2025/6/30 両神山(八丁尾根)
両神山計画書 第三版
作成者:山道
■日程 6/30
■山域 秩父
■目的 登頂
■在京責任者 斉藤45
■在京本部設置要請日時 6/30 20:00
■捜索要請日時 7/1 10:00
■メンバー
CL山道(45) SL油井(45) Yifan(46)
なお、安全対策理解度チェックは全員合格済み
■集合(マイカー)
武蔵小金井南口ロータリーに5:20集合
紺色ヴァンガード(トヨタ)
■交通
□行き
マイカーアクセス、車両:油井の家の車、運転者:山道、油井
国分寺から一般道だと3:24、中央道乗るなら2:37
上落合橋登山口駐車場
注:上落合駐車場にトイレなし、15分手前の「相原橋観光トイレ」へ立ち寄る
道の駅もある大滝温泉
□帰り
マイカーアクセス
上落合橋登山口駐車場
■行程
上落合橋登山口-1:10-八丁峠-1:00-西岳-1:00-東岳-1:00-両神山-0:50-東岳-0:50-西岳-0:50-八丁峠-0:50-上落合橋登山口
[7:30/5.6km/△894m▽894m]
■エスケープルート
両神山山頂まで:引き返す(上落合橋登山口方面へ下山)
両神山山頂以降:そのまま下山(上落合橋登山口方面へ下山)
坂本方面や日向大谷口への下山もあるが、坂本方面は悪路(渡渉あり)で日向大谷口は距離的に難しい
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □運転時用の靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □ライター □着替え・温泉セット□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □携帯トイレ (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ □トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □コンタクト/眼鏡)
□ヘルメット←買いますかい?
買います(油井&山道)
■地図
山と高原地図:雲取山・両神山
25000分の1「両神山」
■注意事項
□岩場
三点支持、ポールは邪魔になる
□熊
目撃情報あり(R7.6.8@日向大谷)、熊鈴忘れない
□ハチの巣
ちょうど季節なので注意
■共同装備 調整済み
救急箱:苺(油井)→(山道)尾瀬へ引き継ぎ
■遭難対策費
100円×3名=300円
■悪天時
前日18:00までに判断
■施設情報
行程中にトイレ・水場なし、上落合駐車場にもないので注意
□大滝温泉道の駅
温泉750円
□小屋等
・清滝小屋
通年無人・40人収容・水場あり(飲用水は徒歩10分)・トイレあり(水洗)
■備考
□日の出日の入り(7/1)
日の出 4:31
日の入19:05
■各種連絡先
小鹿野警察署 0494-75-0110
両神山八丁尾根記録
■日程 2025/6/30(月)
■山域 秩父
■天気 晴れのち曇り
■メンバー
CL山道(45) SL油井(45) Yifan(46)
■共同装備使用記録(持ち出し→持ち帰り)
救急箱(苺):油井→山道(尾瀬)
熊撃退スプレー(ユーフレ):油井
■総評
八丁尾根で鎖場を存分に楽しむことができた。高所感はそれほどなく、3点支持を意識すれば鎖を使わずに岩場を通ることができた。コースタイムと天候の悪化を考慮して東岳直前で撤退したが、その後の八丁峠〜上落合橋で足を痛める人が出るなど、結果として撤退して正解であった。
■タイムスタンプ
[4.4km, △671m, ▽673m]
8:52 上落合橋登山口
9:42-9:54 八丁峠分岐
10:35-11:19 西岳
11:59-12:17 東岳直前
13:00-13:37 西岳
14:23-14:36 八丁峠分岐
15:20 上落合橋登山口
■ルート概況
〜八丁峠分岐:ひたすら薄暗い木々の中を登って行く、道をロストすることはなくただ登る
八丁峠分岐〜西岳:次第に鎖場が始まる、鎖なしで降りるのに一番苦労したほぼ垂直の鎖場がある
西岳〜東岳直前:鎖場が多くある。小さい蟻の戸渡りもあるが高度感はない
■記録(文責:油井)
