2025/5/11 大菩薩新歓ハイク
大菩薩新歓ハイク計画書 第3版
作成者:江川
■日程 5/11 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■目的 新歓
■在京責任者 深田
■在京本部設置要請日時 5/11 19:00
■捜索要請日時 5/12 8:00
■メンバー
【1隊】CL 江川 SL 白川 ○ 丸山 +新入生5名
【2隊】CL 上岡 SL 油井 ○ 谷本 +新入生5名
【3隊】CL 田口 SL 吉田 ○ 西山 +新入生4名
■集合
8:09高尾発9:04甲斐大和着のJR中央本線車内
※遅刻厳禁!
■交通
▢行き
高尾 -JR中央本線 甲府行-
甲斐大和駅 9:20 -栄和交通路線バス 大菩薩上日川峠線- 10:01 上日川峠 1020円
乗れなかった場合はタクシー利用
(次のバスが9:50甲斐大和駅発なので時間厳守)
▢帰り
上日川峠-甲斐大和駅 (13:00/14:00/15:00/15:45) - (13:45/14:45/15:45/16:30)
大菩薩の湯-塩山駅南口(12:00/13:30/15:03/16:06/16:40/終18:33)-
(12:24/13:56/15:27/16:30/17:06/終18:57)
太字は大菩薩の湯を通ってから大菩薩峠登山口を経由して塩山駅南口へ
■行程
上日川峠バス停 -0:33- 福ちゃん荘 -1:17- 雷岩 -0:09- 大菩薩嶺 -0:09- 雷岩 -0:28- さいの河原避難小屋
-0:03- 親不知ノ頭 -0:11- 大菩薩峠 -0:01- 介山荘 -0:22- 熊沢山 -0:11- 石丸峠 -0:55-
小屋平バス停 -0:33- ロッヂ長兵衛 -1:28- 千石茶屋 -0:17- 駐車場 -0:22- 大菩薩峠登山口バス停 -0:17-
大菩薩の湯
【7:16(CT*1.1)/11.6km/△786m/▽1546m】
※進行速度、参加者の様子、天気予報などをふまえて、ロッジ長兵衛(=上日川峠バス停)で行動終了するか、大菩薩の湯まで進むかを判断する
■エスケープルート
手書き地図
(A)大菩薩嶺まで
上日川峠に引き返す、そこで大菩薩の湯に行くかバスに乗って甲斐大和に行くかは状況次第
(B)大菩薩嶺〜雷岩
①丸川峠を通るルートへ
行程(大菩薩嶺から)
大菩薩嶺 -1:14- 丸川荘 -2:00- 駐車場 -0:24- 大菩薩峠登山口バス停 -0:18- 大菩薩の湯
【4:06(CT*1.2)/6.6km/△104m/▽1332m】
②上日川峠に引き返す、そこで大菩薩の湯に行くかバスに乗って甲斐大和に行くかは状況次第
(C)熊沢山まで
上日川峠までの近道を利用
行程
熊沢山 -0:18- 介山荘 -0:48- 富士見山荘 -0:06- 福ちゃん荘 -0:30- 上日川峠
【1:42(CT*1.2)/3.3km/△55m/▽460m】
(D)小屋平バス停まで
①小屋平バス停で終了
②上日川峠に行く
(E)上日川峠から
そのまま進む
バス時刻表
タクシー料金
上日川峠→甲斐大和駅:約8500円
それ以降:そのまま
■個人装備
▢動きやすい服・・・原則として化学繊維のもの。乾きにくい綿素材は避ける。ジーパンはNG。怪我や虫刺され対策として、長ズボンやタイツを履くなどして肌の露出を少なくすると良い。また、気温の変化に備えて重ね着で体温調整がしやすい格好にすると良い。
▢リュックサック
▢登山靴
▢雨具(夕方雨予報です!登山用のものを持参してください)
▢折りたたみ傘
▢防寒具
▢タオル
▢飲み物・・・基本的には水。両日3L以上飲むことを想定して持っていくこと。
▢ウォーターパック・・・2L程度のものが望ましい
▢水筒・・・ウォーターパックの水を移し替えるために使う
▢行動食・・・短時間でさっと食べることができるもの。菓子パンやスナック菓子でOK。
▢計画書・・・これのこと。最新版を印刷して持参してください。
▢カトラリー(フォーク、スプーン類)
▢コッヘル(食器)・・・最初は山用でないタッパーなどでもOK。
▢軍手/手袋
▢エマージェンシーシート(100均のものでOK)
▢ヘッドランプ・・・遭難に備えて
▢予備電池・・・ヘッドランプの電池切れには備えましょう。
▢トイレットペーパー・・・重要!食事後にコッヘル・カトラリーを拭くのに用います。
▢地図・・・リンク。先の地図を自分で印刷して持ってきましょう。
▢ゴミ袋
▢筆記用具
▢学生証
▢保険証
▢常備薬
▢現金・・・交通費、下山後の温泉代など。念の為、想定される金額より5000円程度余分に持参しよう。
▢タオル
▢帽子
▢日焼け止め ・・・山ではあまり日影が無い場所を歩くことも有ります。日焼けを防ぐためにも忘れないように!
