2025/11/9 三峯五禅頂
三峯五禅頂計画書 第二版
作成者:武田練真
■日程 11/8-9(土-日) 一泊二日 予備日なし
■山域 日光
■目的 修験、紅葉
■在京責任者 江川
■在京本部設置要請日時 11/9 21:00
■捜索要請日時 11/10 8:00
■メンバー ( 2人)
CL武田(47) SL佐藤(46)
■集合:東武線新鹿沼駅
佐藤、武田:16:01のバスに乗れるように
■交通
□行き:11月8日(土)
バス:東武新鹿沼駅バス停(…/16:01/17:06/18:36)→古峯神社(…/16:52/17:57/19:27)
□帰り:11月9日(日)
バス: 中禅寺温泉バス停 (…15:00/15:30/15:50/16:28/16:35/17:00/17:20…20:02)
東武日光駅 (…15:36/16:06/16:26/17:04/17:11/17:30/17:56…20:38)
JR日光駅 (…15:40/16:10/16:30/17:08/17:15/ なし /18:00…20:42)
■行程
※土曜は登り口の駐車場(下界)で野宿
1日目 9:29/15.7km/△1677m/▽1076m
駐車場 -0:10- 分岐 -0:07- 地蔵岳登山道入口 -0:50- 林道終点 -1:15- ハガタテ平 -0:40- 地蔵岳
-0:15- 分岐 -0:25- 夕日岳 -0:20- 分岐 -2:10- 細尾峠 -2:00- 分岐 -0:15- 分岐 -0:04-
茶ノ木平 -0:58- 駐車場
■エスケープルート
地蔵岳まで:引き返す
地蔵岳~夕日岳~茶ノ木平付近:
細尾峠から南に下る→栃木平バス停~東武日光駅(バス終便18時31分)
茶ノ木平以降:進む、もしくは明智平に下山
分岐(細尾峠の一つ後) -0:50- 展望台駅
展望台駅 -0:03- 明智平駅(最終便15:30)片道600円
明智平バス停 -0:15- 中禅寺温泉(最終便18:40)片道290円
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具 □帽子 □軍手/手袋 □タオル □水 □行動食
□非常食 □ゴミ袋 □カトラリー(フォーク、スプーン類) □コッヘル(食器) □ライター □トイレットペーパー
□着替え・温泉セット□ヘッドランプ □予備電池 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書
□学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □ (□モバイルバッテリー □サングラス □歯ブラシ
□トレッキングポール/キャップ □サポーター/テーピングキット □熊鈴 □コンタクト/眼鏡)
■地図
25000分の1:「男体山」「足尾」「鹿沼」
山と高原地図:「20.赤城・皇海・榛名 袈裟丸山・足尾山地」
■共同装備
テント
・エアライズ4 no.3: 武田(谷川柄杓から引き継ぎ)
なべ
・小桜: 佐藤(日光から)
ヘッド
・緑8: 佐藤(日光から)
カート
・2つ:パワープラス大140%分:佐藤
調理器具セット
・ガジャマダ(包丁まな板無し): 佐藤
救急箱
・六次元: 佐藤
熊スプレー
・アンタロマ: 佐藤
※降雪状況に注意(軽アイゼン、チェンスパ追加?)