自分は暇人だと思われているのだろうか。医学部生なのに月曜全休の45期山道から「月曜両神八丁立てたらくる?」と聞かれた。文系なのに、という言い方はおかしいが自分はまだ大学で全休を作ったことがない(大学でと限定しているのは高3で運良く全休を作れたからである)。当然月曜も授業が入っている。だが両神八丁に行くとなれば話は違う。去年大人数の紅葉狩り兼岩場トレ山行として企画されたものに参加予定だったが、体調を崩してベッドの上から見守った苦い思い出がある。8月には剱岳に一緒に行く予定もあるので事前にお互いの岩場での動きを確認するのにも好都合だ。というわけで自分も平日山行に参加することになったのである。平日でも誰かしら参加してくれるのではないかと期待して募集をかけたところ、こちらもリベンジに燃えるYifanから連絡があった。こうして3人でど平日に岩場トレーニングに出かけることになったのである。
本来、四国遠征前に山道の運転機会確保を優先すべきだったのかもしれないが、久々の運転で走っても問題ない真っ直ぐな道が少ないこと、自家用車を出すのが圧倒的に安いということで自分が車を出すことになった。2人とも車に乗せるのは約1年ぶりだろうか。山道にはまたもコーヒーの差し入れをいただいてしまった。いつもありがとう。多摩地域からだと秩父へは下道一択である。集合が朝5時台ということもあり、道は順調に流れている。東村山あたりで道を間違えたが、以前も同じ場所で曲がり損ねた気がする。学習能力の無さに落胆しながら元の道への復帰を試みたが、都県境は道が入り組んでいるため5分以上ロスしてしまったようだ。所沢あたりからは流れが悪くなり、飯能までノロノロと進む。奥武蔵の山間部は快調に流れ、秩父盆地へと突入した。この辺りの道を走ると去年の北海道遠征前の運転練習が思い出される。秩父市街に入り、大滝方面に曲がる必要があるのだが、ナビは直進を示している。不思議に思い、確認してみるとナビは通行止め区間の八丁トンネルを通るルートを案内しているではないか。坂本まで行って引き返すことになっていたかもしれないので恐ろしい。秩父あたりの土地勘があって良かったとつくづく感じた。大滝からは悪路を走り、ほぼ予定通りの9時前に上落合橋に到着。高速いらずとはいえ、3時間ほどかかるので八丁尾根へは相当な早出が必須だろう。
上落合橋からは谷を登り詰めるようにして八丁峠まで進む。空気はひんやりとしていて平日でも山に来てよかったと実感する。そんな中でも木漏れ日が登山道に差し込んでいて風に揺らぐ緑が美しい。秩父の森は人工林主体のイメージだったがここはそうでもないようだ。行動中の話題は専ら1年生として再出発した山道の新生活について。随分と楽しそうで何よりである。途中、ザックの大きさの問題か既に着用していたYifanのヘルメットが頭のサイズに合っていないように見え、慌てて確認する。しばらく会わないうちにふさふさになった髪の毛が邪魔して難儀したが何とかフィットさせることができて一安心。もし奥まで入らなければここで撤退していたかもしれない。
八丁峠で全員ヘルメットを装着し、気合を入れ直していよいよ連続する鎖場、だと思いきやなかなか最初の鎖が出てこない。はやる気持ちを抑えて10分ほど進むとようやくご対面。対戦お願いします。今回はできる限り鎖を使わないことでトレーニングしようと山道と話していたので45期2人は鎖を使わずに登った。Yifanもほとんど使わずに健闘していたように思う。鎖を使わなくてもホールドはたくさんあるので冷静に進めば問題ない。ただ、登れはするがどうやって降りるのか見当もつかない場所もあり、ここが帰りの核心部となることは容易に想像できた。八丁尾根の岩場はたとえ両神山への登りであっても上り下りが連続するという特徴がある。傾斜もきついので地形図にも反映されない細かなアップダウンが連続し、そのほとんどが鎖場のため気を抜くことは許されない。岩場に入ってからは日光を遮るものがなくジリジリと照りつけられる。真夏に行く人が少ない理由がよくわかったが、自分たちの相手は暑さではなく岩場なので暑さに負けてはならない。
そろそろ西岳かな、と思って着いたのは行蔵峠。八丁峠からここまでで1時間もかかってしまったのは落石コースに入らないようしっかりと間隔を開けた上で鎖を使わずにホールドを探していたからだろう。午後からは天気が怪しいということもあり、両神山まで向かっていると雨に降られるかもしれない。そんな不安を3人で共有する。行けるところまで行こうとCLが提案し、自分もそれに同意した。西岳を過ぎると岩場は更に牙を剥いてくる。トラバースからの壁に鎖が垂れているような斜面の合わせ技など岩場の面白さが盛り沢山である。順調に進み、東岳に向けての最後と思われる鎖場を前にしたところでゴロゴロ、という音が聞こえた。帰ろう、CLとSLの見解は一致し、東岳や両神山に行きたい思いを抑えて撤退を開始した。まだ空は青く澄み渡っており、雨雲接近の気配はない。地図で見ても東岳の山頂はすぐそこである。ただコースタイム以上に時間がかかっている岩場を通らないといけないので雷鳴が1発聞こえただけでも撤退する理由には十分である。八丁尾根の岩場は東岳までであるからあと鎖1本を残してやむなく撤退という形にはなったがこれをすぐに提案できた山道の冷静さには感心した。