▢モバイルバッテリー
▢温泉セット
(▢カメラ▢サングラス)
■地図
25000分の1:「大菩薩峠」
山と高原地図:「大菩薩嶺」
■共同装備
鍋
竹・小竹 丸山
梅・小梅 田口
ヘッド
緑8 江川
緑9 谷本
緑12 江川→吉田
カート
①〜③:上岡
④:上岡→白川
⑤:上岡→西山
調理器具セット
キャサリン 谷本
ガジャマダ 江川
ディド 江川→吉田
救急箱
有紗 油井
オードリー 油井→白川
苺 田口→西山
■食当
1隊 白川
アレルギー:マンゴー、モモ
2隊 油井:塩豚ラーメン
アレルギー:アーモンドを除くナッツ、豆乳、メロン、サクランボ、モモ
3隊 吉田
アレルギー:
■遭難対策費
100円×9名=1000円
※上級生のみ徴収。
■悪天時
前日12:00までに判断・LINEで共有
■施設情報
◻︎山小屋
・ロッヂ長兵衛 幕営 500円/人 予約不要
・福ちゃん荘 幕営 500円/人 60人程度 団体は予約必要
・介山荘 素泊まり 6300円要予約
◻︎避難小屋
・さいの河原避難小屋
◻︎水
・福ちゃん荘にて補給
◻︎トイレ
千石茶屋、ロッヂ長兵衛、福ちゃん荘、介山荘にあり。
◻︎温泉
・大菩薩の湯 3時間 700円 営業時間10:00~20:00 現金のみ
※モンベル会員カードで100円引き
■備考
◻︎日の出日の入り(5/11大菩薩嶺)
日の出 18:48
日の入 4:34
◻︎連絡先等
日下部警察署神金警察官駐在所 0553-33-4441
山梨県警察日下部警察署 0553-22-0110
福ちゃん荘 090-3147-9215
ロッヂ長兵衛 090-3149-0964
介山荘 090-3147-5424
牧丘タクシー 0553-35-2104
甲州タクシー 0553-33-3120
大菩薩の湯 0553-32-4126
◻︎過去の記録
2024年度大菩薩新歓①
2024年度大菩薩新歓②
大菩薩新歓ハイク記録
作成者:江川
■日程 5/11 日帰り 予備日なし
■山域 奥秩父
■天気 晴れのち曇り
■共同装備
鍋
竹・小竹 丸山
梅・小梅 田口
ヘッド
緑8 江川
緑9 谷本
緑12 江川→吉田
カート
①〜③:上岡
④:上岡→白川
⑤:上岡→西山
調理器具セット
キャサリン 谷本
ガジャマダ 江川
ディド 江川→吉田
救急箱
有紗 油井
オードリー 油井→白川
苺 田口→西山
■総評
テント泊を断念して日帰りでの決行となったが、天気に恵まれて食事作りもうまくいき、代替の山行としては悪くない内容になったのではないだろうか。最後上日川峠まで行かずに小屋平バス停でエスケープを選択したことは当初の想定通りではなかったが、現場判断としては最善だったと考える。
■タイムスタンプ(1隊)
10:25 上日川峠
10:43 福ちゃん荘
11:46 雷岩着
12:40 雷岩発
12:43 大菩薩嶺
12:52 雷岩
13:12 妙見ノ頭
13:14 親不知ノ頭
13:28 大菩薩峠
13:49 熊沢山
13:58 石丸峠
14:54 小屋平バス停
■ルート概況
上日川峠〜福ちゃん荘
ゆるやかな林道歩き
福ちゃん荘〜雷岩
見晴らしの良いスポットがちらほら。高度が上がると登山道がガレてくる箇所も出てくるので注意
雷岩〜大菩薩嶺
ゆるやかな林道歩き
雷岩〜大菩薩峠
終始見晴らしが良い、すなわち日差しや風を遮るものはない。ガレている箇所や、注意すべき岩状の箇所もある。
大菩薩峠〜小屋平バス停
林道歩きや草原歩き。登山道がどこかわかりづらい場所もあるが、ピンクテープを目印にしたり踏まれて道になった部分を追えば迷うことはない。
■山行記(1隊 江川)
