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- 北海道北東部、オホーツクに突き出るように位置する知床半島。 その先端の知床岬は知床に見せられた旅人達にとって憧れの地であり、 背骨ともいうべき知床連山は、斜里岳、羅臼岳、硫黄山以外は薮山を志す者からは 「薮ラーの聖地」と一部で称されているようであり、またその一角にある知床岳は 日本最難の一等三角点の山として有名とされているらしい。
- いづれにせよ、両側に北の海と北方領土の灯を見ながらハイマツの海が広がる稜線、 そしてヒグマやオショロコマといった命溢れる森を有する知床の山は、難しく飾り 立てずとも魅力溢れる存在であることにはかわりはない。
- 今回は、知床岳・知床岬を中心に連山先端部の縦走を試みた。毎年少数のパーティー が入山しているようだが、はっきりとしたトレースを期待することは難しく、 逆に自分達の山歩きを体現できる山であった。山行自体は、おおよそ天候その他の 条件に恵まれ、比較的苦労することも少なく、知床の真髄に触れた気がするものと なった
尚、知床岬周辺は国立公園特別保護地区となっており、立ち入りは禁止されてい ることを付言しておく。