2025/8/23 会津駒ヶ岳

会津駒ヶ岳ハイク計画書 第三版
作成者:戸田悠介
■日程 8/23(土) 日帰り 予備日なし(8/22に夜行列車でアクセス)
■山域 尾瀬
■目的 登頂
■在京責任者 鈴木46
■在京本部設置要請日時 8/23 20:00
■捜索要請日時     8/24 12:00
■メンバー ( 5人)
 CL戸田 SL梅津 ◯森本 ◯三島 ◯吉田

■集合
・特急内。もしくは、会津高原尾瀬口駅

■交通
□行き(8/22)
 東武鉄道「臨時夜行列車『尾瀬夜行23:45』」を使用。
 東武鉄道「尾瀬夜行23:45」(*1)→直通専用連絡バス(*2)→会津駒ヶ岳登山口
 (*1)
 浅草(23:45発)→北千住(0:00)→新越谷(0:14)→春日部(0:30)→会津高原尾瀬口(3:08着)
 (*2)
 会津高原尾瀬口(5:00発)→駒ケ岳登山口(6:00着)→尾瀬御池(6:30)→尾瀬沼山峠(6:50)
□帰り(8/23)
 会津バス 71「田島・檜枝岐・尾瀬」線
  駒ケ岳登山口(15:52発)→会津田島駅(17:30着)
 東武鉄道 特急リバティ会津154号
  会津田島駅(17:48発)→浅草駅(21:05着)
 *帰りのバスの時刻は以下。ただし16:42発のバスに乗ると終電間に合わず。
  駒ケ岳登山口(7:22/11:02/15:52/16:42発)→会津田島駅(9:00/12:40/17:30/18:20着)

■ルート概要
滝沢登山口から登り、中門岳までを往復する。登山口から割と急登が続く。水場を過ぎて標高1990mベンチを越えるあたりから、傾斜が緩やかになり、視界も開ける。駒の小屋以降は「山上の庭園」。

■コースタイム
・岳人『2025年6月』
駒ケ岳登山口バス停 -0:40- 登山道入口 -3:00- 駒の小屋 -0:20- 会津駒ヶ岳 -0:50- 中門岳 -(1:00)-
駒の小屋 -2:20- 登山道入口 -0:30- 駒ケ岳登山口バス停 (計8:40)
・山と溪谷『2025年1月』
駒ケ岳登山口バス停 -0:30- 登山道入口 -1:30- 水場 -1:30- 駒の小屋 -0:20- 会津駒ヶ岳 -0:50- 中門岳
-1:05- 駒の小屋 -1:00- 水場 -1:00- 登山道入口 -0:20- 駒ケ岳登山口バス停 (計8:05)
・山と高原『14尾瀬』(復路の中門岳−駒の小屋は予測)
駒ケ岳登山口バス停 -0:30- 登山道入口 -1:30- 水場 -1:30- 駒の小屋 -0:20- 会津駒ヶ岳 -0:50- 中門岳
-(1:00)- 駒の小屋 -1:10- 水場 -1:10- 登山道入口 -0:20- 駒ケ岳登山口バス停 (計8:20)
・JTB『日本百名山山あるきガイド上』
駒ケ岳登山口バス停 -0:30- 登山道入口 -1:30- 水場 -1:30- 駒の小屋 -0:20- 会津駒ヶ岳 -0:50- 中門岳
-1:05- 駒の小屋 -1:00- 水場 -1:00- 登山道入口 -0:20- 駒ケ岳登山口バス停 (計8:05)

■行程(YAMAP)
駒ヶ岳登山口バス停(6:15) -0:15- 分岐 -0:15- 分岐 -0:04- 滝沢登山口駐車場 -0:02- 滝沢登山口
-1:35- 分岐 -1:25- 駒ノ大池 -0:15- 会津駒ヶ岳(10:06) -0:45- 中門岳(10:51) -0:55-
駒ノ大池 -0:01- 駒の小屋 -0:01- 駒ノ大池 -1:05- 分岐 -1:15- 滝沢登山口 -0:02- 滝沢登山口駐車場
-0:04- 分岐 -0:10- 分岐 -0:10- 駒ヶ岳登山口バス停(14:34)
【計8:19/14.3km/△1433m/▽1433m】
 *11:00までに会津駒ヶ岳山頂に到着できなかった場合、中門岳はカットし、駒ヶ岳のみのピストンとする。