■食当
夜 武田(こうすけさんを除く二人分)
朝 佐藤
アレルギー等:きのこ(苦手)
■遭難対策費
100円×3名=300円
■悪天時
前日までに判断
■施設情報
□山小屋:なし
□避難小屋:なし
□水: 4km地点に水場があるとの記載あり(YAMAP)
始めの4km以外は沢沿いでないため水確保は厳しい
□トイレ:
古峰神社駐車場トイレ(登山口付近)
奥日光インフォメーションセンター、華厳の滝駐車場トイレなど(下山口付近)
□温泉:中禅寺湖畔に数店
■電波状況
地蔵岳、薬師岳、細尾峠入りそう(キャリア不明)
docomo(佐藤):
楽天mobile(武田):
■備考
□日の出日の入り(11月7日栃木県)
日の出:06時10分
日の入:16時39分
□連絡先等
日光警察署: 0288530110
鹿沼警察署: 0289620110
奥日光インフォメーションセンター: 0288550880
東武バス日光中禅寺案内所: 0288550345
古峯神社: 0289742111
関東自動車(株)鹿沼営業所: 0570031811
三峯五禅頂山行記録
作成者:武田
■日程 11/9 (8前泊)
■山域 日光
■天気 曇り→小雨→曇り
■メンバー
CL武田(47) SL佐藤(46)
■共同装備
持ち出し、携行、持ち帰りは全て同じ人が行った。
テント
・エアライズ4 no.3: 武田
なべ
・小桜: 佐藤
ヘッド
・緑8: 佐藤
カート
・2つ:パワープラス大140%分:佐藤
・1つ:パワープラス小:武田 →使い切ったため廃棄
調理器具セット
・ガジャマダ(包丁まな板無し): 佐藤
救急箱
・六次元: 佐藤
熊スプレー
・アンタロマ: 佐藤
■総評
古道歩きの楽しさと会話の楽しさを改めて感じる週末になった。雨予報で一時は中止も検討した山行だったが、結果雨はほとんど降らず、紅葉の中日光の修験道を楽しめる良い山行になったと思う。一方で、初CLとしての反省は多く、学びある山行でもあった。
■タイムスタンプ
4:30 古峯神社駐車場
4:40 林道入口
6:20 ハガタテ平
6:45 地蔵岳
7:15 夕日岳
8:35 薬師岳
9:10 細尾峠
10:40 茶ノ木平
11:15 中禅寺湖バスターミナル
計6:40 (休憩0:56, 16.1km, 1591m, 1029m)
■ルート概況
【林道始点〜ハガタテ平】
林道の終点までは困難はない。林道終点から登山道が始まると、様々な林道と道が交差して道の選択をする必要がある。
さらに、登山道から谷筋に沿ってハガタテ平に向かう分岐ポイントが非常に難しいので注意が必要。始めは林道に沿って歩いたが、GPSを見て方向がズレていることが発覚した。引き返して渡渉ポイントで地形図とGPSを頼りに沢沿いに登った。だが実際のところ途中まで踏み跡が見当たらず、歩ける場所を探して斜面を登る形になった。SLの経験値を考慮するとここの分岐は本当に難しいのだと思う。なお、沢沿いで歩ける場所を探して登っていくと、やがて踏み跡が出てくる。
また水場については、先述の分岐のものを越えると茶ノ木平まで水はない。
【ハガタテ平〜地蔵岳〜夕日岳〜薬師岳〜茶ノ木平】
この区間を通して、ほぼ道の状況は変わらない。低い笹薮の中、かなり明瞭な踏み跡をトレースしていく。分岐で間違えなければ道迷いのリスクは低そうだった。
アップダウンが多いが階段はない。たまにかなりの斜度の急登がある。笹の中をトラバースすることもあるが基本は尾根上を歩く。岩場やキレている個所はないが、細い木の根がでこぼこしていて(特に濡れていると)滑りやすいうえ、落ち葉も多く落枝が見えないので歩くには若干注意が必要。また、道は樹林帯で展望が開ける場所はない。この時期は葉の落ちた木々の間から男体山を望むことができる。
【茶ノ木平〜中禅寺湖】
ここまでの行程と比べ整備されている感じがする。木製の階段でずっと中禅寺湖に向かって下るだけ。
