えて夏山のリーダーをやって、執行代を終えたのだと思うとこの一年は本当に色々あったなと思ってしまう。一年はあっという間だとよく言うが、いざ一年前を思い返すと時間の濃密さに狼狽える。
さて、入山してしばらくが一番傾斜のきつい登りであった。道が分かりづらいこともありやや難儀した。妙見山以降は眺望が開けてくるところがあり爽快感を覚える。稜線に出ると風が冷たく、ゴーゴーと音を立てて森全体が揺れていた。身で風を受けると、強風の中鎖場を通過した9月の南八ヶ岳縦走を思い出さずにはいられない。
妙見山を過ぎて小ピークに立つと、まさに今から登る小楢山が姿を現した。冬を迎えて葉を落とした山は、全体的にくすんだ色味になっておりなんとも冬らしい。澄んだ空気のもとでひっそりと佇む小楢山。森の雰囲気と山の佇まいは山容も含め、11月に登った和名倉山に似ているね、と油井と話した。
小ピークからは北側に向かって鎖場で真っ直ぐに降下する。北側斜面は雪があり、くすんだ山と雪・鎖の組み合わせは、なんとなく3月に行った御在所岳を想起させる。
大沢ノ頭を通過しうっすらと雪の積もった小楢峠を超えると一気に視界が開けた。14時、山頂着。富士山と塩山市街の眺めが素晴らしい。大菩薩も望めたが、この角度から見る大菩薩は初めてで不思議な気分だった。北側から吹く風がひんやり冷たく、寒い。斉藤は持参したコーヒーミルでコーヒー豆を挽き始めた。コーヒーを淹れる道具がないのにコーヒー豆を挽く道具だけ持ってきたようで、淹れる段階には苦労していたが美味しそうに飲んでいた。
あまり長くいると冷え込んでしまうので、山頂で軽食と写真撮影を終え下山開始。下山は難なく進み、気づいた時には「下山道・フフ」の標識まで来ていた。夕日に照らされる市街と甲州方面の山々が美しい。モルゲンロートは朝日によるものだが、夕日に照らされた「ロート」なるものが名付けられてもいいのでは?と話した。帰って調べてみたら「アーベントロート」と言うのだそう。一つ学びを得た。
さて、下山してからはバスを二つ乗り継ぐのが元の計画であったが、なぜか皆の徒歩(競歩?)モチベが非常に高く、最終的にはバスに一切乗らず塩山駅まで歩くことになった。城址を見に行くために別れた油井君とは中央線で合うことにして、沈みゆく夕日を片目に歩みを進める。丘陵地帯に広がる葡萄畑の中で、クネクネと曲がる農道を下っていると、どこか感慨深く、思い出の通り道を下っていくような気分になった。やがて日は暮れ、気づけば星空のもと市街を進んでいた。
18時前、無事塩山駅に到着。みんなお疲れ様でした。塩山駅には今年たくさんお世話になった。3月の大菩薩下見、5月の新歓合宿、7月の笠取山。6月の金峰山・国師ヶ岳山行では国師ヶ岳山頂で雨に身を打たれ、タクシーの手配も確定しないなかでエスケープ判断をしたことがあったが、あのあと無事塩山についた時の安心感はいまでも忘れられない。
塩山で電車に乗り込むと、笑顔の油井君が待っていた。山行後にひとりで城にいく彼も彼だが、バスに乗らず小走り?で駅に来た我々も我々である。こういうところが雷鳥らしさなのかもしれない。
色々な思い出が頭をよぎった山行だった。歩き思い返した1年に、時の流れを感じた。
■感想
CL鈴木
・いい山行でした。
・好きな曲の歌詞に、“I took a walk with my fame down memory lane”
というフレーズがあるのですが、下山している時はまさにそんな気分になりました。
・皆さん1年間ありがとうございました!
SL油井
・今年の漢字は「鎖」
・峡東地域越しに見る富士山は新鮮
・目を凝らすと金峰山の五丈岩が見えた
・中牧城は天正期の織豊系城郭としてもっと注目されるべきだと思う
◯斉藤
・今年の総括とか、院生活と就活のこととか、色々なお話ができてうれしい。私の今年の漢字は「登」です。「登」山に熱を注いだ年であり、地方創生や森林保全など分野の山を「登」りはじめた年であり。良い年でした。ありがとうございました!
・コーヒーミルを持って行ったのは良いけど、他の道具が圧倒的に不足してた。
・帰り道にUFOとしか思えない現象を4人で目撃した。オカルトは基本信じないけど、あれは確かに何らかの未確認現象だった...今年一番の謎。
◯谷本
・極寒、強風の中の山行になると予想していたが、天候はそこそこ良く、景色や音などを楽しみながら登れた。
・忘年会山行という名の通り、一人一人が1年間を振り返ってどんなことを思ったのか話しながら歩いていると、いつの間にか時間が経っていた。
・トレッキングポールを持ってきてくれたり、共装を運んでくれたりと、周りのみんなに支えられていると感じた。直接お礼を言えなかったので、ここでありがとうと伝えたい。来年は、山行でメンバーの力になれるように、何か自分にできることを探したい。
・金星かと思った光はおそらくUFO。
◯岩田
・いろいろお話ししながらの楽しい忘年会山行だった。
・久々にがっつり登った気がする。
・山頂で飲む挽きたてコーヒーは格別だった。
・山梨市って近いかも、と思い始めています。
・帰り道でUFOを目撃した。なんだったんだろうあれは...
◯佐藤
・小楢山から見る富士山は新鮮な画角だった。
・塩山駅まで歩きながら、夕暮れから夜空への移り変わりを見て心が浄化された。
・本当にUFO見たんです!
・3月に予定している熊野古道伊勢路の練習として前日に30km歩いておいたら、1000mアップでもだいぶ足が重かった。
・忘年会山行ということで1年間を振り返りながら登っていたが、頭に浮かぶのは山、山、山…。
◯朱
・今シーズン初めてある程度積もった雪を踏めて、久しぶりのサクサクの感触にテンションが上がりました。
・山頂からの富士山は裾野まで広く眺められて、富士山の雄大さを体現できてて気に入りました。山頂は広く、眺めも良く、いい山でした。参加して良かったです。
・みんなが今年を振り返って思ったことを聞いて、私も来年はもう少しものを考えて過ごしたいと思いました。
・雷鳥では本当に登山仲間に恵まれ、行きすぎるほど山に行った異常で贅沢な4ヶ月でした。みなさんありがとうございました!!