■エスケープルート
全体において:引き返す

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋
□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証
□現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □ライター □トイレットペーパー(□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ
□トレッキングポール □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □着替え・温泉セット □アイマスク □ネックピロー □耳栓)

■地図
25000分の1:「檜枝岐」「会津駒ヶ岳」
山と高原地図:「14 尾瀬」

■共同装備
救急箱:有紗。戸田が持ち出し。

■遭難対策費
100円×5名=500円

■悪天時
3日前までには判断

■施設情報
□山小屋
・駒の小屋
 会津駒ヶ岳山頂直下の山小屋。売店販売あり。
□避難小屋
 なし
□水
 滝沢登山口から会津駒ヶ岳までの道中1630m付近にあり。
□トイレ
 駒の小屋
□温泉
 国道352号を西に進むと「駒の湯」。東に進むと「森の温泉館アルザ尾瀬の郷」。
□案内所
・尾瀬・檜枝岐山旅案内所
 道の駅「尾瀬檜枝岐」の敷地内。ちなみにバス停の時刻は(15:54/16:44)

■備考
□日の出日の入り(8/23,檜枝岐村)
 日の出 5:06
 日の入 18:24
□連絡先等
 駒の小屋 080-2024-5375
 南会津警察署 0241-62-1140
 会津バス 0242-22-5560
 尾瀬・檜枝岐山旅案内所 0241-75-2432


会津駒ヶ岳ハイク記録
作成者:戸田悠介
■日程 8/23(土) 日帰り 予備日なし(8/22に夜行列車でアクセス)
■山域 尾瀬
■天気 晴れ
■メンバー
 CL戸田 SL梅津 ◯森本 ◯三島 ◯吉田
■共同装備
救急箱:有紗。戸田が持ち出し。山行中は三島さんが持ち歩いてくれました。

■総評
全体的に少し時間が押した状態での登山になったが、特段問題もなく進んで良かった。

■タイムスタンプ
駒ヶ岳登山口バス停 6:25
滝沢登山口 6:55
水場 8:23
駒の小屋 10:20
駒ヶ岳山頂 10:55
中門岳 11:37
駒の小屋 12:35
水場 13:50
滝沢登山口 15:01
駒ヶ岳登山口バス停 15:28

■ルート概況
・駒ヶ岳登山口バス停〜滝沢登山口
 登山口までは基本的に車道。近道もあるが、これは登山道。意外と勾配があり、道も細い。その上あまりショートカットになる気はしない。
・滝沢登山口〜水場
 樹林帯の登山道。水場までは、ずっとそれなりに勾配がある。岩場や鎖場などは一切なく、淡々と歩くのみ。
・水場〜駒の小屋
 少し傾斜がゆるくなってくる。植生が変わって、周りの木の背も低くなってくる。登山道は相変わらず、ただ歩くのみの道。
・駒の小屋〜会津駒ヶ岳〜中門岳
 登り下りが少ない湿原を散歩する。すべて木道の上を歩く。景色が素晴らしい。