今回の大菩薩ハイクは、計画を変更して1日で大菩薩嶺に登るコースを選択した。1日目朝の降雨と1日目夜の強風が予想されたためだ。結果は予報の通りで、結果だけを見れば決行することは可能だったであろう。しかし、大所帯での新歓ハイクであり、CLの自分も宿泊でのCL経験がなかったことから、今回は計画を変更した。
集合は甲斐大和駅。そこから上日川峠まで出ているバスに乗車する。大人数でこの路線に乗る場合はバス会社に連絡する必要があるため連絡したのだが、その甲斐あってか臨時便を出してもらえることになってそちらに乗車した。バスに揺られること小一時間、バスは上日川に到着する。
上日川に到着した段階で予定より数十分遅れてしまっていたため、1隊から順に急ぎめで出発した。ペースは雷鳥の普段の山行と同じくらいにして様子を見ることにしたが、新入生もキツそうな様子はなかったのでそのままのペースを維持した。道中は歩きながら自己紹介をしたり、景色の良い場所で小休止を取ったりした。隊の雰囲気は少しずつ和やかになっていった。
福ちゃん荘へは順調に到着。休憩しつつ、僕は売店で羊羹を購入。割と甘めで行動中には助かる。2隊が到着する頃に我々は出発した。そこから先はしばらくゆるやかな林道歩きが続き、その後急登になるといった具合だ。後半になると視界も開けてきて、富士山や南アルプスが綺麗にみられる。両方がここまでしっかり見られるとは、なかなか無い光景だと思う。「絶景スポット」で休憩をとりつつ、雷岩に到着した。後から分かったことだが、この段階で3隊が2隊に追いつき、順番を入れ替えたようだ。
当初の予定通り、雷岩に到着してすぐに調理を開始。また、全隊が到着した後には時間を作って集合写真を撮った。今回のハイクは人数が多かったので隊ごとに行動することを意識しており、この撮影が全体で共同して行ったほぼ唯一のイベントだ。その後1隊は先輩がトマトチーズリゾットを作ってくださった。調理工程は簡単で、全隊が到着する頃には完成してしまっていた。味もとても良く、今回の山行にピッタリのメニューだった。食後は大菩薩嶺までのピストン。救急箱を持つことにした自分以外はザックをおいて片道10分ほどの道を歩いた。緩やかな登りなので、大菩薩嶺の標識があるところが「最高峰」であるという印象はイマイチ薄い。
雷岩まで戻って荷物を回収すると、すぐに出発した。食事中にいろいろ会話をしたこともあって、少しずつ雰囲気もこなれてきたかといった印象だ。大菩薩嶺までの稜線は甲府盆地を一望できる素晴らしい眺めが続いていて、なかなか飽きない景色だ。隊に留学生がいたこともあって日本語も英語も飛び交っており、自分が前参加したinternational
hikingを思い出す。
石丸峠を過ぎ林道歩きとなるが、この辺りで決断をしなければならなくなる。初めからかなりシビアな時間設定であることはわかっていたが、最後尾の2隊が上日川の終バスに間に合うか怪しいとのこと。大菩薩の湯まで歩くのは断念するとして、どのようにバスに乗るか悩んだ。ひとまずバス停には行かなければならないので、小屋平バス停まで進み結論を出すことに決めた。そして、小屋平〜上日川間を急ぐよりも確実にバスに乗ってしまうことが重要だと考えて、小屋平からのエスケープを選択した。1隊が着いた後に終バスより一本早いバスが数分後だったので乗ってしまおうと考えたが、これは満員。運転手さんが気を利かせて、臨時便を出してもらえることになった。臨時便が到着するまでの約30分間で残りの2隊も小屋平に到着し、全員でそれに乗って甲斐大和まで戻った。