この区間で初めて人を見た。ここまでのルートを歩く人はかなり少ないと思われる。
■山行記
0日目(佐藤)
15時過ぎ、新鹿沼駅で武田練真と合流した。16:01発のバスまでどう過ごそうか。片道徒歩27分の富士山公園の展望台にでも行こうか思ったが、日光方面がガスっていて展望がなさそうなのでやめた。代わりに近くのヨークベニマルへ。値下げ品コーナーを漁り、2人揃って半額以下になったパンを購入した。まだ暇を持て余し、駅前のシウマイの看板に顔をはめて遊んだ。漸く乗ったバスは夕暮れの中の田舎道を進んでいった。前に座る練真がスペイン語の教科書を読んでいた。今年度末の南米自転車旅に向けた勉強らしい。面白い。
17時に古峯神社バス停に降り立った頃には大分暗くなっていた。一先ず、古峯神社を参拝する。真っ赤に染まった広葉樹に囲まれた参道が美しかった。参拝後は野宿適地を探す。お手洗いの小屋の裏や、バスの待合所の横、駐車場などを彷徨い、最終的にはだだっ広い駐車場の端っこをお借りすることに決定。自分は人生初の野宿にドキドキワクワクであった。夕食は練真がむかごご飯を作ってくれた。むかごと生の鶏肉の塊を入れて一緒に炊いた後、塩と醤油で味を整えた。丁度良い炊き上がりだった。あまりの美味しさに、こうすけさんも来られればよかったのになあ、と呟いてしまう。
気がつけば周囲は真っ暗である。明日の天気を確認すると、前回の更新より悪化していた。9時に1.9mm、12時に2.6mmと、降られるのは避けられなさそう。なるべく午前中に歩きたいので、明日は4:30起床、5:00出発とした。今日は2人なのにエアライズ4を使用しているので、大の字になれそうな広さで快適〜。しかもそこまで寒くもなく快眠できそうだ。18時半前には目を瞑った。
……しかし、全く眠れない。なぜかというと、熊に出会ったときのシミュレーションを脳内で始めてしまったからだ。熊に襲われる場所、負傷の程度、電波の有無など、考えられるケースを片っ端から挙げて対処法を考えていた。想像すると恐ろしくなってきて本当に眠りにつけなくなってしまった。睡眠時間がなくなることに焦り羊を数え始めたがあまり意味はなく、熊のことを考えたり羊を数えたりしながら、眠りに落ちるのを待った。
1日目(武田)
3時30分。
更紗が本日の枕・十勝バタースティック(以下本文で「枕」と略記)から頭を上げる音がした。かの敷島製パン株式会社もまさかパンを枕にされるとは考えなかったのだろう、袋に「本来の用途以外に使用しないでください」との記載はなく、その職務怠慢の余波を受けた「枕」は、可哀想にぺちゃんこになって潰れていた。
朝食はテントで更紗のおでんを食べた。おでんは、竹輪麩が主食にカウントされていること以外は非の打ち所がなく、朝からとても元気になった。私が手伝ったつもりで手でちぎった竹輪麩は通常と比べてかなり長かったが、美味しく食べてくれたので安心した。具は、もち、卵、練り物、餅巾、竹輪麩、大根が入っていた。なお、繰り返すが竹輪麩はただの麩であって、主食でないことをここで強調しておく。
5時出走予定のところ、4時30分に出走。
始めは林道を登っていく。私のヘッデンの充電が切れたこと、またCLがあまり行程を把握してなかったことなど、主に私のせいなトラブルが生じたが、更紗が色々把握してくれていたので耐えた。
ハガタテ平までは沢沿いを登り、そこからはずっと稜線を歩いていく。この、ハガタテ平に至る道は難易度が高めだった。分岐の入り口がよく分からず、踏み跡もどこか分からずルート探しが難航した。地形図とGPSを見つつ、適当に山を歩いていくとやがて踏み跡にたどり着いたが、結局正解はよく分からなかった。本山行の目的は修験道のトレースなので、良い修験をした形になったと言えるのかもしれない。
ハガタテ平から地蔵岳→三ツ目→夕日岳、と歩みを進める。
特筆事項は、途中で更紗が「枕」を食べ始めたこと、夕日岳で雨が降り始めたこと、の2点くらいだろうか。いつの間にか更紗が先頭を歩き始め、怠惰な私はこれ幸いと彼女の後ろを歩くことになった。