■山行記(戸田)
 案の定、一睡もできなかった。列車は3時を少し過ぎて、会津高原尾瀬口駅に到着した。ホームの向こう側には、一日の運行を終えた普通列車が止まっていた。深い夜があたりを包んでいた。
 私は枕が変わるとあまり眠れない性分である。夜行列車で寝られるかも心配だった。ただ、特急列車のシートなら割と心地が良いのではないかと、希望的観測を抱いていた。しかし、見事に眠れずに、終点駅についてしまった。今日一日の登山行程は、日帰りにしてはハードな方である。幾つかの登山ガイドでは、山上の小屋で一泊することを勧めている。夜行列車で朝早くにアクセスし、一日を長く使えるから大丈夫だろうと立てた計画だったが、まともに眠れていないとなると話は違ってくる。少しでも睡眠時間を確保しようと、バスが出発するまで、仮眠を取るべくアイマスクをかけなおした。しかし、列車が駅に着いた後、後ろの車両へ移動する人がちらほら現れた。どうも後ろ車両のドアは開いており、ホームへ下りられるらしい。電車を下りる人が車両を移動する度に、自動ドアが低い重音を鳴らして開閉した。とても眠りにつけそうにないから、仮眠をあきらめて私もホームに降りた。
 外の空気は湿気ており、涼しいよりも最早寒い。会津駒ヶ岳がある福島県檜枝岐村は、8月でも夜の気温が20度を切る。会津高原尾瀬口駅は福島県南会津郡南会津町にあるが、ここでも夜は冷え込んでいた。冷房が効いた車内よりも、外の方が寒い。ホームを少し歩いたのち、冷えないように車内に戻った。
 すでに梅津君を除いたメンバーはみんな起きており、その四人で列車を降りた。深夜のホームには何とも言えない高揚感があったと思う。そもそも夜行列車に乗れることすら今では珍しい。いわんや深夜の駅のホームをや。みんなで夜空を見上げたが、眼鏡をかけても視力が低い私にはあまり星が見えなかった。ホームを少し散策していると、他の人々が駅から出ていき始めた。どうやらバス停に並び始めたらしい。車両に戻って荷物を整えると、梅津君も起きた。みんなで電車を去り、バス停へ向かった。
 バス停は駅の端にある。駅は小高い山々に囲まれていた。だんだんと空が白んできた。しかし、あたりは薄く霧に覆われており、遠くに目をやれば、やうやう白くなりゆく山際が見える。檜枝岐村は秘境として有名であるらしい。少し離れた南会津町でも、何となくそんな雰囲気を感じた。辺りを包む靄で視界は明瞭ではない。朝日は鋭くは差し込まず、遠景は朧に明るくなりだす。明白さを拒む風景に秘境らしさを見て取ったのだろうか。
 バスは5時10分に出発した。駅を少し離れると、山の合間を縫うような道を走り出した。バスの揺れが思ったよりも心地よく、寝不足も相まって眠りについてしまった。まもなく駒ヶ岳登山口に着くというアナウンスで目が覚めた。いつの間にか檜枝岐村に入っており、しばらくもせずに登山口バス停についた。
 バス停は国道沿いにあり、そこから登山道へ入ったところに公衆トイレがある。山のトイレにしては非常に綺麗である。ここから滝沢登山口までは、車も走るコンクリートの林道を30分弱歩かなくてはならない。マイカーで来れば滝沢登山口直下の駐車場にアクセスできるのだが、バスはそこまで乗り入れない。行きは途中で近道を使ったが、割と勾配があって道も細く、あまり登山道自体は手入れされていなさそうな印象を受けた。その上たいして時間短縮になっている感じも受けなかったので、帰りは車道をそのまま歩いた。
 滝沢登山口から、本格的な登山道が始まる。最初は急な階段を少し歩く。ここからヘリポート跡(Yamapでは地点名として出てこない。標高1350m付近である。)までは、勾配のある登山道を進む。登山道の雰囲気は奥多摩や奥秩父の鬱蒼とした樹林帯に近いと感じた。勾配のせいで疲れるのだが、地図を見ると全然進んでいないので、ちょっと憂鬱になる。このルートは最初の方が大変で、後からだんだん楽になるので、焦らずゆっくり登っていくのがよいだろう。ヘリポート跡には特に何の印もない。どこにヘリポートがあったのかもよくわからない。ただ、それまで登り続けていた登山道が一旦平らになり、少しひらけた場所にあるので、注意していれば気づくと思う。ここでひと休みした。次の休憩ポイントは標高1630m付近にある水場だが、ヘリポート跡から水場まではそれなりに距離があった。暑い夏にこの区間を一気に歩くのはかなり辛いと思う。あまりひらける場所も無いので、ゆっくり休むことは叶わないが、標高1500m付近で一回水分補給をした。水場までは、基本的に斜度のある樹林帯を淡々と歩かなければならない。ちょうどコースタイム同様に、滝沢登山口から1時間半ほど歩いて、水場についた。水場では長く休憩した。というか、私のせいで休憩が長くなった。というのも、水場についたとき、私はかなり体調が悪かった。行動食もあまり喉を通らなかった。寝不足のせいか歩いてても眠かったし、明らかにバテた感覚があった。メンバーに頼んで10分ほどベンチで寝かせてもらったのである。CLなのにしょうもないな〜とか考えながら横になっていると、少し体が軽くなった。このまま体調が悪化したら、会津駒ヶ岳山頂まで行けずに引き返すことになるかも、なんて一瞬考えたりもした。メンバーのみんなのほうが元気そうに見えた。さて、休憩を終えて歩き始めた。次の休憩場所は標高1800m付近がいいと思う。ここには「山頂まで残り◯キロ」と書いてある標識があってわかりやすい。実際には私たちは1800mのちょっと手前で、もう一回水分補給の小休憩を入れた。ちなみにこの辺りでちょうど、私は体調が回復してきた。ほっと胸をなでおろした記憶がある。1800m以降、周りの植物の背が低くなってきて、日光をもろに受ける。そのまま進むと1990m付近で周りの視界が開け、斜面の上に駒の小屋を眺める休憩スポットが現れる。景色もとても良い。ここからは湿原に敷かれた木道の上を歩くことになる。ここでは右側通行がルールのようだ。小高い丘を超える感覚で進むと、駒の小屋に到着する。駒ノ大池の畔にいくつかテーブルとベンチがあるが、奥に進むと、小屋の目の前にも同様にテーブルとベンチがある。駒ノ大池は隨分と浅い池で、雪解け水の透明さも相まって完全に澄み切っている。駒の小屋の売店では、500mlペットボトルが550円で売られていた。他にも百名山バッチや、限定Tシャツが販売されていた。