時間がシビアなことはわかっていたが、3隊全て間に合うとなると事前に想定していた以上に時間がシビアだった。結果だけ見ればなんとかなったが、想定外の事態が発生していた時点でこれは反省しなければならず、何か一つアクシデントが起きていればバスに間に合っていなかった可能性も十分にある。何時にここに到達できなければエスケープを選択する、調理をカットする、などの基準を明確に設けるべきであった。また計画の時点で、石丸峠まで行かずに大菩薩峠→福ちゃん荘の道を検討してもよかった。新歓に日帰りで大菩薩に行くことが今後あるかどうかはわからないが、参考にしてもらえると良いかと思う。
■感想
1隊
CL 江川
・テント泊できなかったのは残念だが、なんとか代替で実施できて安心した
・本当に短縮判断が妥当だったのかは、今でも悩みどころ(多分やろうと思えばテント泊も実行できた)。今後の反省会などで話し合っていきたい。
・大所帯でのハイクでしかも調理までしっかりやりきれたのは、他の上級生の皆さんのご協力のおかげです。本当にありがとうございました、心強かったです。
SL 白川
・きれいな富士山に新入生が感動してました!お天気最高でしたね。
・お昼の調理は初めてでした。おいしそうに食べてくれて嬉しかったです。時短とおいしさが求められるという学びを得ました。
・毎年同じ時期に訪れているところでも、人が違えばいつでも新鮮さを感じます。
◯ 丸山
・天気が最高だった
・バスがたまたま満員で臨時便を出してくれたのが幸いだった
・2隊と相談せずに大きい鍋を使ってしまったのは反省
・個人的にかなり久しぶりの山行になったのでとても楽しかったです!おつかれさまでした!
2隊
CL 上岡
・前日は雨でしたが、当日は良い天気で景色も最高でした
・去年は大菩薩嶺からエスケープしたので、今回はリベンジできてよかったです
・やっぱり山での食事は格別ですね
・かなり隊同士が離れてしまいました。最後バスが来るまでに合流できて本当によかったです
SL 油井
・46期の慎重さは見習いたいと思った、良い判断だったと思います!
・夕食になるか昼食になるかわからない中で食当の準備をせざるを得なかったこと、小さな鍋を割り当てられてしまったこと、思ったよりも気温が上がらず肉がカチンコチンだったことが重なり、食事に大きく時間をかけてしまった。鍋に全て入りきらなかった時点で麺は諦めるべきだった。ごめんなさい。
・隊同士の連携には問題があったように思う。LINE上のやり取りに頼るのであれば事前に電波状況を全体で確認した方が良いだろう。今回1隊と2隊では40分もの差がついてしまったが、分隊する際は様々な可能性を想定すべきだと改めて感じた。来年は上級生打ち合わせをやりましょう。
◯ 谷本
・雷岩に着くまでは天気が良く、とてもいい景色で自然と会話が弾みました☀︎
・昼食は1時間とのことでしたが倍の時間を掛けて、最終的に他の隊を待たせてしまったので、調理に時間がかかるとわかった時点で内容を変更する、もしくは他のCLに相談することをしなくてはならなかったと反省しています。
・鹿が居たり、小鳥の囀りが聞こえたりして自然の中の心地良さを感じられる山行となりました。
3隊
CL 田口
・最後の新歓山行お疲れ様でした
・こまめにLINEで報告をするべき&雷岩から電波が良くないという情報を伝えておくべきでした
・分隊するなら隊CLが通常のCLと同じくらいの緊張感を持って各自で判断するのが良いのかも
・そもそも日帰りでご飯を作るのはよっぽど行程に余裕がある時以外すべきでないのでは?
SL 吉田
・泊まりには及ばないにしてもハイクとしては満足度の高いものだったのではないでしょうか
・イレギュラーなことも多かったので、他の人も指摘している通り一度上級生打ち合わせを開いておけばよかったかもですね。あらゆる判断において全体CLに負担が一極集中してしまったと感じています。
・なにはともあれおつかれさまでした。
◯ 西山
・雷岩からの稜線歩きが気持ちよく最高でした。
・ケバブサンド、とてもおいしかったです!ありがとうございました。