さて八丁峠へと引き返すのであるが、それまでアップダウンを繰り返していたとはいえ、逆向きだとやはり下りが中心になる。雨に降られるかもという焦りからだろうか、自分がスタートしていいか判断するため前の人の場所を確認しようと足を動かしたことで小石を落とし、ヘルメットに当ててしまう大失態を冒した。下手したら大事故に繋がっていたので猛省している。下の人から声掛けがあるまで動かないのが鉄則だと再確認した。先述した核心部とも言える下りではまず山道が鎖なしでクリアしたので自分も挑戦したが、途中で打つ手がなくなってしまい、探り探り安全に降りられるルートを見つけて大苦戦してしまった。とはいえここを鎖なしで降りられたのは大きな自信につながっただろう。
そんなこんなで無事雨に降られる前に八丁峠へ帰還。暑さで水を切らしそうになったYifanに有り余っていた自分のを分け、上落合橋へと下る。しばらくしてYifanが足を痛めてしまい、テーピングすることになったが救急箱のテーピングは粘着力が失われていて使い物にならない。仕方なく一緒に入っていた細いテープで代用した。これを機に救急箱の総点検が行われたが、救急箱の出番が少ないのは良いことではあるのでメンテナンスの難しさについて考えさせられる。色々とあったが結局一滴の雨にも降られず駐車場へと戻り、帰路にある大滝温泉へと寄った。余談だがここに秩父メープルのサイダーが売られており、超が付くほど美味しかったので是非試してみることをおすすめする。帰りは渋滞にはまってしまい、途中で撤退したのに1日がかりになったが良い休日?を過ごせた気がする。秋にでもリベンジしたい。
■感想
CL山道
・前回岩場に行ったのはいつだろう、と振り返ってみると去年の9月の八ヶ岳以来だった。
・6月頭から左膝筋挫傷&コロナのダブルコンボをくらっていて、事前に御殿下に行っておいてよかった。
・鎖を一回も使わずに通れた!やはり鎖場はいくらあっても楽しい
・鎖場が連続しているということもありコースタイムはかかってしまったが、体力的には余裕であった。またいつかリベンジしたい。
・毎回運転ありがとう、そろそろ運転復帰します
SL油井
・八丁尾根を鎖なしで往復できたことで大きく自信がついた、剱に向けてこれからも精進したい(記録を書き終わったのは剱岳に登った後になってしまった…)
・鎖場を下っているメンバーを見ようと鎖場の上部で動いた際に小石を落としてメンバーのヘルメットに当たってしまったので猛省、大怪我に繋がりかねない危険行為だった
・今回は冷静に撤退の判断ができたのでその点は良かった
・6時間半で4.4kmしか歩いていないことが衝撃だった
⚪︎Yifan
・2ヶ月ぶり、かつ今年度2回目の山行で、足がまだ慣れてない状態で岩場地獄に挑むのはさすがにしんどかった。岩場だらけだからサポーターとポールはいらないと思ったけど、結局下山のときに膝への負担が耐えられず、枝を拾ってポールにしざるを得なかった。心配をかけて申し訳なかった。天気で撤退できたのはありがたいというか。
・お水は2Lしか持ってこなくて、夏場+岩場の関係で結構飲んじゃってあまり足りなかった。夏場の低山だと、去年の塔ノ岳の感想欄で私はこう書いてた。「さすがに暑くて、水は2.5L持ったが、下山時は300mLほどしか残っていなかった。3L持ったほうが良さそう。」懲りずにすみません…結局油井さんから500mL程度のお水をいただいた。マジでありがとう。
・鎖しかないよね。どう頑張ってもGPSがあまり動かず、精神的にもタフなコースだった。しかも来た道を戻ることでタフさは2倍になる。でも色々登れてきてよかった。
・山頂から上落合橋への作業道は立ち入り禁止なので、エスケープはほぼなく、来た道を戻るしかない。作業道は下山道としてはとても楽そうなのに、なぜ封鎖されたのか。事故のリスクがあっても、岩場地獄よりは圧倒的に安全でしょ。ネット上では、上落合橋の林道は駐車スペースが少ない、日向大谷口付近の民宿などへの影響や、百名山だからそんなに簡単なルートは当然認められないなどから、上落合橋の方はあまり多くの登山者を受け入れるべきではない見解もあった。
・油井さん運転お疲れさまでした。マイカーでないと行けないコースでもあるので、連れてきてくれてありがとう。