 さて、ここから山頂まではすぐである。ちょうど小屋についた後に雲がかかってしまったが、晴れることを祈って山頂に進んだ。木道は濡れていると滑りやすいため、山頂までは注意が必要だった。いざ山頂につくと、立派な標柱が建っている。ガスっていたのと、周りが木に囲まれていることもあり、あまり遠景は望めなかった。山頂到着は10時55分頃だった。11時までに着かなかったら中門岳をカットするとしていたが、ギリギリ間に合う形となった。逆にあまり余裕もなかったので、若干後の行程が心配でもあったが、Yamapによれば今のペースならコースタイムよりも早く、30分ほどで中門岳につくとなっていたので、とりあえず進めるところまで進むことに決めた。
 駒ヶ岳山頂から中門岳までの湿原は、このコース最大の魅力である。山頂を迂回する巻き道と山頂から中門岳へと降りてくる道との分岐では、動物の背のようになだらかな稜線が中門岳まで続いているのが見える。この頃からだんだんと空が晴れてきた。湿原にはちらほらと小さな池が点在しており、それに映る青空も美しい。ところどころにニッコウキスゲをはじめとする高山植物が咲いていた。ただ、時間を意識したうえで歩いていると、中門岳まで意外とすぐにはつかないことに気がついた。中門岳より北側は標高がぐんと落ちていくので、山頂がどのへんにあるのかは遠くからでもわかりやすい。湿原の散策が長く楽しめるということと同時に、それほど短時間で往復できるわけでもないということに気がついた。駒ヶ岳から中門岳への木道では、ちょうど真ん中の辺りに休憩スポットが一箇所ある。ここでは、今まで歩いてきた駒ヶ岳からの稜線と、向こうの中門岳までの稜線がどちらも眺められた。
 さて、天空散歩を楽しんでいるうちに中門岳の標識が見えてきた。ここには駒ノ大池と同じくらいの大きさの池がある。とても美しい。個人的には駒ノ大池よりもこちらのほうが好みである。しかし、ここからまだ木道が伸びている。というのも、中門岳の行き止まりまではまだ5分ほど歩く必要があるのだ。時間にあまり余裕もなかったが、切り詰めるほど追い込まれてもいなかったので、奥まで進んだ。結果、正解だったと思う。行き止まりのところに、展望台のような、4つほどベンチが置いてある場所がある。これまで歩いてきた稜線がずっと見渡せる。山上の湿原とそれがなす全体としての山景、それに青く住んだ空は、一枚の絵を思わせる。ここまで歩いてこそ、会津駒ヶ岳に登った意味があるだろう。
 さて、12時手前に下山を開始した。そういえばここまでの記録では淡々と山の様子や景色を述べてきたが、メンバー同士の会話に殆ど触れてこなかった。駒ヶ岳までの登りでは、歩くのがそれなりに大変だったこともあり、あまり会話がかわされたわけではなかった。駒の小屋が視界に入ってきた辺りから会話が弾むようになってきた気がする。今回の山行は、文系が四人、理系が一人というアンバランスな構成であったが、この文系四人がみんな文学好きだった。さらには、日本古典の話で盛り上がれるという極めて稀有なシチュエーションが成立した。百人一首や他の散文作品の話が上がった後で、駒ノ大池に近づくと、みんな揃って「古池や...」を思い浮かべていたようである。こんな調子で、湿原の散策にもなると、話の大部分が和歌だったり俳句だったりで埋め尽くされるようになった。ちなみに唯一の理系である梅津くんだが、心配して聞いたところ、普通に古典の会話が楽しかったとのこと。森本さん、三島さん、吉田さんの47期御三方は本当に古典知識が豊富で、繰り広げられる会話のレベルが高い。聞いているととても楽しいのだが、何かと忘れてしまっている自分の記憶の欠陥とか、そもそも知らない知識とか、そういうものがたくさんあることに気付かされる。古典、もっと勉強しよう。私はそんな気分になった。
 中門岳から駒の小屋までは、駒ヶ岳山頂をパスする巻き道を使った。この道は「絶対滑ります!」という標識で有名なのだが(Yamapにそんな記録がたくさんあった)、そもそもその看板を見落としたようである。確かに、一部木道は朽ち果ててたり、もう斜面側に落ちていってしまっているところもあったのだが、総じて良い状態に保たれていたと思う。特に転びそうなところなど無かった。木道整備をしてくださったのだろうか。この区間では、もうずっと、晴れ晴れとした空の下を歩くことができた。駒の小屋手前で振り返ると、中門岳から歩いてきた道がよく見える。時間も問題なさそうであったし、とりあえず山行のメインスパートが無事に終わって、少し早く感無量、といったところだった。
 駒の小屋で少し休憩をしてから、本格的に山を下ることとなった。小屋手前の斜面を下って、そろそろ樹林帯に入ろうかというところで、2人の小さな男の子にすれ違った。お父さんも登ってきた。振り返ると、湿原の丘の上にメルヘンな山小屋、そこまで伸びる木道を小さな子どもが二人歩いていっている。童話にでもありそうな、牧歌的でのどか、そして爽やかな絵であった。
 ここからはただ来た道を戻っていくだけである。下りも文学の話や、他にも普通の、日常生活の話などが上がったと思う。おしゃべりを続けて登山口にまで戻ってきた。
 さて、最後に下山連絡用のメッセージを考える必要があったのだが、せっかくここまで百人一首や奥の細道の話が上がっていたのだからそれっぽく締めたい気がしていたので、下山中に、みんなで歌をつくろうという話になった。実際にしっかりとした形ができあがったのは、最後の林道を歩いていたときだと思う。と言っても、私と梅津くんは後ろについて歩いていただけで、歌は森本さん、三島さん、吉田さんで作ってくれた。ちょうど歌が完成した頃に、駒ヶ岳バス停まで戻ってきた。無事下山完了。晴れ晴れしい気持ちでいっぱいだった。
 「見渡せば 蒼の山々 空の青 池に映れり 夏の会津駒」