歩くペースが丁度良く、ずっと何かを喋っていたが今となっては詳しい内容が思い出せない。大まかな内容は、山と自転車と18きっぷ旅と、研究室と親の趣味と恋愛観とお風呂と野宿と補給食とオーケストラと修学旅行と、その他雷鳥会員の話、などだったと思う。個人に関する細かい話はさておき、結論、山と恋愛は両立できれば嬉しいが、それでも「僕には山があるので」ときっぱり言えるような人だけが成し遂げられる偉業があるのだと知った。厳しい。
遠くに見えていた男体山が雲の中に消え、弱い雨に打たれた落ち葉で足元が覚束ない。
そんな中夕日岳→細尾峠へと笹の中を歩みを進め、さらに細尾峠→茶ノ木平と歩く。
このあたりから雨が止み、日光の紅葉した山々と、霧に見え隠れする男体山が拝めるようになった。茶ノ木平まではアップが続き、静かな林内を休憩を入れながら登っていく。あまり休憩らしい休憩は全行程を通してあまり取らなかったのだが、それはそうと今回は休憩のときに割引きシールまみれの補給食をトレードし、また、私がおにぎりに混ぜていた自家製トウモロコシを更紗が興味深そうに見ていたので二粒あげた。綺麗な粒を選んで献上したつもりだったが、いくら綺麗とは言え白米をかさ増しするための雑穀をお渡ししているにすぎず、その様はかつて中央政府になけなしの年貢米を献上していた農民にそっくりで、また、戦時中に一般市民が軍に向かって麦を差し出しているのと何ら変わらず、あとから考えてみると中々に奇妙な行為である。
さて、話を戻すと、茶ノ木まではずっと笹が生えていて山道の雰囲気がとても良かった。茶ノ木平から、若干冠雪している男体山や日光白根山を見つつ下っていると、中禅寺湖に着いてしまった。こんなに早い時間に着けたのは、途中から前を引いてくれた更紗のおかげだ。
想像より3時間くらい早い11時30分に中禅寺湖畔から下山連絡を入れ、華厳の滝と、おなじみG7のモニュメントを観光する。雨は降っていなかった。
あとはビジターセンターで時間調整して、12時10分のバスで日光市街へ帰った。バスの中で私の補給食と更紗の「枕」をトレードしたら、おまけとして怒り顔のサクサクパンダが私に付与された。私の何がお怒りパンダを渡してもらうに至ったのか思い当たる節はありすぎだったが、とにかくこれがあるべき喜捨の姿で、トウモロコシの粒を渡すなんて言語道断だなぁなどと思いながらいろは坂を下るバスの車窓を眺めていた。どうでもいいがパンダはとても美味しかった。
あとは、バスから降りた途端私の右膝が痛み出したことなどを経て、無事に東武線で帰京した。
さて、今回が私にとって初CLだったわけだが、CLの皆さんがどれほど大変な仕事をしていたのか、また、どの程度詰めておかないと会の山行として成り立たないのかを十分に理解することができた。私は4年で入会した都合上、先輩から「練真は強いから〜」のようなお言葉をいただくことが多い。ただ、強さは必ずしも当人の体力や速さ、登山回数などで決まるわけではなく、今回の山行では自分の山人としての足りない部分が本当によく分かった。これから精進したいと思います。
最後に、当日たくさん助けていただき、また山行中めちゃくちゃ楽しませてくれた更紗46さんと、計画段階で非常にお世話になった斉藤45さん、在京の江川46さんに改めて感謝の意を表し、二日目の記録とさせていただく。
お疲れさまでした。
■感想
CL武田
・天候が思ったより悪くなく、無事に終わって良かった。
・今回は色々助けてもらいすぎた。
・山でのコミュニケーションは楽しい。
・生うどんを食すのを公表してしまったのは不覚
SL佐藤
・大好きな笹原が永遠に続いて幸せだった。
・生うどんを加熱せずに食す仲間を見つけて嬉しい。
・クマさんに遭わずに済んでよかった。
・ずっと喋っていて、長いはずの行程もあっという間だった。
・竹輪麩は小麦粉なので主食です。
・女峰男体が雪を被っていました。