■感想
CL戸田
・夜行列車は楽しい。だが、私は、登山前に乗るのはこれからやめようと思った。
・最初は特に体調良くないって感じでしたが、良くなってほんとに安心した。
・駒の小屋が見えるあたりからは心が踊った。一気に世界観が変わって良い。
・湿原の散策は最高。こういう登山をもっと計画していきたいです。
・古文の話ほんとに楽しい。こういう山行を待っていたんだよ。
・楽しく一緒に登ってくれた皆様、本当にありがとうございました!
SL梅津
皆さん気が合うみたいで楽しそうにしていました。僕もすごく楽しかったです。今回の文学山行、高低差が大きく疲れましたがそれに見合うだけの景色だったと思います。皆さんありがとうございました。
◯森本
・夜行列車に初めて乗りました。「津軽海峡・冬景色」でしか知らない世界だったので新鮮でした。素敵な旅を企画してくれてありがとうございました。
・2000m超えの山は久々でしたが、やはり景色が素晴らしいですね。植生が変わっていくのも体感できて面白かったです。
・古典や和歌や文豪の話で盛り上がって最高に楽しかったです!みなさん本当にありがとうございました。
・歌枕巡礼山行とおくのほそ道やりたい…!
◯三島
最初の登りと下りの後半は厳しかったですが、中盤は視界が開け、雄大な景色が見られてとても楽しかったです。ありがとうございました。
◯吉田
今まで登った山の中で1番高かったので登る前は不安でした。登り切ることが出来て本当に嬉しかったです。最初の傾斜がかなりキツく、その時は先が思いやられましたが、その後は楽しく登ることができました。特に頂上付近の景色は素晴らしく、来て良かったと心から思いました。また皆さんと話す中で多くの学びを得られたのも嬉しかったです。